英語をもっと勉強したくなる!「One Day留学」
「One Day留学」は、中学生はA-JISの光が丘キャンパス、高校生は文京キャンパスを訪問。英語を中心に多言語が飛び交う環境で、インターナショナルスクールの授業を受講するものです。このプログラムに参加した中学3年生のK.Iさんに参加した感想をうかがいました。
「One Day 留学」に参加しようと思った理由を教えてください。
K.Iさん 私は国際社会で通用するだけの英語力をつけることを目標に文京学院に入学しました。将来、海外大学で学ぶことも視野に入れています。インターナショナルスクールは海外の学校の様子に近いと聞いていたので、入学当初から大変興味を持っていました。
A-JISの雰囲気、生徒の印象はどうでしたか?
K.Iさん
授業が一斉授業ではなく、個々で進めることや、私よりずっと下の学年の生徒もパソコンを使いこなしていることに驚きました。おしゃれで、自由な雰囲気はありますが、みんな親切で文京学院と似ていました。
日本人の生徒も多くいましたが、日本人が話す英語ではなく、外国人が話しているような英語だったので聞き取ることが大変でした。また、外国人の生徒はお箸を器用に使いこなしていて、普通に和食メニューのランチを食べていましたが、海外生活が長い日本人生徒は日本のご飯が苦手だと言っていました。
授業を受けて驚いたこと、感心したことなどはありますか。
K.Iさん
ドラマの授業が一番楽しかったです。それも日本の「ちゃんばら」だったんです。また、キャンパス内にはシアターがあって驚きでした。ダンスの授業では、足りない衣装はその場で作るなど、とても自由な雰囲気でした。
でも自由とはいえ授業中に遊んでいるような生徒はおらず、みんなまじめに自分の課題に取り組んでいました。
一番の思い出を教えてください。
K.Iさん A-JISの生徒と一緒にランチをしながらおしゃべりを楽しんだことです。でもその時に伝えられないことがたくさんあり悔しかったので、もっと英語がうまくなりたいと強く思いました。
参加して自分自身変わったなと思うことはありますか。
K.Iさん
英語をもっと勉強したいと思えるようになりました。また、先生からいつも言われているのですが、「英語ができなくてもコミュニケーションはとれる」ということも実感し、実際、とても楽しく過ごせたので、ますます海外の学校に留学したい気持ちが強くなりました。
今は英単語をもっと覚え、英検2級をとること、留学に必要なテストを受けるなど、留学に向けた準備を進めています。できれば高校1年生で行きたいと思っています。
生徒にも刺激的な文京学院とA-JISの国際教育プログラム
文京学院では「One Day留学」のほかにも、A-JISとさまざまな提携プログラムを実施しています。プログラムの内容や参加生徒の様子について広報部副部長の別所由美子先生にうかがいます。
「One Day留学」に参加した生徒の様子について教えてください。
別所先生
最初は日本の一般的な学校とは異なる校舎のつくりや、インターナショナルスクールならではの雰囲気に圧倒されていますが、授業を受ける中で少しずつ親しみ、自分から交流しようとしています。
そうした中で、K.Iさんのように英語ができない口惜しさを感じる生徒もいれば、海外の学校生活に憧れ、留学への決意が固まる生徒もいます。一方、英検2級以上を取得している生徒は、英語によるコミュニケーション力を伸ばす場として、自分と同じ年頃の生徒と英語で交流する機会を得られたことを喜んでいます。
またさまざまな場面でカルチャーショックを受ける反面、お箸を使ってお弁当を食べ、日本のコミックを愛読していると聞いて、日本文化が世界に浸透していることに驚いていた生徒もいました。多くの生徒が、英語はもちろん、異文化への抵抗感が薄まっていくと話しています。
「One Day留学」以外にはどのようなプログラムがありますか。
別所先生
さまざまなプログラムがありますが、A-JISが放課後に行う講座に文京学院生も参加する「After School Program」や、「Summer Campインターシップ」というものもあります。これはA-JIS光が丘キャンパスに通う小学校低学年の児童が夏休みに行うキャンプにスタッフとして参加し、子どもたちが楽しく安全にキャンプを行えるようサポートするものです。
