受験にかける費用、年間いくら?:エデュママアンケート第101回
第101回 中・高・大学受験にかける費用、いくらまでOK?
inter-edu’s eye
教育・受験関連からファミリースタイルまで、インターエデュに集まってきてくださった方にうかがったアンケート結果をご報告する連載ページです。101回目となる今回は、中学・高校・大学の受験にかける費用について。
年間50万円~100万円が主流
エデュママの皆さんは、わが子の受験のためにどの程度の出費を覚悟しているのでしょうか。昨年、「受験のために出してもいいと考える教育費はいくらですか?(中高大それぞれに回答ください)」というアンケートを実施したところ、左のグラフのような結果になりました。
中学受験、高校受験、大学受験とも、もっとも多い回答は、年間50万円~100万円レベル。しかし次に多い回答は、中学受験・大学受験が年間100万円以上。これに対して、高校受験は30万円~50万円以内でした。全体的に見ても、高校受験への予算は、中学・大学受験に比べて低めです。エデュママのお子さまの多くが私立・公立の中高一貫校に通っている、あるいは中高一貫校を目指しているからでしょうか。
ところで、受験のためにかかるお金の大半は塾費用。相場はどのくらいなのか、ネットで調べてみたところ、どこのデータも月謝だけを見ると年間50万円前後。しかし季節講習や教材費なども含めると50万円~100万円になります。中でもっとも高いのが中学受験、次いで大学受験、いちばん低いのが高校受験でした。回答者の多くが、このことをすでにご存じだったのかもしれませんね。
私立を選ぶと、2倍の教育費が
さてこの塾費用の現実を考えると、公立中学から高校受験をする、それも学校で受験指導をしてくれる塾不要の高校へ進むのが、いちばんお金がかからないということになります。逆に、もっともお金のかかる中学受験を選択した場合、その後は節約できるのかといえば、そんなことはありません。公立中学と私立中学に通う生徒の塾費用を比べると、ほぼ同額なのです(コチラの記事を参照)。さらに受験費用だけでなく、学校教育費などを含む教育費全体で見ると、幼・小・中・高すべて公立の場合に対して、小学校のみ公立の場合、2倍の金額がかかっています。
わが子によりよい教育環境をという願いを実現するのに、先立つものは「お金」ということなのでしょうか? 確かに経済力が何かの不足をカバーしてくれる面があることは否定できませんが、でも、教育環境には「お金」ではカバーしきれないプライスレスな要素があるのも確かです。そう、その筆頭が「家庭」。 お子さまが安心できる家庭は、「お金」では買えない、かけがえのない教育環境ですよね。
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