効率的にこなす年末大掃除マニュアル 大掃除開始-掃除のコツ編-

汚れはなかなか取れないし、磨いていてもすぐに汚れてしまう窓。その汚れの主な原因はほこりです。洗剤をうまく使えば短時間でピカピカになります。窓ガラスは汚れのひどい外側から始めてください。最後にサッシにたまったゴミもキレイにふき取れば、窓の掃除は完璧です。
●ガラス用洗剤をつけて雑巾で磨く | ●仕上げは新聞紙で磨く | ●T字ワイパーなら短時間 |
---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
軽く水ぶきをしてから、洗剤をつけてぞうきんで汚れをふき取ります。 | 仕上げに新聞紙で磨くと、水分がよく取れて、ふき跡も残りません。 | 洗剤でふいた後に、T字ワイパー を上から下に動かせば水分が 取れます。 |
網戸は、ほうっておくとほこりや泥で目が詰まってしまいます。軽い汚れなら、シャワーで流したり、掃除機で吸い取るだけでOK。もし汚れがこびりついてしまった場合は、洗剤をつけてこすってください。面倒に思えた網戸掃除もコツを覚えれば簡単にキレイになりますよ。
●掃除機で吸い取る | ●シャワーで汚れを流す | ●乾いた雑巾で汚れをふき取る |
---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
片面に新聞紙を貼りつけ、反対側から掃除機をあてれば、効率的にほこりが吸い取れます。新聞紙は4つ角にガムテープで留める程度 で大丈夫。 |
シャワーやホースを使って洗い流すと簡単。網面に対して斜めから流せば、網がゆがみません。ぬらしたスポンジで網を挟み込んでも洗い流せます。 | 水気が残っていると、ほこりがつきやすくなります。できるだけ水気をふき取り、よく乾燥させてください。 |
中のフィルターは、シャワーで丸洗いします。それだけで取れない時は、スポンジを使って、洗剤を薄めた水でこすって落とし、きれいになったらタオルで水気をふき取り、エアコンにセット。しばらく送風運転にして乾燥させて。エアコン本体は、掃除機や化学ぞうきんなどでほこりを取ります。水ぶきは禁物。 | ![]() |
換気扇の汚れは、油やほこりがこびりついているので、かなり頑固。でも、つけ置きで汚れを浮かせば、洗い流せます。つけ置きができない場所は湿布するのがポイント。歯ブラシなどを使えば、すみずみまでピカピカになります。
●まずはつけ置き1時間 | ●スポンジでこすり洗い |
---|---|
![]() |
![]() |
流しのシンクやダンボールの箱にビニール袋を覆い、 その中に40℃くらいのぬるま湯とつけ置き用洗剤を入れ、 換気扇の部品を約1時間つけ置きします。 |
浮いてきた汚れをスポンジでこすり洗いをします。 洗剤分が残ると汚れがつきやすくなるので、 すすぎは十分に行って。 |
●つけ置き洗いできない場所はペーパーを湿布 | |
![]() |
|
つけ置きができない場所は、頑固な汚れを取ったあとに、洗剤をしみこませたキッチンペーパーを湿布します。またレンジフードの内側の溝にも、洗剤をしみこませたキッチンペーパーを丸めて入れ込んで汚れを除去。湿布だけではとれなかった汚れは、洗剤をつけたスポンジでこすってみましょう。 |
ゴトク、受け皿、バーナーなど、外せる部分を全部外し、シンクにためた60~80度のお湯に洗剤を混ぜ、そこにつけおきします(約1時間)。汚れがゆるんだら、スチールたわしや固いスポンジでこすり洗い流します。ガス台表面の油汚れは、クリームクレンザーをつけてやわらかめのスポンジで磨きます。こびりつきを落とすなら、折った割り箸のギザギザ部分が便利です。 | ![]() |
油が飛び散ったガス台まわりの壁、油とホコリが混ざってベタついた窓ガラスの汚れは、ラップフィルムの湿布で対処。汚れ部分に洗剤を吹きつけて、その上からラップフィルムを貼ります。2~3分経ったら、ふき取って水ぶきします。汚れが固まって取れにくい部分は、スクレーパー(へら状の器具。コチラを参照。100円ショップでも買えます)でこそぎ落とし、洗剤を吹きつけ、1~2分後にふき取り、水ぶきを。
●レンジまわり用洗剤を吹きかける | ●壁とラップフィルムの間に、 空気が入らないよう貼る |
---|---|
![]() |
![]() |
電子レンジ内についた、食べ物がはねてできたこびりつきなどは、水をはったボールを入れて、3~5分加熱すると、蒸気で汚れが柔らかくなるので、ふくだけで簡単に取れます。大きなこびりつきは、スクレーパー
(へら状の器具)でこそげ落としてから、薬用エタノールを水で3倍以上にうすめたものかアルコール入り洗剤を、きれいなぞうきんにふくませて、レンジ内と外側をふきます。
※注:エタノールを使うときは火気厳禁!
