偏差値40からの東大合格ストーリー
inter-edu's eye
入学前の偏差値は「40以下」と「45前後」。通塾なしの授業一本!!
6年前、足立学園に入学した2人は着実に、そして飛躍的に成績を伸ばし、今年東京大学に合格しました。「足立学園に入るとなぜこんなにも偏差値が伸びるの?!」インターエデュは、東大合格者を輩出した足立学園を訪問し、合格者2人のインタビューと、指導にかかわった先生方、校長先生の話から、足立学園の「力を伸ばす」教育に迫ります!
2014年度合格実績
※2014年3月10日時点のもの
国公立大学 計19名
- 東京大学2名
- 筑波大学2名
- 北海道大学1名
- 千葉大学2名
など
主な私立大学
- 慶応大学3名
- 早稲田大学11名
- 国際基督教大学1名
- 上智大学3名
- 東京理科大学12名
- 明治大学27名
- 立教大学20名
- 青山学院大学6名
- 法政大学51名
- 中央大学16名
- 学習院大学18名
東大現役合格! 足立学園卒業生にインタビュー
東大合格おめでとうございます。まずは、合格した今の気持ちを教えてください。
嬉しいですけど、まだ実感がわかないですね。というのも受験勉強をスタートした時点の模試で東大E判定でしたから。
受けた感触では、(合格は)厳しいかなと思っていたので、驚いたというのが感想です。ほかの大学に行く心積もりでした。
東大受験を考えたのはいつごろからですか? また東大を目指したきっかけは何ですか。
高2の夏ごろです。日本一の国立大学ですし、自宅に近いというのもあり、受験を決意しました。冗談半分かもしれませんが、親から「東大を目指したらどうか」と言われたことも後押しとなりました。
ぼくは高3はじめの二者面談です。担任の先生に「今から全力を出して目指してみないか」とアドバイスをもらったのがきっかけです。先生の一言がなければ東大受験をしていなかったかもしれません。
ズバリ!東大合格の勝因は何だと思いますか?
学校の授業で英語の基礎力が身についたことです。難しい演習にすぐ手を出すのではなく、まず英文の基本構造を理解しました。音読を重視した授業や英検取得目標も大きな力となり、東大合格に堪えうる英語力につながったと感じています。英語は、能力が身につくまでに時間がかかる科目。中1からの授業の積み重ねで、いつの間にか得意になっていた分、苦手な数学に時間を費やすことができました。
どの教科も基本的なことをしっかりと勉強したことです。あたりまえのことを地道にかためていく先生方の指導のおかげで塾に通わず力を伸ばせました。
足立学園は主要教科の授業時間が公立中学の1.5倍だそうですが、大変だと感じたことはありませんか?
慣れれば大変だとは感じないです。むしろ、「やるときはやる」というメリハリが身についたと思います。
忙しい、多いと思ったことはありません。中学に入ってから成績が上がり、キープできたことも勉強するうえでのモチベーションにつながりました。
中高6年間で一番成長できたことは何ですか?
計画を立て、実行することです。大学を合格するためには、志望校のレベルと自分のレベルを正確に把握し、残りの日数からやるべきことを計算・実行することが大切だと思います。この力は、学校で学習計画(右図参照)を習慣づけたことにより中1から徐々に身についていったものだと思います。
精神面で落ち着いたことです。感情的な部分もあったのですが、友だちとの関係を通して穏やかになったのではないかと思います。また、先生からは学習指導だけでなく、時間を守ることなど生活指導をしていただいたおかげで、毎日の生活にメリハリをつけることができるようになりました。
足立学園の良いところは何だと思いますか?
人間関係が自由で、楽しく生活を送れるところです。クラスメイトの良いところを認め合える環境は、東大を受験するうえで精神面の支えになってくれたと思います。
とても雰囲気が良いです。中高一貫で同じ先生から教えてもらうことができ、安心して授業を受けることができました。
生徒同士や先生と生徒の心の距離がとても近いんですね! すてきなお話をお聞かせいただきありがとうございました。
先生方に聞いた! 東大合格に堪えうる教育システム
大学受験は団体戦
「団体戦です」。進路指導部長の馬止先生は、大学受験を一言でこう説明します。足立学園では、高2になると国立、私立の選抜クラスを設けます。「選抜クラスは誰もが入れるわけではないので、入れたことで自信を持つ」と馬止先生は補足します。クラスメイトが同じ志を持ち、お互い士気を高め合いながら合格を目指すのです。
男子校ならではの雰囲気の良さも学習意欲を後押ししてくれます。「男子だけの環境は、飾らず素のままでいられる。楽しくなければ勉強どころか学校に行く気も失せてしまうので、学校の雰囲気は大切です」。
そして、この団体戦をサポートするのは、面倒見の良い先生たち。年に3回二者面談を行うほか、三者面談や必要に応じて個別指導も行っています。東大に合格した2人の担任および英語の教科担当である寺川先生は、「生徒の能力に応じて、適宜アドバイスを送ります」と個別指導の必要性を説明。「英語では、英検取得目標を設けています。中1で5級、中2で4級、中3で3級をほとんどみんな達成しています」と、その指導成果についても語ってくださいました。
目指すは「東大」「現役90%」「GMARCH200人」
学園全体で合格に向かうために、寺内校長先生は「東大にコンスタントに合格」「現役90%」「GMARCH200人」の目標を掲げています。「3つの目標を達成するために、昨年から進学指導を徹底し、今年は大学合格者数が過去最高を更新しました。目標達成までまだまだですが、少しずつ実を結びはじめていると感じています」。
また、「大学合格だけではなく、人の役に立つ人材を育てていくことも教育の基本」と加えます。「海外で困っている人たちのために働いたり、被災地で子どもたちに学習支援したり、多くのOBが活躍していることが嬉しいですし、このような人材を育てていきたいと思います」。
最後に、これから中学受験を考えている人たちにメッセージをお願いしました。「学力は、入学してから身につければいいと考えています。意欲を持って入学してくれたら大歓迎ですし、大きな成長を遂げることでしょう。男子だけで仲良くのびのびと生活を送り、強くたくましい、品格・優しさを兼ね備えた男子を目指します」。
編集者が見たポイント
飛躍的な成績アップで生徒を東大現役合格に導く足立学園。その秘密は、男子校という心地よい環境で、あたりまえのことを地道に行い重ねる日々にあるようです。しかしながら、このインタビューだけでは伝えきれない点がまだまだあると感じました。これから難関国公立をめざす特別クラスも始動するとのこと。みなさまにも、イベントや説明会への参加をとおして、その目で確かめていただきたいと思います!
イベント情報
日程 | 時間 | 対象 | |
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入試報告会 | 4月26日(土) | 10:00~ | 中学のみ |
体育祭 | 5月20日(火) | 9:30〜 | 中学・高校 |
オープンキャンパス | 5月24日(土) | 14:00~ | 中学のみ |