【解答速報2020】1月14日浦和明の星の入試速報!
inter-edu’s eye
インターエデュの解答速報がいよいよ始まりました。トップバッターは1月14日に行われた浦和明の星中学校の第1回目の入試。速報として入試の様子をお伝えします。
入試実質倍率は昨年同様の1.9倍
浦和明の星の入試は、電車遅延のため開始が30分遅れとなりました。満員電車の中で試験会場に向かわれたご家族は、気が気でなかったことと思います。掲示板【5701995】2020 明の星入試にもコメントが寄せられています。
浦和明の星公式サイトによると、第1回目の入試状況は、募集人数120人に対し、応募者数は2,053人、合格者数は1,061人、実質倍率は1.9倍という結果。実質倍率は昨年と同様でした。
浦和明の星は1月に受験できるとあって、2月1日に入試解禁の東京、神奈川の学校を受ける受験生が、腕試しとして受験することもあり、募集人数に対し合格者数を増やしている学校でもあります。
(参照元:「浦和明の星中学校-2020年度 入学試験データ」)
注目の学校
東大生の興味を引いた社会の問題
さて、難問・奇問が多い難関中学の入試問題の中でも、浦和明の星は比較的スタンダートの良問が出される入試ということで、中学受験をするご家庭にはチェックをおすすめしたい入試です。そこで、今年の入試問題の中から、解答速報の模擬解答作成に参加した東大生が「どういう出題の意図なのだろう…?」と、興味を持った問題をご紹介します。
※浦和明の星の4教科の入試問題模擬解答作成に、現役東大生と現役医大生合計8名にご協力いただきました。
社会
大問の1は、北陸新幹線が走る地域にちなんだ問題でした。その土地に関する地理だけでなく、公民、歴史に関することもわずかですが触れられていたこと、北陸新幹線が通る地域にほぼ限定した出題の仕方は、大問1の大きな特徴でした。
(インターエデュ解答速報2020「浦和明の星中学校 2020年の入試問題と解答」より)
特に東大生が「これは!?」と思ったのは、(3)の問題です。
(ア)~(エ)の説明文を見てみましょう。各地の特産物が頭に入っていれば、(イ)と(ウ)は正しいとすぐわかるでしょう。しかし(ア)と(エ)のどちらが間違っているかはとても難しい判断となります。正解は(エ)ですが、(ア)の歴史上の人物として内村鑑三と新島襄が群馬県出身というのも、小学生の知識としてかなりハードルが高いでしょう。(エ)の高崎市と前橋市の人口については、群馬県民であれば知っているかもしれませんが、浦和明の星を受ける受験生が多い1都3県の中学受験生で知っているお子さんはわずかだと思います。しかも県庁所在地がある市の方が人口が多いのでは…とも思ってしまいます。
こちらの問題の出題の意図は、果たして何だったのでしょうか。
たとえば、新幹線で旅をするのであれば、停車駅の地域の調べ学習をする。そのような形でそれぞれの地域に関心を持って、知識を広げていくような勉強の仕方を指南しているようにも感じます。
みなさんはどう思われましたか? このように難関中学の入試問題を見てみると、興味深い問題が多数出題されています。インターエデュ解答速報2020では、12校の難関中学の入試問題と解答を当日に公開の予定です。2月1日もお楽しみに!!
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