2024年度の受験者数増加!25年度推薦入試情報をいち早く解説!

大東文化大学第一高等学校
大東文化大学の付設校である大東文化大学第一高等学校(以下、大東一高)は、難関大学合格を目指す「特別進学クラス(特進)」、GMARCH合格を狙う「選抜進学クラス(選進)」、バランスのとれた学力を伸ばす「進学クラス(進学)」の3コースがあり、生徒の進路に合わせたカリキュラムを実施しています。受験者数も伸びている大東一高。2024年度の高校入試や2025年度の推薦入試などについて、入試広報室室長の木村先生にお聞きしました。

2024年度の入試では受験者数が増加

2024年度の高校入試について、一般入試と推薦入試を含めて志願者数などを教えてください。

木村先生 2024年度入試の志願者数は768名でした。居住地域の内訳では東京都内が411名、埼玉県を主とする都外が357名となりました。

2024年度の高校入試で見られた傾向はありましたか。

木村先生 英語、国語、数学の適性検査と面接で行われた推薦入試の受験者が増えました。さらに、一次募集で175名の定員を設けた一般入試の受験者数がより増えています。また、併願受験の数も多く、私立併願の受験生も多数見られました。

新入生が貴校を志望した理由にどのような声がありましたか。

木村先生 志望動機として最も多かったのは「学校の雰囲気に魅力を感じた」というものでした。次いで、「通学がしやすい」「学力レベルが自分に合っていて、大学のある付設校だから」「学習制度やコースに魅力を感じた」「制服に魅力を感じた」という意見が集まりました。

2025年度推薦入試の特徴とは?

2025年度の推薦入試に関して、概要を教えてください。

木村先生 東京都と神奈川県の受験生以外は併願推薦が受けられます。また、優遇の基準に成績が届いていなくても、一定の基準に達していればプラス受験ができます。プラス受験とは内申点を試験の成績に足して合否を決める試験です。

推薦入試の試験内容はどのようなものですか。

木村先生 英語、国語、数学の3教科による適性検査と、面接が行われます。適性検査は各50分、各100点満点というものです。面接は受験種別によって個別、または3人~5人のグループ面接に分かれます。

全クラス共通の出願条件とクラス別の優遇条件を教えてください。

木村先生 全クラス共通の出願条件はございません。全クラス共通の優遇条件としては「3年間の欠席が15日を超えていないこと」「5科に2がなく、9科に1がないこと」を設けています。そのほかの詳細については、図表「成績基準」を参考にしてみてください。

成績基準

入試区分 推薦入試 一般入試
入試種別 A B C 第一志望 併願
単願 併願Ⅰ 単願 併願Ⅱ 併願Ⅲ 併願Ⅳ 併願Ⅴ
受験形態 優遇 優遇 プラス 優遇 プラス 優遇 プラス オープン
特進 3科 14 14   14   14    
5科 22 23 22 23
9科 39 39 39 39
選進 3科 13 13   13   13    
5科 20 21 20 21
9科 34 36 34 36
進学 3科 12 12 9科合計27以上 12 基準なし 12 9科合計27以上 基準なし
5科 18 19 18 19
9科 32 34 32 34

※内申点(9教科)に「1」を含む場合、および内申点(5教科)に「2」を含む場合は出願不可。ただし、「基準なし」は除く。
※3科・5科・9科のいずれかの基準を満たしていれば可。

学校の雰囲気が良いことが大東一高の魅力
学校の雰囲気が良いことが大東一高の魅力
兼部OKなクラブ活動もあるのでみなさんのやりたいことが見つかるはず!
兼部OKなクラブ活動もあるのでみなさんのやりたいことが見つかるはず!

大東一高ならではのクラブ活動や行事とは?

