誤解してるかも?冬休みにやっておきたいことは?
inter-edu’s eye
クリスマスやお正月などイベントが多い、冬休み。しかし受験生、とくに高校を受験する人にとって、冬休みは大きな山場といえます。「冬休みはとにかく過去問を解く!」と思っている方が多いのではないでしょうか? 実はそれは…。今回は冬休み前と、冬休み中にやっておきたいことをご紹介していきます。
冬休み前にやっておきたいことは?
冬休みに入る前にやっておきたいことの1つとして「スケジュール作成」があります。冬休みや夏休みの長期休暇では、勉強に充てられる時間が大幅に増えます。
しかし実際に集中できる時間には限りがありますし、無理に勉強して体調を崩し、何日間も寝込む結果になっては元も子もありません。まず勉強する時間を一日のスケジュールに落とし込んでいく必要があります。
この作業と同時平行でやっておきたいことに、「苦手科目の明確化」と「勉強に対する戦略立て」があります。苦手科目の克服については前回の記事でご紹介したように、冬休みを越えてから、苦手科目を一気に克服しようとしても時間的に厳しいでしょう。
そこで、冬休みに入る2週間前までに、「自分はこの教科のココが苦手だから、冬休みはこうやっていこう!」と戦略を立てておきましょう。この時親御さんにしていただきたいのは、「客観的にスケジュールを見てあげること」です。
親御さんはこれをしてあげたい
試験本番が近づくと、お子さまの気持ちに余裕がなくなりあれもこれもと無茶なスケジュールを立てがちです。明らかに無謀なスケジュールにも関わらず、「今日これをやろうと思っていたのにできなかった、どうしよう…」と自己嫌悪になり、やる気も上がらないという悪循環になってしまいます。
とはいえ、実際にやってみないと、どこまでできるか分からない部分もあると思いますので、まずは本人が立てたスケジュールを実践し、2~3日様子を見て軌道修正をしていくのもいいでしょう。
冬休み中にやっておきたいことは?
次に、冬休み中にやっておきたいことをご紹介していきます。
1点目は、先ほどご紹介した「苦手科目の克服」。そして2点目が「過去問を解く」ことです。ただ、この過去問も、実は時期ごとに解き方があります。今回は冬休み中の過去問の解き方をご紹介します。
1.受験校の過去問を一通り解く
2.採点をする
3.問題が解けなかったところを洗い出す
4.どこが間違っていたのかを分析
5.解けなかった箇所を参考書などを使って勉強し直す
6.これを過去2年分繰り返す
以上が流れになりますが、過去問を解く目的は過去問を解けるようにすることではありません。ではなんのために解くのかというと「問題の傾向をつかみ、当日の問題が解けるようになること」です。ここで重要になるのが、過去問を解いたあとの参考書を使っての勉強です。
過去問はあくまで勉強内容の現在の理解度を測るためと、傾向をつかみ弱点を把握するために使用します。過去問を解き、分からないところを参考書で勉強という流れが最も理想的な流れです。
親御さんはここに気をつけてあげたい
受験生がやりがちなのが、過去問を何年分も解いて答えを見て満足してしまうことです。このやり方だと問題の傾向をつかむことはできるかもしれませんが、真の意味で力が身につくとはいえません。意外とやりがちなこのやり方は絶対に避けましょう。
ググッと差がつくココがポイント!
「冬休みは山場」。受験生本人は分かっていても、なかなかうまく行かないこともあります。親御さんは最初に立てたスケジュールから大幅にずれている!と感じたら軌道修正してあげましょう。
次回は、冬休み明けに気にしたいあのことをご紹介します。
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