最新出願状況! 気になる難関大学&医療系学部は!?:大学リサーチ第22回
最新出願状況! 気になる難関大学&医療系学部は!?2015年2月23日
inter-edu’s eye
大学入試期間も終盤に突入し、各大学から現在までの出願状況が発表されました。気になる大学の倍率は? お子さまが志望する学部の人気は? インターエデュは、中受ママが注目する大学や学部をリサーチしました。最新の情報をお届けします。
■倍率50倍超えも!? 大学別の出願状況
インターエデュをご覧のお母さま方は、大学の倍率がどれほどの数値かご存知でしょうか。当然のことながら、毎年増減はありますが、その目安は、この時期各大学が公式サイトなどで発表する「出願状況」を見ると分かります。
難関国立大学の志願倍率は、東京大学(2月9日発表)が4.0倍、京都大学(2月10日発表)が2.8倍など、数名に一人が合格、という割合が目立ちます。難関私立大学の志願倍率は、早稲田大学(一般+センター/2月6日発表)が18.5倍、慶應義塾大学(一般/2月3日発表)が11.3倍など、十数名に一人が合格、という割合が目立ちます。
私立大学の中でも、GMARCHは20倍を超える大学が4大学もあります。青山学院大学(一般+センター/1月26日〜2月10日発表)21.9倍・立教大学(一般+センター/1月21〜30日発表)22.7倍・明治大学(一般+センター/2月10日発表)22.3倍・法政大学(一般+センター/2月4〜10日発表)20.3倍です。とりわけセンター利用入試は、青山学院大学で58.4倍、立教大学で43.0倍など、狭き門となっています。入試制度が多様化する昨今、同じ大学でもどの入試で受けるか、という計画性が重要かもしれません。
※各大学の志願倍率は( )内に記載された入試、日付で発表されたもの。詳細は各大学の公式サイトにてご確認ください。
■歯学部の人気上昇! 医療系学部の今年の動き
インターエデュの掲示板でも注目度の高さがうかがえる医療系学部。2015年度入試において、その人気はどのように動いたのでしょうか。
河合塾が運営するサイト『Kei-Net』の「2015年度入試 私立志願状況(2月13日現在)」は、学部系統別の志願状況を発表。そこには、医療系学部(医学部、歯学部、薬学部、看護学部、医療技術・他)の経年志願状況(2013〜2015年度)も記載されています。その情報によると、医療系学部全体は、昨年度140,488名、今年度134,929名で前年比96%。一昨年度の132,262名から考えると、「前年減ると今年増え、今年増えると来年減る」という隔年傾向とも見受けられます。同様に、医療系学部の中でも医学部、薬学部、医療技術・他は「昨年増えて、今年減った」、看護学部は「昨年減って、今年増えた」状況です。
唯一、一昨年から増え続けているのは歯学部です。1,683名→2,088名→2,452名と増えており、前年比107%、前々年比146%となっています。一時期は「歯科医師過剰問題」がささやかれ、人気低迷となっていた歯学部。その後、逆に「将来の歯科医師不足」が予想されたり、各歯学部が学費を大幅に下げたり、世の中や大学の動きにより、変化していることが見受けられます。
■“知ったかぶり”はしないでお子さまをフォロー
「大学受験期に、親からしてほしくないことは?」。インターエデュのスタッフが、何名かの大学生にたずねたところ、その多くの回答が、「“知ったかぶり”でアドバイスされること」でした。
大学受験事情は、世の中の動きにより、毎年大きく変動します。一時の情報だけで、「この大学は倍率が高い」「この学部の人気は落ちている」などと判断しにくいもの。あくまでも“正確”な情報を“参考”にする、という姿勢が大切です。お子さまの意思を尊重するとともに、お子さまが調べきれていない世の中の動きや、志望大学の経年倍率くらいは、押さえておきたいものですね。
参考リンク
大学リサーチ アーカイブ
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- 2020年3月23日 河合塾大学入試総括
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- 2019年12月25日 どうなる?! 大学受験 もうすぐ最後のセンター試験
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