年収×手に職×選べる働き方!医療系の職業:大学リサーチ第26回

大学リサーチ
2015年4月27日

第26回 年収×手に職×選べる働き方!医療系の職業

inter-edu’s eye
エデュママも関心が高い医療系の職業は、医師・薬剤師以外にも数多く存在します。医療系の職業を目指す場合は、しっかりした目標意識が重要になってきます。今回は実際の医療系の職業と特徴、仕事に就くには大学でどのように学んでいけばいいのかを中心に見ていきます。

細分化されている医療系職業

医療系の仕事も社会のニーズに伴い、細分化されています。直接医療行為を行える医師以外には何があるのでしょうか。まずはそのあたりを見ていきましょう。

治療・リハビリ系の職業
医師・歯科医師・助産師・理学療法士・作業療法士・音楽療法士・言語聴覚士・視能訓練士・臨床心理士

治療をサポートする職業
看護師・保健師・歯科衛生士・歯科技工士・救急救命士・義肢装具士・薬剤師・臨床検査技師・臨床工学技士・診療放射線技師・細胞検査士

代替医療を行う職業
はり師・きゆう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・カイロプラクティック師・アロマセラピスト・リフレクソロジスト

医療行為を支える職業
移植コーディネーター・医療ソーシャルワーカー・医療事務・調剤薬局事務・
医薬情報担当者(MR)・医薬品登録販売者

細分化されている医療系職業

もちろんこれ以外にも数多くの職業がありますが、医療系の中で大きく分けると以上のようになります。この中で共通していえることは、直接もしくは間接的に人を救う点と、手に職をつけられるという点です。

医療系の職業は人間が生きていくうえで必要不可欠なものです。そのため需要が高く、職業によっては人材不足の問題も存在します。近年はストレス社会ですので、代替医療を行える職業に注目が集まっています。

職業によっては国家資格取得は必須になっており、簡単になれるわけではありませんが、その分収入面や職業の安定性は高いものとなっています

大学入学後と卒業後はどうなる?

では実際に職業に就きたいと思った場合、大学ではどのように学んでいくのかを見ていきます。まず医師の場合は6年制の大学入学を目指します。その後医師国家試験を受け、研修を数年受けてはじめて医師になることができます。

柔道整復師の場合は大学受験の資格を持ち、国が認定する柔道整復師専門学校・大学で柔道整復師に関する知識・技術を修得し、国家試験に合格する必要があります。

結婚後も復職がしやすく、働きやすいという面で女性に人気の高い歯科衛生士・歯科技工士は専門学校に通うというイメージが強いかもしれませんが、大学でも歯学部口腔保健学科で勉強し、国家資格取得を目指すという進路を取ることもできます。

多くの場合、卒業後は病院や施術院、研究所などで働いていくことになりますが、医療系は独立開業することもできます。もちろん、リスクもあるし、努力も必要ですが、成功すれば何倍もの年収を得ることも可能です。このあたりは本人の意思次第ですので、大きな決断が必要になってきます。

色々な経験を通し、適性を一緒に探す

適性を一緒に探すことと柔軟性を身につけさせる

多様化する現代では、社会のニーズが日々変わってきています。医療系分野もさらに細分化されお子さまが大学に入学する頃には今とは異なっているかもしれません。では今からできることは何でしょうか?それはお子さまと一緒にいろいろな経験を通し、「適性」を探すことです。

医療系は幅が広く、職業によって求められるものも大きく変わってきます。小学生の頃は、将来の人格形成を大きく左右する時期でもあります。自分には何が向いているのかを意識づけしてあげれば、将来の進路が明確になってくるのではないでしょうか。

また大学に入ってみて、実際に職業に就き、万が一イメージと異なっていた場合も、柔軟性を持っていれば方向転換をすることもできます。そのためには意識づけとともに子ども自身に柔らかい頭をつくるトレーニングが必要になってきます。

医療系の大学選びのポイント
「医療系の大学選びのポイント」こちらもチェック!⇒

エデュナビトップへ