座談会の参加者
横浜共立学園高等学校3年生のママ:Aさん
吉祥女子中学校1年生のママ:Bさん
鷗友学園女子中学校1年生のママ:Cさん
塾とのコミュニケーションは大切。娘には毎朝手紙を
エデュナビ(以下:エデュ):後編は受験本番に向けてのお話をお聞きしたいと思います。
最初に塾選びについて、現在中学1年生のCさん、Bさんは直近のことでしたが、いかがでしたか。
鷗友学園女子中Cさん:うちは最初から受験を推していたわけではないんです。まわりのお友だちが3年生の2月頃から塾に行きだしたりして「お母さん、塾って何?」と子どもが言い出し、実際見てみたいとも言ったので、3校ほど体験授業を受けました。1つ目の塾は校舎がキレイじゃないということでダメで(笑)。3つ目に行った塾が、校舎はキレイですが、結構ガツガツやるところ。でも、授業がとにかくおもしろいと。学校しか知らない中で初めて塾に行って、受験のプロの授業を聞いたわけで、4教科受けた体験授業すべてがおもしろかったのでそこに決めました。
エデュ:ガツガツ系ですと、お子さんも大変だったのでは?
鷗友学園女子中Cさん:3年間通った中ですごいアップダウンはありました。なかなか成績が上がらないこともありましたが、でもとにかく塾は辞めたくない、中学受験も辞めたくないと。「私、受験組だから」というプライドが出てきたんですね。
次第に、塾は行っても宿題はさぼるということが出てきて、塾に相談しましたら「本人がいっぱいいっぱいだと思うので、今は心を整えましょう」ということになり、1回リセットするために次のテストまでの3週間、算数以外は宿題なしになったんです。当然テストの結果が出るわけではないけど、授業は集中することができるようになり、帰ってからの復習もできるようになったんです。それが5年生くらいの時でした。
今から振り返ると、3年間全力疾走なんて無理なのに、一人目で初めての受験だから親も力の抜き加減がわからないんです。
エデュ:塾のほうからお子さんの状況に合わせてくれたんですね。
鷗友学園女子中Cさん:そうなんです。あと、引っ越しもあってその時も成績が落ちたりしたんですが、「そういう事情ならすぐに取り返せるから大丈夫でしょう」と言ってくれて。自分も受験生の親として初めてでわからない時に先生とのコミュニケーションを取ったのは良かったなと。いろいろなアドバイスをいただけました。
下手したら後半は親といるより塾の先生といるほうが長くなるじゃないですか。塾の先生もよく見てくれていて、選んで良かったなと思います。
エデュ:その中で一番大変だった時期というと?
鷗友学園女子中Cさん:やはり6年生の最後。本人ではスケジュール管理できないくらいの勉強量をこなしていくので、私がスケジュール管理用のカレンダーを作ったり、体調管理をしたり。あとは自分の中のこだわりで、1日1語じゃないけど娘へのお手紙を毎朝、机の上に貼っておきました。
全員:それはすごい!
鷗友学園女子中Cさん:ちょっとクスっと笑えることだったり、ビシッと言うことだったり。私も一緒にやっているぞ!っていう意思表示ですね。面と向かってだと悪態ついちゃうところもあるし、聞いてないなという時があったので、そういう時は優しい言葉を書けばちょっとるゆむかなと思ったんです。