生徒から見た八王子学園の英語学習の魅力
高校1年生の2名の生徒に普段の英語学習や、八王子学園ならではの英語の授業の魅力についてお話をうかがいました。
山本祥子さんプロフィール
・クラス:東大医進クラス
・中学3年生での英検取得級:2級
・所属している部活動:食文化研究部
岡田徳空さんプロフィール
・クラス:特進クラス
・中学3年生での英検取得級:2級
・所属している部活動:コンピュータ科学部
実践的なプレゼンテーションや英会話が力になる
普段の英語学習ではどのようなことを重点的に勉強していますか。
山本さん 長文読解の速読です。模試でも長文読解は点数配分が高いので、早く文章を読み解けるように英文をおおまかに訳す練習をしています。
岡田さん 僕は単語や文法、発音などの勉強に力を入れています。
八王子学園の英語の授業の魅力を教えてください。
山本さん オーラルコミュニケーションの授業では、英語でのプレゼンテーションをよく行います。テーマは趣味や行きたい国についてなど、自分の好きなことを英語で話せるのでモチベーションがとても上がり、意欲的に取り組めます。
岡田さん 僕もオーラルコミュニケーションの授業が大きな魅力のひとつだと感じます。授業を担当するのはネイティブの先生なので、きれいな発音の英語のリスニングや実践的な英会話ができ、とても勉強になります。また、授業の一環でスピーチコンテストが行われるなど、英語を話す力を身につける機会があるのも良いと思います。
中学3年で英検2級を取得!
英検取得のための学習方法や今後の目標を教えてください。
山本さん 単語や熟語をしっかりと覚え、過去問と予想問題をできるだけ多く解きました。また、面接対策では自分の声を録音して上手く発音できているかをチェックしました。高校卒業までに準1級を取得したいと思います。
岡田さん 英検ドリルを使って勉強したり、無料のオンラインサービスで面接の対策をしたりしました。高校3年までに1級を取得することが目標です。
楽しい国際交流が英語力を磨く
オーストラリア国際交流ではどのような交流がありましたか。感想もお聞かせください。
山本さん 私たちの学年はコロナ禍の影響で海外研修には行けませんでした。その代わりにオンラインで現地校の生徒と交流が叶いました。日本の文化を分かりやすく紹介するために写真を用意していたのですが、現地校の生徒が思った以上に日本の文化を知っていて驚きました。
岡田さん オーストラリアの食文化、街や学校の様子を聞きたいと思い、質問を用意していたのですが、緊張して思ったように話せなかったのが悔しかったです。
ブリティッシュヒルズ語学研修での思い出や研修で得たことを教えてください。
山本さん 「L」と「R」の発音の違いを教えてもらったり、いろいろなミニゲームをしたりして、英語を楽しく学ぶことができました。英語で会話をする難しさを改めて感じたので、英会話をもっと頑張りたいです。海外にも行ってみたいと思うようになりました。
岡田さん 現地ではオールイングリッシュで過ごすため、友達や現地のネイティブスピーカーの方と英語でたくさん会話ができて楽しかったです。会話をする中で、もっとスピーディーに自分の言いたいことを英語で話せるようになれたらいいなと思いました。
生徒の英語力と自主性を伸ばす八王子学園の英語教育
中学校教頭・見世理恵先生に、八王子学園の英語の授業や英検の目標設定、国際交流やオーストラリア海外研修などについてお聞きしました。
日々の授業で英語の基礎力と実践力を培う
八王子学園の英語の授業の特徴を教えてください。
見世先生 言語学習で大事なことは日々の授業と課題で、基礎を固めることです。中学の英語の授業は1週間に7時間あります。内訳は検定教科書やニュートレジャーなどの副教材の授業が特進クラスで6時間、東大医進クラスで5時間、ネイティブスピーカーによる実践的な授業が特進クラスで1時間、東大医進クラスで2時間となっています。3学期には校内で全員が英検を受験するので、目標を持って英語学習に取り組めます。
英語学習に取り組みやすい環境を学校としてどのように整備されていますか。
見世先生 ネイティブスピーカーの授業では、生徒が発言する機会を持ちやすいように少人数クラスを設定しています。クラスを3分割しているので、12人ほどの生徒に1人のネイティブスピーカーの教員がついている状況です。
中学の英検取得者の取得状況を教えてください。
見世先生 中1は4級、中2は3級、中3は準2級を目標級にしています。各学年の標準級より高いレベルですが、2022年度の英検取得者は全校生徒295名中、準1級2名、2級12名、準2級70名、3級92名、4級76名、5級22名でした。各学年の目標級以上の取得率で表すと中1の4級以上が64.7%、中2の3級以上が67.4%、中3の準2級以上が69.4%です。これらの数値は年々上昇しています。
異文化理解を深める国際交流や海外研修制度
貴校の国際交流・海外研修の内容を教えてください。
見世先生
中学3年生は毎年、オーストラリア・南オーストラリア州のアデレードを中心とした地域で約10日間のホームステイと現地校(8〜9校)との交流を行ってきました。現地校には一校あたり12名ほどに生徒が分かれて行き、さらに1人1家庭でのホームステイを通して、現地の方々と交流する経験は生徒の自立心を育て、相互理解に役立つものです。
コロナ禍の影響で海外に行けなかった2021年、2022年には、現地校の生徒とのオンライン交流を行いました。中学でホームステイができなかった生徒には、オーストラリアやニュージーランドの高校に約2か月間の短期留学に行ける制度も作りました。
今後の国際交流・研修の実施予定を教えてください。
見世先生 2023年度は日本に留学している大学生との交流会と、昨年度も行った英語研修施設ブリティッシュヒルズでの研修を実施予定です。2024年度からは通常の行事が開催できるように準備を進めています。
語学教育を通して生徒にはどのように成長してほしいですか。
見世先生 英語というコミュニケーションツールを身につけ、探究学習や英語および他教科の授業で、世界の文化や自分自身と自分の地域、日本の生活や文化について知り、中学3年の異文化交流体験を通じて、相互理解や自己認識を深めてほしいと思っています。
編集後記
ネイティブスピーカーの先生による少人数制授業や英検取得の高い目標を持って取り組む英語学習は、生徒のやる気を生み出し、主体性のある勉強へとつながると感じました。また、授業でインプットしたものを国際交流や研修の場でアウトプットできる環境を作ることで、英語力をさらに磨くことができるのだと思います。
イベント名 | 日時 |
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高等学校説明会 | 8月26日(土) 10:30~、13:30~ |
中学校リピーター限定夏期学校見学会 | 8月23日(水) 10:00~ |
高等学校Enjoy部活体験 | 9月2日(土) 13:00~ |
中学校授業見学会&説明会 | 9月9日(土) 10:00~ |
高等学校説明会 | 9月9日(土) 10:30~、13:30~ |
高等学校Enjoy部活体験 | 9月9日(土) 13:00~ |
中学校保護者対象説明会 | 9月14日(木) 10:00~ |