貴校の特徴的な学習サポートについてご紹介いただけますか。

木村先生 一つは2020年度に発足した勉強部です。週に1回以上自習室に行き、勉強するという決まりがあります。また、定期考査前はメンターと面談をして目標に向けての計画や勉強のやり方の相談などをします。勉強部に入部しなくても自習室やメンター制度は利用できますが、勉強部に入部することで生徒たちも日頃から自然と自習室に足が向くようになったようです。

自習室にメンターが常駐している形でしょうか。

木村先生 そのとおりです。自習室ではメンターから勉強や勉強方法を教えてもらうことはもちろん、メンターは年齢が高校生に近い大学生や大学院生なので気軽にお喋りができます。そうした会話から大学についての情報や自分の進路の参考となる話が聞けるはずです。

クラブ活動の特色を教えてください。

木村先生 書道部やチアダンス部は、何度も全国大会出場経験がある大変勢いのあるクラブです。男子ソフトボール部も最近の活躍がめざましく、関東大会や全国大会へ出場しています。ほかにも、運動部や文化部ともにたくさんのクラブ活動があります。兼部OKなクラブ活動もあるので、みなさんのやりたいことが見つかるはずです!

特色のある行事はいかがでしょうか。

木村先生 国際交流が盛んです。毎年10以上の国や地域から来る海外の方を招いておもてなしをしながら交流をするホスプロ(ホスピタリティプログラム)があり、クラス単位の交流なので全校生徒が必ず体験をします。英会話だけが目的ではなく、日本文化を紹介し、海外の文化に触れ、来校した方をおもてなしします。これをきっかけに世界に目を向け、自分のやりたいことが見つかる生徒もいます。

国際理解教育では、ほかにどんな取り組みを行っていますか。

木村先生 さまざまな期間や行き先の留学制度にも対応しています。留学中はもちろん、留学前後の教員のサポート体制も整っています。カナダやニュージーランドの姉妹校とは30年ほど交流を行っているので、お互いのことを熟知しており、安心して留学する体制が整っています。

2025年度の受験生に向けたアドバイスとメッセージ

2025年度の受験生に対して伝えたいことはありますか。

木村先生 7月、8月、10月、11月にオープンスクールを開催予定です。クラブ活動や本校教員が行う授業を体験できますし、留学説明会も実施します。本校生徒が校舎案内をするツアーも実施予定で、在校生と話すことができるチャンスです! なお、10月と11月のオープンスクールでは入試問題解説会も行う予定です。本校の過去問を使用し、傾向と対策をお話します。本校の受験をお考えの中学生は必見のイベントだと思います。

2025年度の受験を検討しているご家庭にメッセージをお願いします。

木村先生 本校は、勉強とクラブ活動と国際交流に励みながら大学進学を目指す学校です。ぜひ在校生と触れ合い、自分の高校生活を想像してみてください。9月には文化祭の「雄飛祭」が開催されます。3年生の模擬店、1、2年生のクラス企画など生徒主体で内容は盛りだくさんです。ぜひお越しいただき、雰囲気を存分に味わってもらい高校選びの選択肢として本校を入れていただけるとうれしいです。

2023年度の卒業生は約96%が4年制大学に入学
2023年度の卒業生は約96%が4年制大学に入学
オープンスクールでは生徒が校舎案内をするツアーも実施予定
オープンスクールでは生徒が校舎案内をするツアーも実施予定

オープンスクールや学校説明会が目白押し!

オープンスクール

オープンスクールは学年を問わずに参加することができるので、ぜひ一度学校に足を運んでみてください。

日程 学校説明会 個別相談会
第2回 7/27(土)
第3回 8/24(土)
第4回 10/27(日)
第5回 11/9(土)

学校説明会・個別相談会

9月には文化祭の「雄飛祭」が開催。生徒たちのいきいきとした姿を見ることができる貴重な機会です。

日程 学校
説明会
校舎
見学
個別
相談会
第1回
9/7(土)
13:40〜
15:20〜
あり 14:00
※オンライン
同時開催
第2回
9/21(土)
なし 文化祭 11:00
第3回
9/22(日)
なし 文化祭 10:00
第4回
10/5(土)
13:40〜
15:20〜
あり 14:00
※オンライン
同時開催
第5回
10/19(土)
13:40〜
15:20〜
あり 14:00
※オンライン
同時開催

編集後記

「勉強とクラブ活動と国際交流に励みながら大学進学を目指す学校」である大東一高は、2023年度の卒業生は約93%が4年制大学に入学と進学実績も充実しており、受験者数が増加したのもその魅力の多さゆえでしょう。7月以降のオープンスクールなどで、ぜひ大東一高の特色を肌で感じてみてください。