高校受験後の合否に関わらず、お母さまがやっておきたいことは?
inter-edu’s eye
受験の合否が出た後は、通うことになる高校に入学金を支払い、入学手続き、お世話になった人へのお礼など慌ただしくなります。ただその前にやっておきたいことが。それは、お子さまへのアフターフォローと声掛けです。今回は志望校に見事合格した受験生、残念ながら結果を出せなかった受験生ごとに見ていきましょう。
合格した受験生は入学後最高のスタートをきれる準備を
「受験後のアフターフォロー・声掛け」というと、結果を出せなかった受験生に焦点が当てられがちですが、実は志望校に合格した受験生にも必要です。まずはそちらから見ていきましょう。
まずは一緒に喜ぶ気持ちを大切に
「わが子が見事第一志望校に合格した」。まずはこのことについて素直に感動を分かち合いましょう。念願の高校に合格したことを、少しおおげさなぐらいお子さまと一緒に喜びましょう。
好きなこともさせつつ、生活リズムは崩さないように
お子さまが「受験も終了したから遊びたい!」こう思うのは当然です。ただ気をつけておきたいのは、生活リズムを崩さないことです。入学後には、新しい環境で慣れない生活をしばらく続けますので、体調を整えておかないと持ちません。せっかくの楽しい学校生活も体調が悪くては台無しです。「たくさん遊んでもいいけど、規則正しい生活もしようね」と声をかけてあげましょう。
クラス分けテストのため、そして入学後も考え勉強を
これは高校によって異なりますが、入学前に実力テストが行われる場合があります。このテストの結果によってクラス分けが行われます。高校の3年間は長いようで、短いもの。3年後の大学受験を見据え、しっかり勉強したいと思う方は、良いスタートをきれるように、クラス分けテストの勉強もしっかりしておくことをおすすめします。
残念ながら結果を出せなかった受験生にはメンタル面をケアを
次に、残念ながら第一志望校の受験で、結果を出せなかった受験生へのアフターフォロー・声掛けをご紹介します。
これを言うのはNG?
まず、「落ちてしまったことは忘れなさい」ということは言わないようにしましょう。なぜなら、落ちてしまったことをすぐに忘れることは難しいからです。それよりも、「悔しかった経験を人生の糧とし、挑戦が続く人生経験の一つとして受け止めよう」と伝えましょう。
第一志望で結果を出せなかったら…
第一志望で結果を出せなかった場合、併願校での進路選択をする必要がでてきます。ショックはあると思いますが、まずはお母さまが一旦落ち着きお子さまと相談して通う高校を決めていきましょう。
過去を振り返るのは”受験直後”は控える
絶対にやってはいけないのは、「あの塾を選んだから失敗した」、「あの時期にこれをやっていなかったから、結果を出せなかった」などネガティブに過去を振り返ることです。うまくいかなかったことは気になる気持ちは良く分かりますが、悔やんでも結果は覆りません。
ただここで誤解していただきたくないのは、過去を振り返ることが悪いわけではないということです。3年後の大学受験を視野に入れた場合、失敗は貴重なデータになります。「受験校のレベルが自分に合っていなかった」、「勉強を始めた時期が遅かった」、「追い込みが甘かった」…など。客観的に、お子さまとおさらいしてみましょう。時期ですが、あまり時間が経つと忘れてしまうので、高校入学後、気持ちが落ち着いたときにすることをおすすめします。
高校受験はゴールではありません。例え結果が出せなかったとしても、うまくいかなかった経験を活かし、3年後の大学受験でリベンジすればいいのです。一番もったいないのは、第一志望校ではない高校に入学したことを理由に、気を落としたまま3年間を棒に振ってしまうことです。
最後に、塾に通っていた場合の、塾側のアフターフォローについてお話ししていきます。これは塾によって個人差がありますが、塾には合格した受験生が押し寄せたりするので、非常に忙しく、なかなか一人ひとりの対応が難しい場合もあります。
そこで必要になるのはやはりお母さまの存在です。「高校受験後のアフターフォロー・声掛けは、お母さまができる必須のサポート」としてとらえましょう。
ググッと差がつくココがポイント!
見事第一志望校に合格した受験生、そして惜しくも結果が出なかった受験生も、大切なのは入学後です。受験後しっかりお母さまがアフターフォロー・声掛けをし、気持ちの良いスタートをきり3年間実のある生活を送れるようにしてあげましょう。
次回は、受験後~春休みの間にやっておきたいことです。
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