●水をはったボールに入れて数分加熱 | ●加熱後、大きなこびりつきをそぎ落とす | ●最後にエタノールで消毒を |
---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
加熱時間は、ボールに入れた水の量、蒸気の出方によって調節。目安は、レンジ内に蒸気が行き渡るぐらい。 | レンジ内に傷をつけないように、スクレーパーは小刻みに動かして、汚れを取り除きます。 | エタノールはアルコール成分で揮発性が高いので、手早くふいて。ふいた後はすぐ乾き、二度ぶきの必要もありません。 |
ゴミ受けは、クリームクレンザーをつけた歯ブラシやたわしで磨きます。排水口の縁、内側も歯ブラシを使って。クリームクレンザーを洗い流したら、全体に熱湯をたっぷりかけて熱湯消毒をします。排水口の中の、手の届かない部分の汚れが気になる人は、排水パイプ用洗剤をふりかけて、2~3分後に水でしっかりと流します。
●細かい部分は歯ブラシで磨く | ●細かい部分は歯ブラシで磨く |
---|---|
![]() |
![]() |
クリームクレンザーをつけた歯ブラシで、排水口の縁、 内側を磨きます。 |
熱湯消毒によって、雑菌が原因のヌルヌルや異臭が 取れて、さっぱりします。 |
●タイル目地・壁のカビを落とす | ●排水口の汚れを落とす |
---|---|
![]() |
![]() |
壁は、お風呂用洗剤をスポンジに含ませるか、スプレー状の洗剤を吹きかけてこすり、洗い流します。目地部分のカビには、筆でカビ取り剤をつけ、しばらく置いて洗い流しましょう。タイルの目地や浴室の角、シャンプー下の赤や黒のカビ。赤カビは、表面だけについているので歯ブラシで、ガンコな黒カビは、カビ取り剤を使用して。 | 排水口の奥にたまった髪の毛や石けんかすは、排水パイプ用洗剤で溶かして処理します。排水口の入り口部分は、手で取れる髪の毛やゴミを取り除いた後、お風呂用洗剤をつけた歯ブラシでこすり、ヌルヌルした汚れを落としましょう。 |
![]() |
いすや洗面器、お風呂のふたなど、お風呂場の小物のヌルヌルは、石けんかすや水垢。つけおきで汚れを浮かすのがベストです。大量のお湯を使うので、前日の残り湯にお風呂用洗剤を入れてかき回し、その中に小物を半日つけ込んでおきます。水よりも60度前後のお湯を使うと効果的です。翌日には、スポンジで軽くこするだけで汚れがきれいに落とせます。こすっても傷のつかない柔らかいスポンジを使いましょう。 |
トイレを効率良く掃除する順番は、汚れのひどい部分から洗剤を吹きかけ、逆の順でふき取る。この順番で掃除をすると、いちばん汚れている部分をふくのが最後になり、つけおき効果も発揮され、しっかり汚れが落ちます。便器内の黄ばみは、酸性の洗剤をかけてトイレブラシでこすって水を流します。
●汚れのひどい部分から洗剤を | ●スプレーした逆の順でふき取る | ●便器内には酸性洗剤を使って |
---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
便座を上げてその裏側、そして便器の縁に洗剤を。次に便座をおろして便座の上側、さらに便座のふたの裏側にもスプレーします。最後に、汚れの少ないふたに。 | スプレーした逆の順番で、ぞうきんでふき取っていきます。便座のふた→ふたの裏→便座の上→便器の縁→便器の裏側。 | 水のたまる便器内(縁の裏側も)には、酸性洗剤をかけてトイレブラシでこすります。 |
●玄関のたたきは茶がらで掃く | |
---|---|
![]() |
|
玄関のたたきのほこりは、湿り気がある茶がらをまいて、吸着させるように掃けばきれいに取れます。特に紅茶パックの茶葉は平たくて細かいのでおすすめ。このあとぞうきんで水ぶき。こびりついた汚れがある場合は住宅用洗剤を使います。 | |
●玄関のドア止めは歯ブラシで | ●ドアホンも歯ブラシが役に立つ |
![]() |
![]() |
目立たない場所も意外と汚れが貯まっています。 古い歯ブラシで汚れをかき落とし、金具部分はぞうきんで ふいてみて。 |
ドアホンの溝はほこりがたくさん。お客様が最初に目 にするところなのできちんと磨いておきましょう。 |
これらを実践すれば、家中ぴかぴか!家族と一緒に気持ちよく新年を迎えられそうですね。
あとは、部屋内の整理整頓ができれば、突然の来客でも慌てることはありません。そこで…
チェックシートでお掃除箇所が決まったら、いよいよ大掃除開始!でも念入りに汚れを落とす掃除方法に
ちょっと自信がない…。 そんなエデュママに気をつけたいポイントの掃除法をお教えします!