10代で身につけたい!広く社会を「視る」力

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いま、社会では若者の力が求められています。それは、今年から選挙権年齢が「満18歳以上」に引き下げられることでも明らかです。学校では「国の政治のあり方」を考える教育が進められ、今年の上位中学校の入試問題でも主権者意識を問う問題が目立ちました。こうした動きから、何が見えてくるでしょうか?

“社会と向き合うこと”が求められている

2014年に、文部科学省がグローバル・リーダーを育成する「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を始めたことは、皆さまご存知のことと思います。そのSGHでは、将来、国際的に活躍するためのコミュニケーション能力や問題解決力などを養うことはもちろん、「社会課題に対する関心と深い教養」を身につけることも目的として掲げられています。

社会貢献意識

一方、若者自身の社会貢献意識も近年高まっています。2013年に厚生労働省で行われた「若者の意識に関する調査」でも、何らかの社会貢献をしたいと考えている若者は、7割を超えていました。
若者の政治への関心の低さがしばしば問題視されていますが、実は、社会と向き合う視点を持った若者が増えてきているともいえます。

高校生が考えた“よりよい社会をつくる方法”

社会と向き合うことによって、高校生の頃からリーダーとして活躍している女子大生がいます。慶應義塾大学法学部に在学する大澤咲希(おおさわさき)さんです。

大澤咲希さん

大澤さんは、高校2年生のときに、環境問題や社会問題を切り口によりよい社会を考える、早稲田塾の「オーデュボンアントレプレナープログラム」に参加しました。専門家による講義やフィールドワークを経て、最終的に起業家をめざしてビジネスプランをプレゼンテーションするこのプログラム。大澤さんは、「人生のロールモデルを通して、高校生が将来像を選択できるキャリアデザインのシステムをつくる」というアイディアを提案し、最優秀賞を受賞しました。

そして、このアイディアは協賛企業にサポートされ、高校3年生になったときに、フリーペーパー『Sakiiro(咲色)』の創刊へと実を結びます。『Sakiiro』は、起業家や社会貢献活動に取り組んでいる女子大生へのインタビューを通して、高校生に自分の将来をイメージしてもらうことをコンセプトとしていました。

もともと政治に興味があったという大澤さんは、「これからの日本を背負っていく若い世代に、もっと積極的に政治に参加してもらえるように、メディアを通じてわかりやすくメッセージを発信していきたいと思っています。」と将来の夢を語ります。専門家による授業で学んださまざまな視点を、自分なりに昇華させ、視野を広げたことによって、大学生になった今、さらに大きな目標が見つかったようです。

大学受験の枠を超えた学びが必要

将来、グローバル社会のリーダーになる子どもたちには、世界を見つめる視野の広さが必要です。
早稲田塾では、大澤さんが受講した「オーデュボンプログラム」以外にも、第一線で活躍する大学教授や有識者の方を招いて行う「塾育プログラム」を多数開講しています。

竹中平蔵 世界塾

中でも、「竹中平蔵 世界塾」は、大臣職を歴任された竹中平蔵教授(慶應義塾大学)が高校生を世界的人財にするために直接指導。講義だけでなく、討論や発表を積み重ねていくことで、国際的な視野を持った考え方を養います。
その他、米国ドラッカースクールやディズニーワールド、ニューヨーク等を訪問して行う海外特別研修も注目を集めています。

大学受験の枠を超え、次世代のグローバルリーダーの養成を目指しているのが、「塾育プログラム」なのです。

早いうちから、社会と向き合う視点を養い、視野を広げていくことは、これからの国際社会で活躍するための基礎となる「一生モノの力」につながります。ひとつのニュースをいろいろな視点から話し合ってみるなど、日々のご家庭の会話でも意識してみてはいかがでしょうか。

提供:株式会社 早稲田塾


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