第67回 教育へのITの利用に賛成?反対?

見て・知って・答えて!エデュママアンケート調査

教育へのIT活用について、どう思いますか?2013/11/08

ICT教育、教育へのIT利用に関するアンケート結果グラフ

最近、ITに代わる言葉として使われることが多くなった「ICT」。この言葉を知っているかどうか、エデュママのみなさんにアンケートをとってみたところ、70%の人が知っていると回答しています(「理解している」と「何となくわかる」の合計)。

ちなみにICTとは、Information and Communication Technologyの略語で、IT(Information Technology)と同じほぼ同じ意味ですが、コンピュータ関連の技術を表すITに対し、コンピュータ技術の「活用」の重きを置くときにICTが使われるケースが多いようです。

さて、エデュママにとって一番の関心事といえば、教育分野でのIT活用でしょう。先日はエデュママリサーチで、学校のICT化についてレポートをしましたが、皆さんは教育分野でのIT活用をどう思っているのか。アンケート結果を見ると、「進めるべき」と「まあ進めるべき」を合わせて76%もの人が「推進すべき」と考えていることがわかりました。

推進すべき、ただしコンピュータ利用のデメリットにご用心!

ただ、自由に書いていただいたご意見を見てみると、「総論賛成、ただし条件あり」という方が多数いらっしゃるようです。いくつかのご意見を紹介してみます。

・目によくない。
・小学生段階では、使いこなせるとは思えない。おもちゃになりかねない。
・生なものを見たり感じたりすることのほうが大事だと思います。
・書くことは、紙とペンで身につけるべき。
・手を使って書く、辞書を引く、書物を調べることのほうが大事。
・紙の教科書やノートでなければ頭に入りにくい。
・キーをたたけば答えが出てくる授業より、本をめくる作業のほうが大事だと思います。
・メリット・デメリットを明確にしてから導入すべき。
・時代の要請だからしかたがない。
・急激なIT化で、使えなければ仕事はできない時代だから。
・小学生には向いていない。ネットには成長期の子供が見てはいけないページもいろいろあり、あまりいい影響がないと思うから。

学校現場はまだまだ自由自在にITを使えない

ところで、文部科学省がこの春発表した調査結果によると、教育コンピュータの普及率は、全国平均で児童生徒6.5人に1台。装備率が最高の鹿児島県で4.5人に1台、最低の愛知県で8.2人に1台

ICTを教育で活用するには、コンピュータもインターネットもストレスなく使えることが最低限の条件。また、教える教師側の情報リテラシーの問題もあり、まだまだ理想的な環境には遠いといわざるをえませんね。

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