海外大学への進学サポートが充実!白鵬女子から世界へ

白鵬女子高等学校
白鵬女子高等学校(以下、白鵬女子)は「グローバルスタンダードコース」や「グローバルアドバンスコース」を設けており、世界に目を向けた学びが充実しています。国際理解教育の特色やその実績などについて、先生や卒業生、学校長に話していただきました。受験生注目の学校イベントについても紹介します。

海外進学への実績が豊富な国際理解教育の特徴とは?

世界を見据えた学びの場を設ける白鵬女子の国際理解教育の特徴について、教頭と国際教育部長を務める赤岡和典先生に話をうかがいました。

教頭と国際教育部長を務める赤岡和典先生
教頭と国際教育部長を務める赤岡和典先生

国際理解教育について、御校ならではの特徴を教えてください。

赤岡先生 まずは海外の姉妹校との交換留学が挙げられます。アメリカ、フィリピン、タイ、ブータンなどをはじめ、交流校も含めればイギリス、カナダ、オーストラリアなど世界各国の高校とつながっています。日本でも国内インターナショナルスクールとの教育連携を行っており、サマープログラムでのインターンシップを体験できます。アメリカのマーセッドカレッジとの高大連携も特色で、語学研修プログラムやオンライン交流を行っています。

連携が多い点は魅力ですね。

赤岡先生 連携で言えば、本校とアメリカの高校の卒業資格取得を得られる「ダブルディプロマプログラム」も特徴です。本校に学籍を残し、日本にいながらアメリカの通信制高校の授業を受講してアメリカの単位を取得できる制度です。国際理解教育では「国際教養」の授業も設けており、「英語茶道」の特別授業をはじめ、香道や日本ならではの「おもてなし」であるホスピタリティーなど日本文化を学びます。外国につながる生徒たちに対しては日本語教育プログラムも実施しています。

国際理解教育を通して生徒に身につけてほしいことを教えてください。

赤岡先生 主に3つあります。一つ目は「多様性を受容し、お互いに共生することができる姿勢」、次に「グローバルな意識を持ち、主体的に行動できる力」、最後に「自国の文化、伝統を大切にする姿勢」を育んでほしいと考えています。

海外大学を目指す生徒たちはどのように勉強を取り組んでいるのでしょうか。

赤岡先生 IELTSやTOEFLなどの準備に限らず、日頃の授業を大切にし、英語力と学習力の向上を図っています。また、高校在籍中の自己の「ポートフォリオ(さまざまな教育活動体験)」を積み重ねています。海外大学を目指す生徒へは「学校生活の中で自己のポートフォリオを一つでも多く作ること」と「英語スキル向上や日頃の授業を大切にすること」、そして「興味のある分野、深めたい学びを見つけること」が重要だと伝えています。

イギリスのサセックス大学に進学した先輩の声をお届け!

白鵬女子から世界へ。イギリスのサセックス大学に進学し、その夢を叶えた斎藤涼花さんに高校時代について振り返っていただきました。

斎藤涼花さん

プロフィール画像

在籍時コース名:進学アドバンスコース
進学大学:サセックス大学(イギリス)

白鵬女子に入って良かったと思うことは何ですか?

斎藤さん 生徒の意見を一番に考えてくれる学校でしたし、私が力を入れたかったフィギュアスケートの部活と勉強と留学の3つを全力でサポートしてくれる高校でした。留学先やそのプログラムが充実しているため、自分の能力や費用、期間に合った留学経験ができたことも大きな財産です。3年間では英語力が伸びたなと感じています。ネイティブの先生が多く授業の回数も多いため、受験で使うアカデミックな英語だけではなく、実際に会話で使う英語も学べました。

進学先をサセックス大学にした理由を教えてください。

斎藤さん イギリス出身の英語の先生が、進学先地域のブライトンはイギリスで最高の土地だと教えてくれたからです。また、給付型奨学金を一番多く出してくれる大学だったので、サセックス大学に決めました。

海外大学の受験入試に向けて特に力を入れたことは?

