純心の英語は一生もの! 学習に弾みがついたターム留学

純心の英語は一生もの! 学習に弾みがついたターム留学

inter-edu’s eye

東京純心女子中学校・高等学校(以下、純心)が開校時から大切にしている英語教育。その独自のカリキュラムは純心の人気を支える理由の一つですが、昨年度からは新たにターム留学を実施するなど英語教育はますます進化しています。今回は純心の英語教育に対する先生の思いや、第1回目のターム留学を経験した生徒のお話をうかがいました。

学校公式サイト≫

「英語の回路」を身につけるトレーニング型授業

異文化が身近になった今、英語は必要不可欠なツールです。2020年度から導入される「大学入学共通テスト」など、さまざまな場面で「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能が必要となる時代になりました。純心では6年前から英語教育を改革。「英語の回路」を身につけるトレーニング型の授業を英語科主任の三田先生は「実技科目」と称するほどです。

純心の英語教育を語ってくださった、英語科の三田先生
純心の英語教育を語ってくださった、英語科主任の三田先生

三田先生:基礎をしっかりというのは変わりませんが、理論中心からトレーニング型にしたことで楽しさを持続して学ぶことができているようです。特に下位層の学力が上がり、習熟度別クラスでも実力が伸びてきています。おととしの高1(Sクラス)は英検2級の取得率が9割、翌年はそのうち4名が準1級に合格するなど、学校目標を上げる時期に差し掛かっていると感じています。

多彩なイベントを通して、楽しみながら英語を学ぶ

授業だけでなく、英語を使ったイベントも豊富に用意されています。学年の枠を超えた語彙・文法のコンクールやスピーチコンテストなどが盛んです。3年前からは日本で初めて「eライブラリー」を導入し、パソコンやタブレットで約700冊の児童書を読むことができる機会を中1から提供しています。
語学研修も充実しており、中2ではイングリッシュキャンプや高1のオーストラリア研修、そして昨年度から新たにオーストラリアへのターム留学が実現しました。

純心のグローバル教育をもっと知る≫

英語力も人間力も身につくターム留学

ターム留学は英語力を向上するとともに、異なる文化・習慣の中で生活し、周りと協働し理解し合うことで自分に自信を持ち、視野を広げていくことを目的としています。純心と同じくカトリック系女子校であるオーストラリアのキャロライン・チザム校に、ホームステイをしながら3か月間通います。昨年度ターム留学に参加した芦野さんと長谷川さんに体験談をうかがいました。

行く前の不安は、楽しさで吹き飛びました

現地の方の優しさに幸せを感じたという芦野さん
現地の方の優しさに幸せを感じたという芦野さん

芦野さん:中3のスピーチコンテストで優勝したのをきっかけに、より英語力を磨きたいと思い参加を決意しました。留学中は現地の高校生と同じように授業を受けます。現地の方はみんな優しくて「困ってない?大丈夫?」と誰でも声をかけてくれました。休み時間には、趣味の話や海外のアーティストの話題など、クラスメイトと話すのが楽しかったし、居心地がとてもよかったです。
印象に残っているのは、ホストシスターの同行なしでクラスメイトの誕生日会に参加したことです。一人での行動は初めてだったので不安でしたが、海外で同い年の友達と楽しむことができ、一人でも大丈夫だという自信につながりました。
ターム留学する前は「英語を話している外国の人はすごい」と距離を感じていましたが、帰ってきた今では自分と同じ一人の人間であると思え、より身近な存在になりました。
英語に耳が慣れたため、洋楽や洋画なども以前よりも理解できるようになり、英語がさらに好きになりました。将来は国際関係を学べる大学を目指し、英語を活かして空港などで働きたいと考えています。

自力で乗り越えた経験は、大きな自信になりました

現地では古いお祭りなどの異文化も楽しんだという長谷川さん
現地では古いお祭りなどの異文化も楽しんだという長谷川さん

長谷川さん:私はターム留学の話を聞いたとき、直感で「行こう」と決めました。もちろん最初から現地の人とスムーズに会話はできず、理解できない単語は辞書で調べたり、身振り手振りで必死に伝えたりしました。授業もすべて英語で進み、先生も生徒たちも私を特別扱いしないので、最初は戸惑いましたが、逆に一員になっているという嬉しさも大きかったです。何度も心が折れそうになりましたが、自分で解決した経験は大きな自信になりました。今では学校の英語スピーチなんて不安にも思いません。
この経験を誰かに伝えたいと考えています。2020年には小学校での英語教科化が実施されるので、将来は小学校の先生になり、ターム留学で学んだことを伝えていきたいです。

ターム留学の詳細をチェック≫

メッセージ

芦野さん:純心は希望制で英語の補習があるのもよいところ。私のクラスでは英検準1級の対策をしてくれるなど、やる気さえあれば先生たちが環境を用意してくれる学校です。

長谷川さん:純心の英語教育は中2から習熟度別クラスに分かれるので、自分の理解度に合わせて学ぶことができ、同じレベルの友人と高め合いながら上達を目指すことができます。

三田先生:生徒にとって、「一生ものの財産」になる英語力を育ててあげたいと思っています。将来は自分の力で活躍の場を得て、“なりたい自分”になってほしいですね。そのために必要な英語を身につけたい人は、ぜひ純心に来て学んでほしいと思います。

編集者から見たポイント

インタビューでは、終始活き活きと話してくれた芦野さんと長谷川さん。本当に充実した留学経験で、さらに英語を好きになったのだと伝わってきました。留学費用について、姉妹校のため授業料は相殺されていると聞き驚愕。楽しんで学び続けられる体制を整えている純心は、生きた英語を知る絶好の学び舎だと感じました。

学校公式サイト≫

学校説明会・イベント日程

イベント 日程 時間 備考
第1回学校説明会(高校) 6月30日(土) 10:30~12:30 -
第1回ナイト説明会(中学校)in立川 7月27日(金) 18:30~19:30 要予約
オープンハイスクール(高校) 7月28日(土) 13:30~17:00 要予約
英検5級対策講座(中学校) 7月28日(土)、8月25日(土)、9月22日(土) 14:00~16:00 要予約
英検準2級対策講座(高校) 7月28日(土)、8月25日(土)、9月22日(土) 14:00~16:00 要予約
純心のイベント日程を確認する≫

その他の連載コンテンツ

第4回生徒の“やりたいこと”を引き出す進路指導

純心の生徒たちは、中高の6年間でどのように将来の進路を切り開いていくのでしょうか。進路指導部長の八嶋先生と中2学年主任の山本先生にお話をうかがいました。記事を読む≫

第3回受験のきっかけは文化祭! おもてなしの心あふれる純心祭

純心祭は、多彩な催しでいきいきと活躍する生徒たちのようすから、ありのままの学校生活を垣間見れる絶好の機会。昨年を振り返るとともに、今年の見どころをご紹介します!記事を読む≫

第1回「人を想う力」が自然に育つ、純心のクラブ活動

約90%もの在籍率を誇るクラブ活動こそ、純心の満足度を高める大きな要因。クラブ活動の取材を通して、純心の魅力を紐解きます。記事を読む≫