第56回 お子さまが5月病だと感じることはありますか?
子どもの5月病に関するアンケート結果2013/05/21
新入学や新学年、新しい生活に目をキラキラさせていたお子さまが、急に「学校へ行きたくない」と言い始めたら…。友だち関係や学習内容など、入学前とのギャップが何かと多いこの時期、低年齢化していると言われる5月病が気になります。決して他人事ではない「子どもの5月病」について、調査しました。
お子さまが5月病だと感じることはありますか?
■4人に1人が5月病の疑い
子どもが5月病だと感じることがあるエデュママは26%。4人に1人が子どもに5月病のような症状を感じるという結果です。2006年に厚生労働省が行った調査では「中学生の4人に1人がうつ状態」という結果が出ており、その割合は共通しています。
また、株式会社メディアインタラクティブが2011年に行った調査では、「新入社員の4人に1人が5月病と感じている」と結果が出ています。成人しても感じてしまう、新しい環境に対するストレス。子どもが苦しんでいると思うと、胸が痛みますね。
■受験をした子どもたちは5月病になりやすい?
具体的な症状としては、「朝起きられない」「おしゃべりだった子が急に無口になる」「給食が食べられなくなる」「とにかく無気力」など、当アンケートにはさまざまな声が寄せられました。そもそも5月病とは、一般的にどのような症状なのでしょうか。
まず、精神的症状としては「不安や焦りを感じる」「やる気が出ない」「憂鬱になる」など、身体的症状としては「眠れない」「食欲がない」「疲れやすい」などが挙げられます。また、その原因としては「新しい環境や生活に適応できず、早く適応しなくてはという思いから、空回りし、焦り、ストレス状態に陥る」「期待していた新生活と現実とのギャップから、落ち込む」など。特に受験の後に迎えた学校生活であれば、その状況になりやすい環境にあるかもしれません。
■親がしてあげられること
教育コンサルタントの上野緑子さんは子どもの5月病の対処法として、「頑張りすぎなくていいよ、と言ってあげる」「休みの日にはからだを動かして汗を流させる」「話を聞いてあげる」「バランスのとれた食事を心がける」「スキンシップをとる」を挙げています。
当サイト掲示板『【2955415】五月病』では、お子さまの5月病に悩むエデュママに対し、「長い目で見守る」「普段通りに接してあげて」など、先輩エデュママからのリアルなアドバイスも。親として、まずはしっかりお子さまの様子を見てあげることが大切ですね。
■参照サイト
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