卒業生に聞いた!大東一高だからできた夢を叶える進路選択

大東文化大学第一高等学校
大東文化大学の附設校でもある大東文化大学第一高等学校(以下、大東一高)では、3年間の成績に基づく推薦により、大東文化大学への進学が可能となります。その上で、夢に向かって他大学進学を目指す生徒に向けて、きめ細かいサポートも行っています。
今回は外部進学・内部進学を選択した卒業生2名に、学校生活について、そして大学進学までの道のりをインタビューしました。

「海洋生物の研究がしたい!」中学からの夢を叶えるため国立大学へ

始めに、国立大学への進学を選択した卒業生・関根輝一朗さんにお話をうかがいました。大学入試での学校サポートや、大東一高時代の思い出についておうかがいしました。関根さんは2017年卒業。在学時は国立・難関私立を目指す特別進学クラスに在籍し、東京海洋大学海洋資源環境学部に進学されました。

特別進学クラスに在籍。多くの先生に支えられた大学受験

東京海洋大学(以下、海洋大)を目指した理由を教えてください。

関根さん 小さい頃から海の生物が好きで、中学生の頃には海に関係した学部のある大学に入りたいと考えていました。そこで大東一高では、国立の海洋大を目指して特別進学クラスに入りました。

関根さん
関根さんからのメッセージ「大東一高は学校イベントが充実しており、とても楽しい3年間が送れます。それに入学するといろんな道が拓けると思います」

入学前から進路を決めていたのですね。

関根さん 国立で海に関して学べる大学が海洋大だったので一択でした。ただ、本格的に決めたのは1年間のカナダ留学から帰った後です。私が受験した2017年度入試で、海洋大では初の「留学経験者特別入試」という推薦入試制度が適用されることになったのです。1年間留学し、学習進度の遅れに不安があったので、この制度の適用は進学を決意した大きなきっかけになりました。

大学進学に向けて授業以外で学校からどのようなサポートがあったのでしょうか。

関根さん 小論文の添削などではいろいろとアドバイスをいただき、面接練習にも対応いただきました。
もうひとつは英語です。海外で活躍できる人材を求めて創設された推薦制度ということもあり、英語を重視して勉強しました。大東一高には海洋大出身の生物の先生もいらっしゃったので、生物に関する英語や、大学の校風などもお聞きして受験に備えました。本当にさまざまな分野に携わる先生が相談に乗ってくださいました。

関根さんと友達の写真
大東一高時代の関根さん(写真右)

受験期間中、クラスメイトとはどんな思い出がありますか。

関根さん 海上保安大学校を目指していたクラスメイトがいて、登下校のときもずっと一緒でした。分野は違いますが同じ海に関わる大学ということで、受験期間中はお互い励まし合い、とても支えられました。今でも関係が続いています。

文化祭の企画でドラムを担当
在学時は軽音楽部に所属。最後の文化祭でもバンドを組んで演奏

大きな転機になった1年間のカナダ留学

カナダ留学はご自身にとってどんな変化がありましたか。

関根さん 入学当初は留学に行こうとは思っていなかったのですが、英語教師でもある母から国際交流の良さを教わり、学校の先生のすすめもあって、高校2年の時に留学しました。
行ってみると、ホストファミリーや留学先での交流を通して、世界に家族ができる素晴らしさを実感。自分自身の性格も外交的に、そして積極的になるなど大きな影響を受けました。
帰国後は、今度はこちらがホストファミリーになって短期留学生の受け入れを何度か行い、一高卒業後も学校との縁で1〜2回ほど受け入れました。カナダのホストファミリーや、我が家に滞在した留学生とは今でも関係が続いています。

留学先のクラスメイトと関根さん
留学先のクラスメイト
留学先でカナダ国旗に寄せ書き
カナダ留学時のクラスメイトによる寄せ書き
留学先のホストファミリーと犬と関根さん
国際交流を通じ世界に家族ができることの素晴らしさを学びました

生まれ育った東京を災害から守りたい

現在の目標を教えてください。

関根さん 今は東京都港湾局で広報・国際担当の仕事をしています。生物ではありませんが海に関する仕事ができ、やりがいを感じています。今は生まれ育った東京を魅力的にしたいという思いと同時に、災害に強い街にしたいという気持ちが強いです。そういう気持ちになったのも、高校での1年間の留学経験があったからこそだと思っています。

