第64回 お子さまの「得意科目」は何ですか?

見て・知って・答えて!エデュママアンケート調査

お子さまの一番の得意科目は何ですか?2013/09/10

お子さまの一番の得意科目は何ですか?のアンケート結果グラフ

小学生のママ限定で、お子さまの得意科目をひとつ選んでいただいたところ、第1位が算数(41%)、第2位が国語(20%)、以下、社会、理科と続きました。「えっ、算数? 嫌いな子が多い科目では?」と思う方もいらっしゃるでしょう。そこで調べてみたところ、算数は、「勉強が得意な子」が好きな科目で、「勉強が苦手な子」が嫌いな科目であることがわかりました。ということは、エデュママの多くが、勉強が得意なお子さまをお持ちということになりますね。

勉強が得意な子は算数が好きで、体育が嫌い

「勉強が得意な子は算数が好き」は、学研教育総合研究所の小学生白書Web版(2010年)の調査結果です。この調査は、勉強の習熟度を高・中・低の3グループに分けて好きな科目や嫌いな科目などを調べたもの。それによると、「勉強が得意な子(習熟度が高い)」は算数と理科が好き。「勉強が苦手な子(習熟度が低い)」は、図工・音楽・体育が好き。さらに勉強が得意な子は体育が嫌いで、苦手な子は算数が嫌いという結果が出ていました。

ちなみに同調査によると、「勉強が得意な子」は、問題をはやく解いたり、難しい問題をじっくり考えることが好きで、自分の長所をどんどん伸ばしてくれる授業が好き。他方、「勉強が苦手な子」は、はやく解いたりじっくり考えることが嫌いで、わからないことを手取り足取り反復して教えてくれる授業を求めています。これだけ対照的な子どもたちが同居する公立小学校の先生方、ご苦労は本当に大変なものなのでしょうね。

得意な科目には、性別や先生の存在が大きく影響

ところで、エデュママご自身は、子どものとき、どの科目が得意でしたか? WEB上に「小学生の頃一番得意だった科目ランキング」というページがありました。そこを見ると、総合だと、1位算数、2位国語、3位体育ですが、女性だけだと、1位国語、2位算数、3位音楽。男性は、1位算数、2位理科、3位社会。得意科目は男女で大きく異なります。
さて、最後に、個人の方のHPで見つけたお話を。「子ども3人と理系ママの家庭学習」というHPに、「小5のクラスで調べた【好きな教科ランキング】」がありました。結果は1位が社会。ちょっと意外な結果を、このHP管理人のたまきさんは、「(担任の先生が)一般の社会人を経験してから、学校の先生を目指した方なので、社会経験も豊富だし、多分面白い授業なんだと思うんです」と書いておられます。確かに科目の好き嫌いには、担任の先生の存在も大きく影響するのでしょう。いい先生との出会いは、子どもを勉強好きにもしてくれるもの。親としては祈るしかありませんが…。

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