緊急特集! 大学入試改革の余波(後半) ~ 今やるべきこととは!? ~

緊急特集! 大学入試改革の余波(後半) ~ 今やるべきこととは!? ~

緊急特集! 大学入試改革の余波(後半) ~ 今やるべきこととは!? ~2014年2月28日

大学入試改革についての回答グラフ

反対する母になるか、助言する母になるか

特集の<前半>では、多くのエデュママが「大学入試改革」に興味を持ち、自ら情報収集を始めているということに触れました。しかしながら、収集した情報をどう生かしているかは、まだ明確ではありません。

インターエデュが行ったアンケートによれば、「近年の『大学入試改革』について、あなたはどう感じていますか?」という質問に対し、「賛成」と答えた方はわずか14%。インターエデュの掲示板には日々、「人物重視」の入試制度に反対する声が挙がっています。

ここで、ただ反対意見を述べて終わらせてしまうか、これを機会に教育方針を見直すかは、母親としての腕の見せどころではないでしょうか。

入試だけじゃない! 「人間性」の大切さ

実際に、現在難関大学に在籍している学生は、この入試改革の流れについて、どう感じているのでしょうか。推薦入試の要件・概要の発表が話題になっている東京大学に通う在学生に話を聞いてみたところ、下記のような意見が挙がりました。

・東大で過ごしてきて、魅力的な人が少ないだとか、学生の性質が画一的だと感じたことはない。
 高校まで勉強しかしてなかったというような人もほとんどいない。(4年男子)

・私大のAO入試などが形骸化している現状を見れば、
 正確な評価をするのは非常に難しいと思う。(4年男子)

上記のように、現状の入試制度でも十分だと感じる声もあれば、一方で、実体験の中で、「人間性」がいかに大切か感じている方のコメントも。

・学力偏重から人物重視へという考え方は、大学生活や就職活動などを経て、
 非常に共感できます。(4年男子)

・暗記重視& 偏差値偏重な試験の意味のなさは感じています。
 「考える力」が問われる問題が大事なのだと思う。(3年女子)

・就活は本当に印象勝負だと強く感じました。
 面接でも“普通にコミュニケーションが取れる”ことが重要。
 優秀な友人でもなかなかうまくいかない者もいました。(4年男子)

教育機関と社会との間にいる現役東大生が「入試に限らず大切な力」と感じている「コミュニケーション力」と「考える力」。これらは、将来どんな仕事に就こうとも、必要となります。

今から身につけておきたいこと

では、「コミュニケーション力」や「考える力」を身につけるにはどうすればいいのか。その方法をくわしく知りたいものです。そこで、インターエデュは、特集の<前半>でご紹介した『早稲田塾』のSOHKEN(総合研究所)にお話を聞いてみました。


コミュニケーションは、「技能」ではありません。頭だけでなく、「心を使う」トレーニングを行うこと。それには、人に触れ、自らを解放し、まだ見ぬ自分に出会わなければなりません。早稲田塾の『集団チーム型授業』は、「聴く」だけでなく「自ら演習し」「議論を行い」「(なぜそう思ったか)発言する」過程を通して、主体的に学ぶ力を鍛えます。はじめは引っ込み思案で、人前で話すことすらおぼつかない塾生が、みるみるうちに発信型になっていきます。

「考える力」ですが、人生に「模範解答」というものはありません。大学入試が、劇的にカタチを変えるこれからの時代こそ、「答えの無い問題」に挑戦するスタンスが大きく問われます。決まりきった模範解答を書けば点数をもらえ、そして評価されてきた「偏差値の時代」は幕をおろし、自ら考え行動することが最重要視される時代になりました。この時代に「食えるオトナ」になるためには、“人生を賭けて実現したい夢を持つこと”が重要だと思います。

ディスカッションイメージ

大学受験だけを最終目的にせず、“自分自身がどう生きていきたいのか”という本質的な目的意識を育む場所が早稲田塾。将来までを見据えた明確な進路発見により目的意識を得ますから、当然ながらAO・推薦入試で、面接や志望理由書などを通して考えを表現する際にも、大いなるチカラを発揮します。


『早稲田塾』SOHKEN(総合研究所)

大学入学にとどまらず、入学後や就職、さらにはその先の人生を視野に入れたうえで、今、どんな力をつけておくべきなのか。「大学入試改革」は、あらためてお子さまの未来を考えるチャンスなのかもしれません。