楽天ママ割 ママの学校主催 「今どきママのポイ活講座」で考える一歩差がつく投資術とは?
inter-edu’s eye
将来のお金に関わる漠然とした悩みや不安、みなさんはそんなモヤモヤした思いはありませんか?
突如噴出した「老後2,000万円」問題、10月からの「消費税増税」、ただでさえ支出が増える中での「教育資金確保」などなど、お金に関する悩み尽きることはありません。
そうしたお母さま方のお悩みに寄り添う講座を展開している「楽天ママ割(※) ママの学校」では、「増税、老後に向けて『貯める、使う、運用する』今どきママのポイ活講座」をテーマにした特別講座を開催。「ポイ活」という言葉に惹かれ、老後資金に不安しかないエデュナビ編集局のKが取材しました。
「老後2,000万円問題」をきっかけに将来のお金のことを考えてみる
ようやく東京にも夏の日差しが戻ってきた7月24日、東京・原宿にて開催された今回のイベント。会場にはお子さんと一緒に参加する4組のママたちが集まりました。
今回の講座では、子ども向け金融教育を提供する株式会社マネネ所属のフィナンシャルプランナー久富有里加さんを講師に迎え、消費税増税への心構えやキャッシュレス決済についての解説や、ポイントを上手に貯めて活用する「ポイ活」の講義のほか、実際に参加者の方によるキャッシュレス決済体験などが行われました。
普段とは違う様子には落ち着かない子どもたちですが、そこは実際にお子さんがいる楽天ママ割スタッフたちがすかさずフォロー。にぎやかな中にもリラックスした雰囲気でイベントスタートです。
楽天ママ割についての紹介に続いてさっそく講義の開始です。
最初の講義は「これからのお金の付き合い方を考えよう」。「老後の費用として2,000万円が必要」といわれている問題をきっかけに講義が進みました。
久富さんは、「まず2,000万円必要ならば自分はどうするか、という考えを持つことが必要です」と語ります。
「みなさんには、老後まであと30年、35年という時間があります。その間に、実際に毎月いくら貯めておけばいいのかをシミュレーションしてみましょう。2000万円÷35年÷12ヶ月だとすると、ひと月当たりに必要な貯蓄額は47,619円という金額になります。でも本当に2,000万円というお金が必要か、実際にどのくらいかかるかは、それはみなさんがこれからどのように生き、どんな老後を過ごすかによります。そういう意味では今回の『2,000万円問題』は自分たちの老後を考える良いきっかけになったと思います」と久富さん。
また10月に始まる消費税10%への引き上げ。増税となればついつい、消費税がまだ安い今のうちに買いだめしておこうか…という気になってしまいますが、久富さんの考えは「その必要はない」とのこと。
「焦って買わなくても、家電製品などは増税に備えて値引きされることも考えられますし、12月になると年末セールもある。増税になるからといろいろ買い込むよりは、もうすでに購入を決めている住宅などの大きい買い物や、本当に欲しいものだけを買ったほうが無駄遣いしないです」と、セールなど商品の動静を見極めて、今本当に必要なものは何かを考えて行動することが重要なことになると話しました。
「ポイ活」はポイントを上手に管理して活用するのが“ポイント”
続いて「ポイ活」について。クレジットカードや各店舗のショップカード、インターネットのサービスなど今やさまざまなポイントサービスがありますが、みなさんはご自分のポイント、管理しきれていますか?
久富さんは、ポイントを上手に活用するには2つのポイントがあると話されました。
・ポイント1 「ポイント難民」にならない
集めることに必死になるあまり、財布の中がポイントカードでいっぱいの状態になり、何にどれだけ貯まっているのかわからない「難民」状態になっていないか。ポイントは集中投資が大切。
・ポイント2 ポイント貧乏になっていないか
たとえば安く買うために何十分もかけてお店に行き、ポイントを集めたとして、その場合ポイントが貯まったとしても数ポイントのことで、費やした時間の代わりにはならない。どこで何を買うか「ポイントマイルール」を決めて、ポイントを求める代わりに貴重な時間や体力を消耗しないようにする。
「ポイント難民」という耳に痛い言葉。確かにポイント還元キャンペーンをやっているからとあちこちのポイントサービスについつい手を出してしまいがちですが、結局どれも少額のポイントしか貯まらず、使わないうちにいずれ忘れてしまうということも多いかもしれません。
注目の学校
広がるキャッシュレス決済。ここでも考えて使うことが大切に
さらに現在広まっているキャッシュレスについても、久富さんいわく「ぜひキャッシュレスの波に乗って欲しい」とのこと。
「ここでもキャッシュレス難民・貧乏にならないことが重要になります。自分にとって良いキャッシュレスサービスとはなにか、ポイント活用と同様、大切なのは考えて決めること。考えて一歩踏み出すことで差が出る時代なんです。」
わからないからといって何もしないよりは、どんなポイントサービスがいいのか、自分にとってどのキャッシュレスサービスが使い良いものなのか、考えて使うことによって本当のお得さにも差が出るんですね。
