食育実践法&料理を教わりたい有名人:エデュママリサーチ第28回

「食育」実践!料理を教わりたい有名人は?栗原はるみ&速水もこみち2014年3月20日

「食育」実践!料理を教わりたい有名人は?栗原はるみ&速水もこみち

健全な食生活の実践と食文化の継承を目的に推進されている「食育」。「食育推進基本計画」により毎月19日が「食育の日」と規定されています。

エデュママリサーチでは、昨年も、食育についてレポートしましたが、今回は、「食育」の実践方法についてご紹介しましょう。中学受験生のママにとって「食育」は受験を側面サポートする最重要ポイントとも言えますよね。

インターネット調査のネオマーケティングが全国の小中学生の子どもを持つ母親を対象に行った調査では、「意識的に食生活へ取り入れているもの」として、「旬の食材」が72.0%と圧倒的に多く、次いで「地産(地域生産)の食材」45.2%、「玄米や雑穀など」(24.4%)、「減塩・カロリーオフの食品」(22.6%)と続きます。

「旬の食材」「地産地消」が1位と2位になるなど、確かに食育に対する高い関心がうかがわれますが、少し意外だったのは、「有機野菜や無農薬野菜の使用」という回答が18.6%で5位だったこと。食の安心・安全への関心が高まっているため、有機野菜や無農薬野菜の比率が高いのかと推測しましたが、有機野菜や無農薬野菜は、やはり値段が高い傾向にあり、選択肢もそれほど多くはありません。実践可能性で考えると、有機野菜や無農薬野菜を日々の食事に頻繁に取り入れるのは、まだまだ困難が伴うのかもしれません。

◆料理を教わりたい有名人には、あの人が

同じ調査レポートに、「料理を教わりたい有名人」という項目もありました。それを見ると、40.0%とぶっちぎりの1位は料理研究家の栗原はるみ、2位には、大量のオリーブオイルを使った料理で人気者になった俳優の速水もこみち(21.4%)が入りました。以下、グッチ裕三、北斗晶、平野レミ、ギャル曽根、天野ひろゆき、タモリ、木村祐一、小森純と続きます。

記述式回答の中には、「好き嫌いのある子どもに嫌いな食材を食べさせる工夫」が紹介されていました。

◆コロッケやハンバーグなど、好きなメニューにみじん切りにして入れる。
◆子どもに嫌いな野菜を切らせたりして、自分が料理を一緒に作ったと自信を持たせて、自分が作ったものを食べるようにさせている。
◆実際に農業公園などで収穫体験をする。栄養について話す。親がおいしそうに食べる。
◆おいしい旬な時期の食材を使うこと。また、離乳食の時期からいろいろな食材を味付けを加えないで食べさせるように試すこと。

最も多かったのが、「材料を細かく刻む」というもの。昔から定番の手法ではありますが、やはり最も効果的なのでしょう。子どもの好き嫌いに頭を悩ませている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

◆「塾弁」にも食育を取り入れてみては?

最後に、それでは、塾弁ではどんなことに気を遣っているか、数人の先輩エデュママに教わった注意ポイントを報告しておきましょう。

◆子どもの好きなもので旬のものをできるだけ入れるようにしている。
◆食べる時間があまりないので、おにぎりやピックに刺したものなど食べやすいもの。
◆ダイエットにはNGの炭水化物がメイン。すぐに消化して脳のエネルギーになってくれるから。でも、眠くなってはいけないので腹八分目ぐらい。
◆喉が渇く味が濃いものや、おなかにもたれやすい脂っこいものは避けている。

そろそろ新学年。家族の食卓に、塾弁に、あなたならではの「食育プラン」を取り入れてみませんか?

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