中学受験ではなく高校受験を選ぶメリットとは?
inter-edu’s eye
1年間にわたり連載してきた本コンテンツも、いよいよ最終回。ご愛読いただきました皆さま誠にありがとうございました。今回は締めくくりとして、高校受験のメリットを見ていきましょう。
中学受験を選ぶか、高校受験を選ぶか
「高校受験をするメリットは?」と聞かれて、皆さまは何を思い浮かべるでしょうか? 中学受験では、一貫した6年間の教育、充実した環境・設備での学び、大学受験のための充実したカリキュラムなどメリットが多数あります。しかし「高校受験のメリットは?」となると、すぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか。
高校受験の4つのメリット
1.高校受験の勢いのまま、大学受験に臨める
個人差はありますが、中学受験を経た高校1年生頃は、中だるみをしてしまうケースもあります。対して、高校受験は受験終了後、大学受験を意識した場合、短い3年間の中で勉強することになるので、かえって集中できる場合があります。
2.公立中学校への進学で多様な価値観を学べる
中学受験をして私立中高一貫校に入ると、ある程度学力や価値観が同じ人と6年間を過ごすことになります。中学受験で失敗し、3年後高校受験をする際には、公立中学校に通う人もいると思います。学力や家庭環境もまったく違う人が集まるので、多様な考え方を学ぶことができます。社会に出て仕事をする頃には、様々な価値観の人に会うことになります。早いうちから多様な考え方を学ぶことは後々に活きてきます。
3.目的を明確にすることで成長する
高校受験では、親がアドバイスすることはあっても、多くの場合お子さまが「通いたいと思った高校」に通うことになると思います。自分で目標を定め、努力することで、お子さまは大きく成長することができます。
4.浮いた分の時間を違うサポートに
「中学受験は親の受験」と言われるほど、親のサポートが重要になってきます。しかし高校受験では、お子さまも成長し、ある程度は本人に任せて受験させることができるので、何から何までやってあげる必要はなくなってきます。遠方でなければ塾の送り迎えは不要なので、その分家でおいしい料理を作って待っていてあげるなどです。
編集部が1年間で感じたこと
高校受験の主役がお子さまであるのは間違いありません。しかし親御さんができることはたくさんあるということを気づいていただけましたでしょうか?
例えば、学校見学に一緒に参加して、お子さまに本当に合うのかどうか見極めること、アクセス面で不便だとどれほど負担になるのかなど、人生経験がないと見えない部分のアドバイスをしてあげることができます。 栄養管理や、ストレスを溜めない環境づくり、勉強する姿勢を身を持って見せるなど、身近な存在で受験生を理解している人=親御さんにしかできないこともあります。また、勉強に集中しているお子さまにとって、併願校選びは重要でありながら難しいものでもあります。そこで重要になるのが親御さんの情報収集力です。
これ以外にも、まだまだ親御さんができることはあります。中学受験と比べると、何もかもしてあげる必要はありませんが、お子さまが「3年間輝ける学校」に入学できるようにサポートしてあげましょう。
ググッと差がつくココがポイント!
高校受験で希望の学校に行くには、もちろん本人の努力が必要です。ですが、差がつくポイントは「親御さんの関わり方」にあります。ポイントを抑えたサポートをして、合格を勝ち取りましょう。今回ご紹介した高校受験のメリットをぜひご参考にしてください。
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