中受生に最適!歴史が学べる日めくりカレンダー
inter-edu’s eye
歴史を学ぶのに一番と言われている『学習まんが 少年少女日本の歴史』から日めくりカレンダーが誕生。今年の4月1日からの365日、毎日、その日に起きた事件やできごとが掲載されています。中学受験生の親子なら、このカレンダーで1日1日を大事にしながら歴史の復習をするといいですね。
◆学習まんがからカレンダーが生まれた!
春の進学・進級祝いにぴったり! 小学生にプレゼントしたい4月始まりのカレンダーを見つけました。もちろん単なるカレンダーではありません。『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』のスピンオフ商品で、1日ひとつ、その日にあった歴史上のできごとがのっている日めくりカレンダーです。パラパラとめくってみると、5月5日には「元弘の変が起こる」、1月1日には「大化の改新の詔が出される」と掲載されていました(日付は日本歴)。
オモテ側に日にちと、その日あった歴史上の事件、西暦年が書いてあります。ウラ側には、その事件の簡単な解説と覚えておきたいキーワード、それに『少年少女日本の歴史』でその事件が出てくる巻・該当ページ、関連イラストがのっています。
『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』は、1981年の初版から現在発売中の改訂版までの累計が1,948万部という大ベストセラー。ビリギャルの坪田先生や息子さん3人を東大に入れた佐藤ママも推薦している信頼感の高い学習まんがで、一昨年には電子版も発売されています。じっくり読み込めばセンター試験で平均点以上が取れると言われ、2016年度に限ってみると87点獲得可能だったそうです。
◆1日ひとつ、歴史を覚えていこう
それにしても、歴史上の事件を1日ひとつずつあてはめるなんて、ちょっと驚きです。過去にもあまり聞いたことがありません。そこで担当編集の安達健裕さんに、企画意図や制作の苦労などについてうかがってみました。
「これまで見たことのある歴史関係のカレンダーは、月めくりだったり、世界史がまじっていたり、誰も知らないできごとが書かれていて興味が持てませんでした。でも、『少年少女日本の歴史』の担当編集となって、この学習まんがの緻密さを再確認した時、このシリーズを母体にすれば、大人にも子どもにも身近で、ためになる日めくりカレンダーができるのではないかと考えたのです。
そこでまず、『少年少女日本の歴史』に出てくる日付が掲載されている事件をピックアップしました。9月15日の「関ヶ原の戦い」や「五・一五事件」「八月十八日の政変」など、有名な事件をたくさん拾うことができました。
でも、それだけで365日分が埋まるわけではありません。そこで、いろいろな資料を頼りに、何月何日に何があったかを調べました。事件は多数見つかりましたが、『少年少女日本の歴史』にまんがとして描かれていないものもありました。事件とまんがのシーンの照合は、辛くもあり楽しくもありましたね。
それでも日付が埋まりません。そこで歴史上の人物の誕生日や命日を調べました。事件などでは登場しにくい文化人などは、ここで取り上げることができました。滝沢馬琴や手塚治虫などです。
ここまで作業を進めると、いろいろな事件がかぶっている日付が発生してきました。1日1項目掲載を原則としていたので、各時代のできごとを平均的に並べることを念頭に、拾い上げた事件の数々を切り捨てて、なんとか365日分の決定までこぎつけることができました。」
なるほどこの日めくりカレンダーは、学習まんがの緻密さに加えて、担当編集の緻密な下調べと調整があって、初めて誕生したものだったのですね。
◆参考書としてではなくカレンダーとしてプレゼントしよう
このカレンダー、厚さは4cmを超えますが作りはごくごくシンプル(上の画像参照)。学習机や学習コーナーに置いておくのにぴったりのカジュアルさです。安達さんも、「ドラえもんのアンキパンみたいに、1日分を読んだら破って次の日に…」と考えたと言います。でも、ちょっともったいないと思ったら、破ったあと歴史カードとして使うこともできますね。
このカレンダーを見ていただいた大手進学塾の講師の方に、こんなアドバイスをいただきました。
「僕も歴史はまんがで覚えたものです。でも、これをお子さんに買ってあげるなら、勉強のためと言わないでカレンダーとして渡してほしいですね。1日1日の区切りをつけることは、学習の土台となる生活習慣としてとても大切なことだからです。机に置いてあるカレンダーを見るとき、なんとなく歴史の知識が目につくくらいで十分。それで歴史への興味が深まってきたらもうけものじゃないですか。」
確かにその通りですね。このカレンダーを見ていると、大人でも、“江戸城の無血開城って春の事件だったのか(4月11日)”なんて思ってしまいます。ダイニングテーブルに置いておいたら、歴史好きなパパも関心を持ちそうです。
都内の大きな書店でこのカレンダーを手にしていた小学生のママは、こんな話をしてくれました。
「歴史はまんがで覚えるのが一番と聞いて、うちの子、今度3年生になるので『学習まんが日本の歴史』を買ってあげようと思っていたのですが、全部揃えると2万円ぐらいするでしょ。で、今日、この日めくりカレンダーを見つけ、これならカレンダーとしても使えるし、まずこれで娘の反応を見ようと思います。」
最後に安達さんから教わった興味深いエピソードをご紹介しましょう。『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』のCMに登場する東大生は、高校3年の時にこの学習まんがシリーズを読んで、わずか2か月で「日本史」を制覇したのだそうです。ちょっと縁起のいいお話ですね。
パッケージには「1日2分のお勉強!」と書いてありました。まずは親御さんが、これで歴史を復習する姿を見せてみるのもいいかもしれません。そうすれば、お子さまはいつのまにか一緒に知識を吸収していくことでしょう。
小学館版学習まんが少年少女日本の歴史 日めくりカレンダー
まんが・イラスト:あおむら純、小学館刊、1,500円+税
累計1,948万部発行(2016年11月現在)をほこる学習まんがシリーズの金字塔『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』(全23巻)から待望のスピンオフ商品が登場。日本の歴史を毎日少しずつ学べる「卓上日めくりカレンダー」(2017年度版)。1月1日のオモテ面には、「646年(大化2年) 大化の改新の詔が出される」と書かれ、ウラ面には「大化の改新」の説明文が簡単に掲載されています。『少年少女日本の歴史』における関連イラストと該当ページが掲載されているので、『少年少女日本の歴史』をお持ちの方はその日あった事件を1日ひとつ復習でき、お持ちでない方もいつの間にか日本史の知識が蓄積されていきます。
継体天皇の即位から、東日本大震災まで、日本の歴史をまんべんなくおさえ、歳時記的にも読み物としても活用可能。歴史好きなお子さんから、歴史マニアの大人まで、そしていよいよ受験を控えた学生の方にも使い勝手のいい、カレンダー機能を超えたカレンダー。4月始まりなので新年度からの歴史学習にも、進学・進級祝いにもおすすめです!…購入はこちらから
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