【中受ママ限定】お子さまは中学受験に意欲的?:エデュママアンケート第112回
第112回 【中受ママ限定】お子さまは中学受験に意欲的ですか?
inter-edu’s eye
中学受験をするご家庭にお子さまの受験への姿勢をアンケートしたところ、意欲的なお子さまが多数! ただ“勉強も頑張っている”となると、だいぶ数は減りますが…。
75%の子どもが、中学受験を希望!
今回のアンケートでは、選択肢を7つ設定しました。「意欲的で、勉強もよくやっている」「受験したいと言うが、勉強はいまいち」「受験したいと言っていたが、今はやる気なし」「受験したいと言ったり、そうでなかったり」「受験したいとは思っていない」「全く無関心」と「わからない」です。
その結果は、「意欲的で、勉強もよくやっている」と「受験したいと言うが、勉強はいまいち」だけで75%超。つまり4人のうち3人のお子さまが中学受験に意欲的でした。まあ、その中の半分程度のお子さまは、親の目からみると勉強のがんばりはいまいち。親御さんの心配顔が見えてきます。
これに対して、今現在、受験したいという意欲がない、あるいは不安定なお子さまは約20%。お子さまの状態を見てどうしたらいいのか、思い悩んでおられる親御さんも多かろうと思います。
学習意欲を高めるためにできることは?
中学受験に限らず、子どもの学習意欲を高めることは、とても難しいこと。ネットにはプロの教師を対象とした「学習意欲を喚起する授業」に関する研究論文が多数のっており、前回のお伝えしたように、大学入試改革の目的のひとつもそこにあります。そしてそれらの教育情報を見ても、また親御さんたちの経験からも、「勉強しなさい」というような命令口調の言葉は百害あって一利なし。むしろ子どもとどう関わるかに、学習意欲を高めるヒントが隠れていることがわかります。
たとえば、「社会のしくみや歴史のできごとの背景を伝える」「算数/数学の考え方や解き方の面白さを伝える」「生き物や自然の素晴らしさ、不思議さを伝える」といったことをしている家庭は、そうでない家庭の子より成績がいいと判明しています。また、勉強の意義を伝えた、勉強が役に立つことを伝えることも、子どものやる気につながります(コチラを参照)
今、中学受験のために塾に通っているとしても、そこで子ども自身が意欲的に学んだことは、志望校に合格するかどうかを超えて、子どもの将来の肥やしになるものです。お子さまの学習意欲に悩んでおられる方は、ぜひ勉強の中身や周辺のことを、親子で一緒に楽しむ機会をたくさん作ってみてください。本や図鑑、博物館なども頼りになると思います。
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