久富さんの講義が終わると、実際にキャッシュレス決済を体験。参加者の代表者がスマホアプリ決済「楽天ペイ」を使って宅配ピザを購入しました。
楽天ペイメント株式会社の黒田龍司さんは「キャッシュレスのメリットは大きい」と語ります。まずは「キャッシュレス」で支払うと何かしらのポイントが貯まることが多いです。スマホアプリ決済「楽天ペイ」の場合、「楽天ペイ」で支払うと200円につき1ポイントの「楽天スーパーポイント」が貯まるのですが、支払い元を「楽天カード」にすると、カード分のポイントも二重取りできて、合わせて200円で3ポイントが貯まります。
また、増税にあたり、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する施策も予定されています。対象となる店舗におけるキャッシュレス決済の利用で最大5%が還元されるこの施策を、国や企業の後押しもあり、今後、対応する店舗は拡大していくことが予想されます。「5%還元の対象店舗で楽天ペイアプリなどのキャッシュレス決済を使えば、増税分以上の還元を受けることができます」とそのメリットを解説しました。
さらに久富さんからは、貯まったポイントを利用した資産運用方法についても解説がありました。
最近では「ポイントはおまけだから」という感覚で気軽に、ポイントを活用したプチ投資デビューを果たす人も多いとか。
前述したように毎月5万円近く貯めるには、働いてお金を増やすか、投資して増やすかのどちらか。しかし投資するお金も結局働いて得るしかありません。
そこでポイントを活用した投資は「忙しいママだからこそ活用してほしい」とのこと。
「自分の時間でできることを考えて、やはり1歩踏み出すことをしてほしい。そして、こうした投資に必要なのは正しい情報を手に入れる力です。今の時代、さまざまな情報が飛び交う中で、どれが自分に合っているか、正しいかを見極める力が必要です」と語りかけました。
今どきのポイ活はポイントを利用して資産を増やす!?
これを受けて、楽天証券株式会社の松﨑裕美さんから、「“ポイ活”の新常識」として、「楽天スーパーポイント」を活用して、ポイントをポイントのまま増やす、投資の疑似体験ができるサービス「ポイント運用by楽天PointClub」の紹介や、ポイントで投資信託が買える「楽天証券 ポイント投資」の説明があり.イベントは終了しました。
(楽天証券のポイント投資はこちらのページご参照→楽天証券 ポイントで投資しよう)
「ポイントで投資ができる」ということは知ってはいたものの、やはりポイントを貯めて次何か買うときの足しにしよう、くらいにしか考えていなかった私。
さらにポイントサービスに目がくらみ、カードをいろいろ作ってしまうよりかは、どれかに絞って、着実に貯めるほうが結果的にお得なんだということを今回の講座で身にしみました。
全体を通して感じたのは、自分にとって何が必要なのか、どのサービスが合っているのかをよく考えること。
そして繰り返し久富さんが言われていた「考えて1歩踏み出すことで差がつく時代」だということが身にしみました。今はキャッシュレス決済をはじめお金に関するサービスはいろいろありますが、わからないからということで何もしないままでは、何も得られずただ立ち往生するだけのようにも思います。
まずは今、お財布の中にどれだけカードが入っているか確認し、整理するところから始めても良いかもしれません。
老後資金・教育資金、夫婦で上手に貯めていくコツは「不透明なところをなくす」こと
最後に久富さんに、多くのエデュママが気になっている、老後資金と教育資金、2つを同時に、そして上手に貯めていくコツがあるかどうか質問しました。
「まず大事なことは不透明なところをなくすこと。そのためにはこれから、いつ、どのくらいお金を使うかをシミュレーションし明らかにしておくことがまず必要です」とのこと。
資金を貯めるとなれば、夫婦の協力が必要です。でもなかなか旦那さんがお金に向き合ってくれないというお悩みも。こちらも久富さんにアドバイスをいただきました。
「話し合うコツとしては、先にお話したように不透明なところをなくすのが一番。そして話し合うときには暗くならないこと。将来のためにはパパのお小遣いを減らすことも必要になってしまうかもしれませんが、はじめから押し付けるように言うと反発されるだけです。今お金のことを考えておいたら将来好きなことに使えるようになるかも、とポジティブに話を持っていくといいですよ」とのこと。
相手を攻め立てず、追い込まず、そして暗くならずにポジティブにお金を「見える化」して、共有することが大切なんですね。
みなさんもご参考になさってみてください。
※楽天ママ割とは
2016年にスタートした楽天市場会員のママ・パパたちを対象にしたプログラム。登録・利用は無料。子どもの誕生日もしくは出産予定日を登録すると、お得なクーポンが毎月もらえるほか、ママ割スタッフお墨付きサンプル商品が詰まったボックスが毎月抽選で届くなど、子育て中の家庭に特化したサービス。
いつもエデュナビをご覧いただきありがとうございます。
この度「エデュナビ」は、リニューアルいたしました。
URLが変更になっているので、ブックマークやお気に入りの変更をお願いいたします。
これからも、皆さまの受験や子育てをサポートできるよう、コンテンツの充実とサービスの向上に努めてまいります。