中学受験、入塾で今知っておきたいこと
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中学受験お悩みに関するご質問に動画でお答えする「中学受験 保護者のお悩みQ&A」。今回は、中学受験塾の選び方と入塾のタイミングについてのお悩みです。いちばん大切なのは「我が家の中学受験ビジョンをもつこと」だと小川先生はおっしゃいます。コロナ禍で入塾のタイミングを遅らせる場合の注意点も挙げてくださいました。
【お悩み】中学受験塾の「選び方」と「入塾の時期」
小学校3年生女子のお母さまのお悩み
これから中学受験塾への入塾を検討しています。
娘の性格は比較的穏やかで、課題には積極的に取り組みます。一方で、できるか?というと精神的に幼い面もあり未知数です。学校の勉強では真ん中くらいですが、非常に中学受験をする子どもの多い地域なので、学力の高い子が多く、親御さんも教育熱心な方が多い印象をもっています。
少し早めに塾通いをスタートしようかと考えていましたが、コロナ等のこともあるため、ゆっくり考えてもよいかなと思っています。
塾を決める際には、どのような点を重視して決めるのが良いでしょうか? 体験授業に1回参加しただけで決定してよいものなのでしょうか。
娘は人見知りもせず、比較的どこでも輪に入れるタイプです。
【回答】小川先生からのアドバイス動画
まずは「我が家の中学受験ビジョン」をもちましょう!
- 動画ダイジェスト
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3年生は幼くて当然です。時間にも、まだ余裕があります。まずは、なぜ中学受験をするか?お子さんに、どんな学校で、どんな6年間過ごさせたいのかをご家族でイメージしましょう。大事なのは、「我が家の中学受験のビジョンをもつ」ことです。
その上で、塾へ話を聞きに行きましょう。親子で「ここなら良さそうかもしれない」と感じた塾に入塾されるのが良いと思います。穏やかで素直なお嬢さんのようなので、競争に勝つことよりも、自分の成長を感じられることにやりがいをもつタイプではないかと推測します。その場合は、クラスが上下するなど競わせながら勉強をするタイプの塾よりも、一人ひとりに先生が丁寧に対応してくれる少人数の塾が合っているかもしれません。ただし、丁寧に成長に合わせて対応する塾は、上位校への実績がそれほど高くないという現実もあります。
どのような学校へ行かせたいか、どのような中学受験をしたいか、ご家庭でよく話し合って決めてください。コロナ禍で通塾を見送るものいいと思います。例えば4年生の途中から塾に通い始める場合は、2つのことに気を付けてください。
◆関連Q&A動画リンク
理由がわからないまま転塾してもいい?(安浪京子先生)
子どもが無気力に…このまま中学受験を続けていい?(小川大介先生)
今回の回答者:小川 大介(おがわ だいすけ)先生
教育専門家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。大手進学塾で看板講師として活躍後、中学受験専門のプロ個別指導塾SS-1を設立。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。講演研修活動に力を入れ、メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。
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