新しい入試実施日は「2月5日」
さっそく入試広報部部長の坂本純一先生にお話をうかがいましょう!
入試日程の変更点を教えてください。
坂本先生
それでは、入試日程全体に触れながらお伝えします。
2月1日はこれまでと同じく、午前・午後それぞれで試験を実施します。
翌2日には変更点がございます。午前・午後の入試がございましたが、午後の入試は行わないことになりました。
ただし、2日午前に2科・4科の試験を新たに実施します。
そして、これまで実施がなかった2月5日に、午前の入試の日程を設けます。
2月7日午前の入試もこれまで通り行いますので、受験シーズン終わり間際にチャンスが多くなりました。
日程をこのように変更したのはなぜですか。
坂本先生 近年の入試結果を見ると、後半の日程になるほど、合格最低点が上がっていく…つまり、競争が熾烈になる傾向があることが分かったのです。入試初日と比べて、最後の日程の合格最低点が20点ほど高い年もありました。
英語の筆記試験なし!英語資格型入試
ほかにも注目すべき入試の変更点はありますか。
坂本先生 去年まで、英語の筆記試験を伴う「英語技能試験」を行ってきましたが、こちらを「英語資格型入試」にリニューアルしました。英語の筆記試験がなく、2月1・2・5・7日のいずれの日程でも3パターンの試験内容が選べるようになっています。
「英語資格型入試」の試験内容を教えてください。
坂本先生
「英語資格型入試Ⅰ」は英検4級以上の資格を取得する受験生が対象の試験です。国語・算数の筆記試験の点数に、資格に応じた点数が加えられる仕組みになっています。
「英語資格型入試Ⅱ・Ⅲ」はCEFR A2以上、つまり英検準2級相当の資格がある受験生が対象です。ともに英語・日本語両方の面接があります。日本語の面接を行う理由は「帰国生入試を受けたかったけど、少し海外生活の年数が足りなかった」という受験生が来てくださったときに、日本語の能力を測るためです。
Ⅱは面接のみの試験となりますが、Ⅲは国語・算数の筆記試験が含まれます。Ⅲは本校の奨学金制度である「学力スカラシップ優先認定」の対象となります。
英語が得意な入学生にチャレンジしてほしいことを教えてください。
坂本先生
英語力が高い生徒向けのクラスを編成しているので、そちらで実力を保ちながら、本校の国際交流に積極的に参加してもらいたいと思っています。
城西では英検2級相当の資格を持つ中学3年生以上を対象に、「U.S.ディプロマプログラム」というアメリカの高校卒業資格が取得できるオンラインの学習プログラムも用意しています。全米トップの大学に進学する道も開けるのでおすすめしたいです。国内大学で国際系の学部・学科に挑戦するときにもアピールできる経験になるでしょう。
中学生活を安心スタート!
城西に入学したらどんな学びが待っていますか。
坂本先生 「机上の学び」と「体験を通した学び」が相乗効果を生むカリキュラムで、基礎学力を伸ばし、それを学校の内外で応用する力が身につきます。希望者制の体験プログラムもあるので、気になるものに積極的に参加してほしいと思います。
入学生が学校に馴染めるように取り組んでいることはありますか。
坂本先生 城西では入学後の1週間、授業がありません。生徒同士で親睦を深めるレクリエーションと、学校について知るためのオリエンテーションを集中的に行います。こうしてスモールステップで小学生から中学生へと気持ちが切り替えられるようにしています。
坂本先生 中学1年生では、自然体験に挑戦します。7月にサマースクールに行き、農業体験とテント泊を行います。農業体験は、土の中にある野菜に触れることで、「本物」を学びます。仲間と一緒に収穫する経験を通して、人間関係を深める機会になります。テント泊では、山の中で自然の心地よさを感じながらも、自然の中だからこそ思い通りにならない環境で取り組む大変さを経験することができます。どれも日常生活では味わうことのできない感覚を刺激し、楽しむことができます。
海外体験は進路選択につながる経験
城西の生徒たちがどう成長を遂げていくかを教えてください。
坂本先生 中学校生活の集大成が中学3年生3学期のオーストラリア研修。2週間にわたって、オーストラリアにホームステイをするという内容です。英語でのコミュニケーション能力だけでなく、宿泊先のご家庭で身の回りのことを自分でしっかりすることも求められます。そこで、自律に向かって大きな一歩が踏み出せます。また、海外体験を経て、「自分は何が好きなのか」「何が得意なのか」「何をしていきたいのか」と考える生徒も多いです。その後の進路選択につながる経験にもなるでしょう。
進路実現に関して力を入れていることを教えてください。
坂本先生 2024年度より、高校普通クラスをアカデミック&クリエイティブクラス(略称ACクラス)に改称し、従来の教育内容をよりパワーアップさせた体制を構築します。「一般入試で国公立大学合格」を目標に学校と校内予備校で放課後講座をさらに充実し、「総合型選抜でアピールできる」レベルの経験ができるよう探究学習をサポートします。
城西の探究学習の強みを教えてください。
坂本先生 学年全員の参加するプログラムとは別に希望者向けのゼミもあり、生徒がやりたいことを追究できる環境を整えています。修学旅行先で名産品を使った商品開発、海外の姉妹校で現地の課題解決策を論じる国際交流など、社会に参画するイベントもいっぱいです。「学校の外に飛び出したい! そして、何かを見つけたい!」という気持ちのあるお子さまに、こうした城西の学習スタイルをぜひ知ってもらいたいです。
編集後記
入試日程が増え、合格チャンスが広がった城西。中学受験の勉強は大変ですが、入学後は「机に向かう学習」だけでなく、国際社会へ一歩踏み出していく体験が待っています。ぜひ学校情報に触れながら「城西に入学した自分」を想像してみていただきたいです!
イベント日程
イベント名 | 実施日時 |
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冬休み個別学校見学 | 12月20日(水) ~2024年1月4日(木) ※ご希望の時刻に30~40分間 |
中学入試説明会 | 1月13日(土) 14:30~ |