【習い事アンケート】最近人気のお稽古は?:エデュママアンケート第110回
第110回 受験家庭の習い事で、いちばん多いのは?
inter-edu’s eye
受験するお子さまが多いエデュママ家庭ではどんな習い事を? スポーツ、音楽系などジャンル別にアンケートしてみました。
まずはカラダ作り?スポーツ系がNo.1
今回の習い事アンケートでは、あえて学習塾を除いて、小学生ママ限定で、お子さまが過去あるいは現在通っている習い事ジャンルにすべてチェックをいれてもらいました。
その結果が左のグラフ。TOPはスポーツで、次いでピアノなどの音楽系、次いでそろばん、習字などの文化系、さらに英語などの外国語が続きました。
また回答者数の割合でいうと、スポーツ系が全体の半数以上、音楽系が半数弱。英語などが4分の1程度になりました。ネットでもさまざまな習い事関連アンケートが実施されていますが、それらとだいたい同じような傾向です。教育熱心で中学受験をする方の多いエデュママ家庭でも、やはり、まずはカラダ作りというところでしょうか。
ところで、昨年、子どもの日に向けて実施されたインターネットアンケートに興味深い結果があったのでご報告しておきます。
親世代と比べると書道が凋落、英会話が増加中
ニッセイのインターネットアンケートでは、親世代にも、自分の子どものときの習い事を聞いていました。親世代でいちばん多かったのが書道。ついで学習塾、音楽教室、水泳という順番です。これに対して現在子どもたちが通っている習い事は、学習塾、水泳、音楽教室、英会話の順。書道の凋落が著しく、学習塾、水泳、英会話が増えています。
ちなみに男子は、親世代が書道、学習塾、水泳、野球/ソフトボールの順なのに対して、子ども世代は、学習塾、水泳、サッカー/フットサル、英会話の順。また女子は、親世代が書道、音楽教室、学習塾、水泳の順で、子ども世代が学習塾、音楽教室、水泳、書道の順。男の子のスポーツが野球からサッカーに移行し、書道は女の子の習い事としてなんとか生き残っているという感じです。
このアンケートでもうひとつ興味深かったのが、親世代の「何も通っていない」つまり習い事をした経験がない人の割合でした。60代以上では40.5%なのに対して、50代では急減して21.4%。40代が11.8%、30代が8.4%という数値。今の40代はだいたい昭和40年代生まれになるので、そのころから日本では習い事が一般的になり、以来、勉強のための学習塾はどんどん活況になっていったのでしょう。これは、都市圏における中学受験の歴史とも重なり、かつ日本のGNPの変化とも比例しているように見受けられます。
■参照サイト
●ニッセイ インターネットアンケート「子どもの日・子どもの習い事」について
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