第18回　教育だけでなく、給食にも注目が集まる秘密

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このコンテンツでは小学校受験に興味はあるが、どうやって情報を集めていいのか分からない方を対象に情報を発信していきます。第18回では、入学後注目していきたい「給食」について見ていきます。

メディアでも！給食に関心が

「給食」というと皆さまはどういうイメージを持つでしょうか？嫌いなものを涙ながらに食べたという方もいれば、毎日給食の時間が楽しみだったという方まで、様々な思い出があると思います。

私立小学校では、環境の良さや、独自の教育に焦点が当てられるのはもちろん、有名な学校の給食が、メディアでも取り上げられるほど、注目が集まっています。なぜそれほど「給食」に注目が集まっているのでしょうか？ その答えの一つには、「食育」に代表される食に対する見直しが、近年、国を挙げて行われていることがあります。
小学校でも「スーパー食育スクール」として、食育を充実させるために、関係機関や団体と連携した取り組みを行っています。この点も給食に関心が高まっている要因の一つになっています。

ここまでこだわる私立の給食事情

では、次に実際にどのような学校が、どのあたりにこだわりを持っているのか見ていきましょう。

【青山学院初等部】
食事をたんに食べるだけでなく、「生きた教材」として様々な取り組みをしています。その中で気になるのは、ご家庭との連携です。当たり前のことですが、朝食・夕食は学校ではなく、家庭で食べます。給食のメニューと重複しないように詳細な献立表を配布するなど、ご家庭を巻き込み、育ち盛りのお子さまに配慮しています。

【学習院初等科】
季節や行事、各国の料理を意識し、献立を決めています。とくに各国の料理は子どもたちが「世界の人はこんな料理を食べているんだ」と、意識することで、自然と勉強になります。

【立命館小学校】
大津プリンスホテルに給食を委託し、おいしいだけでなく、安全・安心な食材による食事を提供しています。「第4回　体験学習×塾×学童保育！新コンセプトの学習施設に行ってみた！」でもご紹介しましたが、子どもは一流のものに触れさせると、大人が思う以上に頭の中が刺激され、成長を見せます。

給食は栄養を摂るのみならず

一昔前の給食ですと、栄養はいいかもしれないけど、味はちょっとという声が聞こえてきたりしていましたが、学校によっては栄養満点で味もおいしいという所もあります。

また先ほどは述べませんでしたが、月に何回か小学校全体で給食を食べることもあります。皆で食べることにより、学校全体の一体感を持ち、家族の重要性を学ばせることもできます。

私立の学校には、給食がなくお弁当を持参する小学校もありますので、事前に目標の学校はどちらなのかも調べておくといいかもしれません。

次回の小学校受験は国語と英語教育についてです。