最近では「AOBA×BUNKYO 藍−indigo project」を実施しました。相模湾の海洋ごみを用いたアート作品を通して、海洋汚染の脅威を訴える取り組みです。A-JIS生が社会貢献活動に主体的に取り組む姿勢は文京学院生の良い刺激となっています。
特別な指導は必要ない!?日常的に英語と触れられる学校環境
文京学院のグローバル教育について教えてください。
別所先生
文京学院が目指すのは英語が日常にある環境です。ネイティブ教員が学級担任、学年担当を務め、さらにネイティブ教員の専門性を生かし、英語以外の教科を英語で学べるコラボ授業、放課後の国際塾など「英語で学ぶ」機会を多く設けています。さまざまな場面で自然と英語に親しんでいける環境です。
Princes Chulabhorn High School(タイ)との研究発表など正確さが求められる場面では、研究発表やスピーチの指導とサポートを行っています。
また今年度もさまざまな語学研修プログラムが実施予定です。
2023年度実施予定の主な語学研修
プログラム名称 | 対象学年 | 内容 |
---|---|---|
タイ科学交流 | 高校2年生(理数キャリア) | 12 年続くPrinces Chulabhorn High School との科学交流。生徒は、互いに英語で研究成果を発表する。 |
各種留学プログラム | 高校1年生~2年生(希望制) | 提携先に加えて、ロータリー、PIEE、EILなど、世界10か国以上から留学先を選択できる。 |
オーストラリア語学研修 | 中学3年生(希望制) | イブスイッチ女子校と交流。生徒宅にホームステイをしながら通学。 |
マレーシア修学旅行 | 高校2年生(原則、全員) | 国内修学旅行との選択可。 マレーシアの学校を訪問し同世代と交流することが目的のプログラム。 |
グローバル教育を通じて、生徒たちはどのようなスキルを身につけてほしいですか。
別所先生
卒業後、国際社会に貢献できる人材に育つよう、さまざまな活動を通して、社会で起きている問題に関心を持ち、解決に向けた取り組みを考察できる力を育てたいと考えています。
A-JISとの活動もその一環です。英語を含む多言語でのコミュニケーションに親しむ機会にもなり、グローバル人材の育成にもつながっています。
受験生へメッセージをお願いします。
別所先生 「文京学院にはどのような生徒が多いですか」という質問を、受験生の保護者様からよくいただきます。一言で語り切れないのが文京学院の生徒であり、本校の魅力です。グローバル教育の一環として行っている英語力を伸ばす生徒、科学研究に打ち込む生徒、部活動に打ち込む生徒もいます。何に打ち込んだとしても、それにまっすぐ向き合い、自分だけの「好き」と「得意」を見つけて邁進する力、自分で選択する力が育まれていくのが文京学院です。たくさんの選択肢の中から、“あなただけのストーリー”を描くお手伝いができる学校です。是非1度遊びにいらしてください。
編集後記
女子校という枠を超えて、インターナショナルスクールの生徒と学べる環境はなかなかありません。一般的に英語が上達するには、覚えるだけでなく使うことが重要と言われています。文京学院には学校内にもそして学校外にも、そうした場が用意されていました。
イベント情報(中学校説明会)
名称 | 日時 | 内容 |
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学校説明会・体験入学 | 6月25日(日) 10:00~13:00 | 体験講座、学校説明、校舎見学、個別相談を実施 |
学校説明会・Bunkyo Gakuin – Global Gateway | 7月9日(日) 14:00~16:00 | 英語に特化した体験を実施 |
学校説明会 | 7月30日(日) 10:00~12:00 | 個別相談、校舎見学も実施 |
あなただけの説明会 | 8月6日(日) 9:00~16:00 | 受験生1組ずつ学校説明を実施 |