大東文化大学へ内部進学。今は母校の講師

次に内部進学を選択した卒業生・鳥海寛規さんにお話をうかがいました。鳥海さんは2013年卒業。在学時は進学コースに在籍し、大東文化大学文学部英米文学科に進学。現在は大東一高の非常勤講師として母校の教壇に立っています。

鳥海さん
「大東一高には自分のやりたいことを見つけられるチャンスが待っています。世界と交流するチャンスを大東一高で見出してみて」と鳥海さん

面接練習や志望学部への予備知識などのアドバイスが参考に

大東文化大学への進学を決めた理由を教えてください。

鳥海さん 大東一高時代にホストファミリーを経験し、また2週間のニュージーランド語学研修にも行き、この経験が長期留学への憧れとなりました。大東文化大学は海外留学への支援が充実していることを知り、2年生の3学期に内部進学の決意をしました。

進学のために力をいれた教科や、先生からのサポートで印象深かったことを教えてください。

鳥海さん 文学部を志望したので英文学の基礎知識を進路担当の先生と一緒に勉強しました。最初から本格的な英文学に取り組むのはハードルが高かったので、有名な著者をピックアップし、その人の生い立ちや、作品へどのような技法を用いたのかなどを学習しました。面接練習や進学する学部に合わせた予備知識的な勉強もとても参考になりました。
先生からの言葉で印象に残っているのは、「今君が持っている人と関わる力、コミュニケーション能力は絶対活かすように」とおっしゃってくださったことです。この言葉は今のキャリアを選択する上で大きなアドバイスでした。

学園祭で熱唱!軽音楽部で青春を謳歌した高校時代

高校時代の印象に残った出来事などを教えてください。

鳥海さん ニュージーランド・アボンデール校の生徒との交流は、私の人生の一番のターニングポイントで、一生忘れることができない素晴らしい思い出でした。今でも彼らが日本に来るたびに交流しています。また、一緒にニュージーランドに行った仲間は卒業後10年経った今でも頻繁に遊んでいます。
そのほかにも、学園祭のステージも私の青春に欠かせない記憶となりました。当時は軽音楽部に所属しギター・ボーカルを担当したのですが、100人ほどの生徒と『天体観測』を一緒に熱唱したあの光景は今でも度々思い出されます。当時のバンドメンバーとは今もバンドを組んでいます。

ニュージーランドのホストファミリーと鳥海さん
ニュージーランドのホストファミリーと鳥海さん
ニュージーランド語学研修のメンバー
ニュージーランド研修は大きな転機に

大東文化学園への恩返しと母校への思いが今につながる

就職先として大東一高を選ばれましたが、その理由を教えてください。

鳥海さん 一高卒業後もホストファミリーのホストとして関わる機会が多々ありました。また、大学院に進学した際はイギリスの大学院に留学することもでき、英語教育の分野で学位を取得することができました。コロナ禍にも関わらず、留学が実現できたのは大東文化学園のサポートがあって成し遂げられたことです。そんな大東文化にわずかながらでも恩返しがしたい、また大東一高で過ごした青春に触れていたい、と思い講師として赴任しました。

目指している教師像を教えてください。

鳥海さん 豊かな国際交流を経験してもらえるための手段として、英語が楽しく使えるような授業を展開したいです。また、卒業生としてより身近なアドバイスを提供できればと思います。

編集後記

大東一高時代の海外留学・研修経験はその後の進路に大きな影響を与えるほど、得がたい経験だったようです。お二人のお話を聞き、大東一高だからできるさまざまな経験、そして多様な進路を選択できる環境、それを後押ししてくれる先生方がいたことで、お二人が夢の実現へ進んで行けたのだと感じました。

イベント紹介

学校説明会・個別相談会等すべてのイベントは完全予約制です。

イベント名 日時 備考
第9回学校説明会 10/21(土)13:40〜 個別相談会14:00〜、校舎見学あり
第3回 オープンスクール 10/29(日) 時間は学校ウェブサイトを参照
第10回学校説明会 11/11(土)13:40〜 個別相談会14:00〜、校舎見学あり
第4回 オープンスクール 11/18(土) 時間は学校ウェブサイトを参照
第11回学校説明会 11/25(土)13:40〜 個別相談会14:00〜、校舎見学あり
第12回学校説明会 12/2(土)13:40〜 個別相談会14:00〜、校舎見学あり