第5回 中高大受験にGOOD!『まんが日本の歴史』が電子書籍に:エデュママブック

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2015年6月19日

第5回 中高大受験にGOOD!『まんが日本の歴史』が電子書籍に

inter-edu’s eye
基礎教育はもちろん中・高・大学受験にも有効で映画ビリギャルにも登場した学習まんが。各社から発売されていますが、ネット書店のレビューでダントツ人気なのが小学館版『学習まんが 少年少女日本の歴史』。今年、その電子書籍版が発売されました。

電子書籍は「すぐ買える」「場所いらず」「安い」

小学館『学習まんが 少年少女日本の歴史』,受験,参考書,教育書,ビリギャル

学年ビリの女の子が1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した、という実話をベースにした映画『ビリギャル』が話題を呼んでいます。この映画の中でビリギャルが参考書にしているのが小学館版『学習まんが 少年少女日本の歴史』。小学生向けの学習まんがが大学受験にも有効とは…などと思いながら、amazonに行ってみたら、1巻めがkindle絵本・児童書の売れ筋ランキングの1位になっていました。2巻以降もランキング上位です(2015年6月10日現在)。

学習まんがの元祖ともいえるこの本、略して『まんが日本の歴史』と書かせていただきますが、初版は1980年代初頭。でも電子版は今年初めてなんだそう。急速に読者を増やしている電子書籍といっても、子ども向けへの支持はまだまだ。そんな中、なぜ電子版『まんが日本の歴史』が人気なのか、購入した方にうかがってみました。

「私もこれで歴史を覚えたので、娘にもと思ったのですが、全巻買うといいお値段になるでしょう。買ったあとで子どもが見向きもしなかったら…と思ったんです。それでまずは電子版を買ってみました。娘は私が使っているiPadで読んでいます。紙の本も好きな子ですが、電子版にも抵抗はないみたいですね」(小四女子の母)
「ある晩、息子が“ショウトクタイシって何? 先生が明日やるっていってたんだ”と言ったので、ふっと思いついてネット書店で第2巻を買ってやりました。こういう突然のときに、電子書籍はその場で買えてすぐ読めるのがいいですね」(小三男子の父)
「子どものうちは、やっぱり紙の本を与えたいと思うのですが、『まんが日本の歴史』は全部揃えると20巻以上。本棚からはみ出してしまうから、どうしようと悩んでいたとき、kindleで電子版を見つけたんです。それで、これ!と思って。それに紙の本より安いですよね。それもGOOD!」(小二女子の母)

このページから無料のダイジェスト版が見られます!

単行本の『学習まんが 少年少女日本の歴史』(全23巻)は押しも押されぬロングセラーですが、なぜ電子書籍版を発表したのか、電子版の販売担当者に聞いてみました。

「読者の方の選択の幅を広げるためであり、より多くの読者の方にこのロングセラーを活用していただきたいと思うからです。それに電子版は、買いたいと思ったときにその場でクリックするだけで買えます。電子版を見て気に入っていただき、単行本を全巻揃えていただくというのも、私共としてはうれしいですね。もちろん電子版で全巻購入していただいてもいいですし。
実は、『まんが日本の歴史』では、電子版のメリットを生かして、無料のダイジェスト版を作りました。旧石器時代、平安時代、戦国時代、幕末などの章をダイジェストで掲載していますので、お子さまと一緒にまずは無料のダイジェスト版を見ていただければと思います。」(小学館電子書籍販売担当 小沢清人さん)

このダイジェスト版、ネット書店にもありますがダウンロードが必要。このたびインターエデュのユーザーのために、小沢さんがクリックすればすぐに見られるように設定してくれました。こちらをクリックしてみてください。

まんがだと、歴史を流れで覚えることができる

親御さんの中には、子どもにはやっぱり紙の本がいいと思う人も多いのでは?と、小沢さんに話を向けてみたところ――。

「もちろん、そういう考え方の方もいらっしゃいますよね。弊社にも多いですし。でも、教科書のデジタル化も国や地方自治体によってどんどん進みそうな気配です。それに子どもは、iPadやタブレット、パソコンだって、使い方を教えなくてもすぐに使いこなしてしまいます。端末を渡してへんなサイトにアクセスしたらといった心配もあるかと思いますが、米国では、子ども向け電子書籍しか読めないサービスも始まっています。子ども向けのサービスもどんどん進化していくと思います。これからは本の世界も、紙か電子書籍か、ご自身の考え方や用途にあわせて自由に選んでいただく、と、まあ、そんなふうに考えている次第です。

実は、私も『まんが日本の歴史』で育ったんで、思い入れが強くて(笑)。まんがだと、歴史上の人物をキャラクターの絵で覚えられます。学校のテストのときにもその人物の顔の絵を思い浮かべた記憶があります。名前だけでなく、顔がイメージできると記憶がしっかり刻まれるんですね。
それにまんがだと、歴史を流れで理解できますよね。何年に何があったという細切れの事実をたくさん覚えるのはつらいけれど、この事件があって、だから次にこれが起きたというふうに覚えられたのも、学習まんがのおかげだったと思うんです。
今どきの中学受験は、年代だけの記憶では通用しません。ドラマチックな激動の歴史ではなく、ある時代の制度や改革、文化的変化などがよく扱われると聞いています。歴史を人間社会の流れとして理解するには、学習まんがはぴったりじゃないでしょうか。」(小沢さん)

このように、小沢さんは、ご自身の子ども時代を思い出しながら熱く語ってくれました。学習まんがで育った方はもちろん、これまで縁のなかった方も、この際試しに無料のダイジェスト版からチェックしてみてはいかがでしょう?

エデュママブック

学習まんが 少年少女日本の歴史
児玉幸多監修、あおむら純・西原和海絵、小学館刊
電子書籍:価格はネット書店で確認を(648円など:inter-edu調べ)
単行本:1~21巻:830円+税、22巻「人物辞典」23巻「史跡・資料館事典」:760円+税

綿密な時代考証にもとづき旧石器時代から現代までを大迫力のまんがで再現。子供が最初に出会う歴史書として楽しみながら正しい知識が得られる本格的な学習まんがです。小学生でも読みやすく、内容は本格的。中学入試からセンター試験まで長く利用できます。初版は1981年ですが、改訂が1998年に行われています。その後も学習指導要領との間に齟齬がおきないように内容の確認・修正を行っているとのこと。 電子書籍版は1巻「日本の誕生」から20巻「アジアと太平洋の戦い」までが発売されており、単行本に掲載されている「巻頭口絵」「巻末資料編」が掲載されていません。 また単行本では、1巻「日本の誕生」から21巻「現代の日本」までの21巻と、22巻「人物辞典」23巻「史跡・資料館事典」の全23巻がパッケージに入った23冊セット(18,950円+税)が、ギフトにおすすめ。

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