斎藤さん 英語資格のIELTSで目標のスコアを取得することです。日常では使わないアカデミックな英単語や文法が多く、勉強するのに苦労しました。3年生から受験勉強とIELTSの勉強を並行して頑張り、卒業時に目標スコアの獲得を達成することができました。

イギリスの大学を受験する生徒が多い傾向に

海外大学の合格実績や海外大学を目指す生徒へのサポート体制などについて、進路指導部長を務める大堀英二先生に話をうかがいました。

進路指導部長を務める大堀英二先生
進路指導部長を務める大堀英二先生

海外大学の合格者数について教えてください。

大堀先生 コロナ禍は受験者数が少なかった面もあるのですが、合格者数は直近の4年で16倍に達しています。海外大学の合格者数を述べ人数で見ると、2021年度入試が4名、2022年度入試が12名、2023年度入試が37名、2024年度入試が64名と着実に増えています。

海外の進学先として希望の多い大学はありますか。

大堀先生 イギリスの大学を受験する生徒が多い傾向にあります。留学経験があり、英語能力が高い生徒には、マンチェスター大学の受験を推奨しており、その結果も毎年出ています。

海外大学を目指す生徒への進路指導やサポート体制の特徴を教えてください。

大堀先生 本校には、海外との交流プランを立て留学のサポートをする国際教育部があり、国際教育部と担任などの情報共有を密にして、海外大学の受験対応をしています。

海外大学を目指す生徒へはどんなアドバイスをしていますか。

大堀先生 具体的な相談は国際教育部につないでいますが、英語力は必須と常々生徒に伝えています。海外大学を目指すうえで必要なのは、海外に興味を持ち、国際関係に精通し、英語力向上に不断な努力を積める心だと考えているので、その点を意識するように指導しています。

一人ひとりが輝ける本校で、夢を叶えてみませんか

玉川匡彦学校長から受験生へメッセージをいただきました

2025年度の受験生にメッセージを送る玉川匡彦学校長
2025年度の受験生にメッセージを送る玉川匡彦学校長

本校では、多様な国の人々に出会い、文化の違いを理解し、認め合いながらコミュニケーションを図る中で、真の国際人を育成する国際理解教育を全学年で行っています。その一環としての留学制度は、期間や留学先が豊富なことが特色です。ハワイやブータンなどの交換留学や多くの姉妹校があり、毎年、多くの生徒がプログラムに参加しています。
近年は海外大学に合格する生徒も増えてきています。2023年度は延べ64名が海外の大学に合格しました。国内でも、国公立や私立大学の上位から中堅大学への合格者が増えてきています。
現在、海外にルーツを持つ生徒や帰国生が全校生徒の約1割となっています。国際系のコースを設立した約15年前から、徐々に増えてきており、校風として「国際性」「多様性」が根づいています。先生も国際色豊かで、教員の1割が外国籍で、日本人教員とともに担任を務めています。
「Aim high ~高みを目指して~」をスローガンとしている本校は、目標を明確に持って入学し、その目標に向かって頑張る生徒が多いので、お互いに刺激し合い高め合える、活気のある学校です。一人ひとりが輝ける、自分らしくいることができる本校で夢を叶えてみませんか。

編集後記

学校全体が国際色豊かで、国際理解教育が非常に充実していることが深く伝わりました。2024年度入試で延べ64名が海外大学に合格したという実績が、グローバルな視点を持った学びの内容の濃さを物語っています。オープンスクールも学校説明会も予約不要で参加できますので、ぜひ足を運んでみてください。

イベント紹介

オープンスクールも学校説明会も予約不要で参加できます。

イベント名 実施日時 内容
第2回オープンスクール 8月24日(土)10:00~ コース別体験講座・保護者対象説明会・校舎見学・部活動見学・個別入試相談・ランチ体験
第3回オープンスクール 9月16日(月・祝)10:00~
第2回学校説明会 10月13日(日)10:00~ 学校の雰囲気を感じられる説明会です。
【説明会内容】
・コース紹介・募集要項説明・コース別体験授業・個別相談・学校見学・部活動見学・ランチ体験
第3回学校説明会 10月27日(日)10:00~
第4回学校説明会 11月9日(土)15:00~