放射性物質大量放出３月１５日、子供達、何してましたか？｜掲示板スレッド

「3/21 柏市を汚染した放射能プルームについて」と題されたレポートによると関東圏での3/15の放射線量上昇は主にキセノンXe133が主成分だったようです。

キセノンは体内に吸収されない希ガスのため、キセノン分は体内被曝は考えなくても良いのです。
その証拠に、Xe133には吸引・経口共に実行線量係数(Bqから体内被曝分をSvとして変換する為の各放射線核種に割り当てられた係数)がありません(０とされています)。

また花粉の様な粒子ではなくガスなのでマスクの効果はあまりありませんが、キセノンの放射線は弱いγ崩壊だけでしかも外部被曝分だけなので他の放射性物質と比べると安心して良いです(ヨウ素の様に甲状腺など特定部位にたまることもありません)

キセノンは半減期が5日と短いため3/21に(ヨウ素・セシウムが主成分の)放射性物質が降るまでの数日間、急激に平常値まで線量が減った点も説明がつきます。(ヨウ素も半減期8日と短いですが、実際はβ崩壊した後に半減期12日のキセノン131と言う別の放射性物質に変わるので半数が安定状態になるまで20日かかります)実際21日以降は15日以降と違い、線量の低下がものすごく緩やかになってしまいました(6月現在でもまだそれを引きずっていて正常値まで減っていません)

難しく書いてしまいましたが、つまり、
「15日に関東を襲ったの放射性物質は21日に降った第二派と比べると成分的にはタチが良い」という事です。

15日外で遊ばせてしまい落ち込んでる方へ 　さま

詳しいご説明をありがとうございました。
少しご安心なさった方も多いかと思います。

質問がございます。
ご紹介いただきましたリポートですが、私も拝見したいと思います。
ソースを教えていただけましたらうれしいです。

文科省ＨＰから、WSPEEDIによる３月１５日の拡散予測を参照しますと
放射性物質（ヨウ素、セシウムなど）および放射性ガス（キセノンなど）の
拡散状況が推定できます。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/06/wspeedi.html
ちなみに文科省ＨＰの空間放射線データと突き合わせると
この予測計算はかなりあたっているように思われます。

このとき、どれだけの被爆をしたかを推定するため、
公的機関のデータが揃っている日本分析センター（千葉県千葉市稲毛区）
における内部被爆とサブマージョンを計算してみました。
http://www.jcac.or.jp/

サブマージョンとは何ですか？
http://trustrad.sixcore.jp/submersion.html

放射性希ガスを吸い込むと呼吸器内から被爆し、これをサブマージョンと言うようです。
放射性キセノンの実効線量率定数は、ヨウ素やセシウムより小さく
Xe-133: 1.2E-10[Sv d-1/Bq m-3] （出典はICRP 68 付属書D）
とされています。しかし、原発事故初期の放出量は多いため、無視できない被爆になります。
　
希ガス濃度と空間線量（p　d　fの間隔は詰める）
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/nodo.p　d　f
　
粉塵、降下物、水道水の放射能
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/taiki_kouka.p　d　f
　
被ばく量計算まとめ
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/hyouka.p　d　f
2011/3/14～5/14の２カ月累計（内、3/14～3/22）
①空間放射線による外部被ばく　２３６μＳｖ
②呼吸による内部被ばく（粉塵）　７３μＳｖ（３２μＳｖ→3/15、3/21頃にﾋﾟｰｸあり）
（以下、計算結果を追加）
③呼吸による被ばく（キセノン）　２８μＳｖ（２８μＳｖ→ほぼ3/15の被爆と推定）
④水道水による内部被ばく　　 　２０μＳｖ　　　２Ｌ/日にて計算
　
日本分析センター（千葉県千葉市稲毛区）の放射線
http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/senryo_2011_3.p　d　f
これで上記のとおり「外部＋内部＋サブマージョン」の合計０．３４ｍＳｖ／２カ月、
うち3/14～3/22の呼吸による内部被爆＋サブマージョン６０μＳｖです。
　
SPEEDIや放射線データと行動を思い浮かべて推定するしかありませんが、
首都圏でもピーク時間帯に屋外でスポーツをしていたりしたら公衆の被爆限度１ｍＳｖ/年を
3/15だけで超えてしまう恐れもあると思います。
逆に屋内退避していた人は、上記の計算よりだいぶ少なくて済んだのではないでしょうか？

そうしたことに活かすべきだったＳＰＥＥＤＩを出さなかった政府の責任は重いですね。

すみません。要点のみ再投稿します。

①放射性希ガスによる呼吸器内の被爆をサブマージョンと言うようです。
②日本分析センター（千葉県千葉市稲毛区）での放射性希ガス濃度が公表されており、
　これによる被爆（サブマージョン）は２８μＳｖと計算されます。
　3/14-22の期間ではヨウ素やセシウムの呼吸による内部被爆はサブマージョンと同程度です。
③実際の被爆量は、3/15頃の行動によって大きく変化したはずなので、
　WSPEEDI推定結果を公表しなかった政府の責任は重いですね。

訂正：首都圏で公衆の被爆限度１ｍＳｖ/年を3/15だけで超えることは考えにくいと思いますので訂正します。

あなたのIDを検索にかけると、東京の公立小学校にお子さんを通わせながら、関西の人気番組も見ていらっしゃるようですが。行ったり来たりされているのですか？

疑心暗鬼さんさん

関東在住ですが、関西の人気番組見てますよ。

youtubeによくＵＰされてますから。

ここの掲示板にも貼ってくれる人いますよね。

見てる人多いと思いますけど

【2161853】「疑心暗鬼」さんが説明されている「希ガスによるサブマージョン被曝（＝体外＆肺内からの外部被曝）」
について、旬な話題の「子供の年間放射線許容量が２０ｍSｖ？？」スレとその続編で、長い間議論が続けられてきました。

そのまとめがブログに掲載されています。
http://takopunch.blog27.fc●2.com/blog-●entry-56.html　（←●を削除）
出典やデータも数多くリンクされていて、内容的には難しいですが、わかりやすく説明されているので
順を追って読めば理解が進みます。以下にほんの一部を抜粋引用します。


小佐古内閣官房参与の涙の辞任を覚えていらっしゃるでしょうか。
会見でこそ、口にされませんでしたが、辞意の理由について説明した辞意表明文書内において、
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初期のプリュームのサブマージョンに基づく甲状腺の被ばくによる等価線量、とりわけ小児の甲状腺の
等価線量については、その数値を２０、３０ｋｍ圏の近傍のみならず、福島県全域、茨城県、栃木県、
群馬県、他の関東、東北の全域にわたって、隠さず迅速に公開すべきである。
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と訴えられました。


上記文章内にある、小佐古教授が示唆する重大な”事実”とは、
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震災初期の原発爆発時に発生した大量の放射性希ガスは、関東・東北全域に放射性雲となって広がり、特に
子供の甲状腺にとって無視出来ないレベルの被ばくをもたらした。
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という”未公開の事実”でした。


「子供の年間放射線許容量」を決める上で、決して無視してはならない“未公開の被ばくの事実”。

この重大な数値の、迅速な公開を求めなければなりません。
（「疑心暗鬼」さんのされている実効線量率定数による計算も一つの拠り所になると思いますが、
風向き・地形を考慮した拡散予測はSPEEDIなどによる計算が必要かと思われます。）