激変する社会でこれからの中学入試はどうなる?
inter-edu’s eye
大学入試改革に始まり、アフターコロナによる教育環境の変化、さらにグローバル化・AI技術の発達など急激に変化する時代の中、中学入試ではどのような力が求められているのでしょうか。そこで今回は、2020年度の中学入試結果に注目しながら、来年度以降の中学入試に向けてどのような対策を取った方がよいか考えていきましょう。
中学入試問題はより「考えさせる」傾向に
中学受験は、大枠は変わりませんが、世の中の動向とも密接に連動し、少しずつ変化しています。かつては主に最難関校で問われていた思考力や判断力、表現力も今では多くの学校で求められるようになりました。
それでは2020年度の中学入試の各教科の出題傾向と求められる力をみていきましょう。
【出題傾向】
《国語》
・問題文のテーマとして「他者や大人」に関するものが多くなってきている
・大人の恋愛、離婚、夫婦間の葛藤なども取り上げられている
・「弱者・病人・障害者」のテーマも今後増えていくと思われる
・自分で考える、想像する、発想する問題が増える傾向に
・科目横断的な問題も見られた
《算数》
・立体問題のバリエーションが増えつつある
・全体的に作業量が増加する傾向にある
・知識をベースにしたうえで、考えさせる問題が増える傾向にある
算数・国語ともに共通するのは、「考えさせる問題が増える傾向にある」ということ。今さかんに「思考力」と言われる中で、中学入試もその傾向が強くなってきていると言えます。
【求められる力】
《理科》
・身近な現象や小学校の教科書に載っていることを理解しておく
・基礎的な力を身に付けたうえで、それをベースに、データを読み取る力、そして思考力を身に付ける
・時事にも目を向ける
《社会》
・基礎学力を踏まえた応用力を問う問題が増加し、問題文が長文化する傾向にある
・語彙力、国語力(読解力)が求められる
・時事問題に関しては、大問まるごと時事問題という学校も増加
・秋以降に起こった時事についても出題された
理科・社会は基礎知識をベースに、関連知識を絡めて考え、答えを導き出す応用力や、長文を読んで理解する国語力が求められています。
教育改革やアフターコロナによる教育環境の変化なども今後の中学入試に大きな影響を与えることでしょう。社会全体が今まさに変化の渦中にある中、中学受験に向けてどのような準備を始めたらよいのでしょうか。
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