連携大学は6校!進路が広がる千代田区の女子校をご紹介
麴町学園女子中学校高等学校(以下、麴町学園女子)は6校の大学に進学できる独自の選抜方法があることで話題。日本女子大学、東京女子大学、東洋大学、共立女子大学、女子栄養大学、成城大学でそれぞれ設定されている英語資格・内申点等の基準をクリアすることで進学することができます。
この制度のメリットは「入学後のミスマッチがないこと」。生徒たちは時間をかけて、将来に向き合いながら学部・学科を決めることができるからです。しかし、一般入試で第一志望校に合格した卒業生、海外大学への夢を叶えた卒業生も多数! 生徒たちは6年間でどんな成長を遂げるのか。先輩にお話をうかがいます。
アクティブイングリッシュで実践できる英語が身につく
麴町学園女子はどんな雰囲気の学校ですか。
M.K.さん
授業中にガンガン意見を言える、体育祭は本気で戦う…生徒の元気が弾けている学校でした。私自身もマイペースに6年間を過ごせました。高校3年生でいよいよ進路選択というとき、自分の意志を貫けたのは、そうした環境だったからかもしれません。
海外大学で学ぶうえで、麴町学園女子の学習内容はどう役立ちそうですか。
M.K.さん
麴町学園女子では英語教育全体を「アクティブイングリッシュ」と名づけて、英語を実際に使う力を伸ばす指導をしています。現在、日本に来た留学生と一緒に寮で生活しているのですが、しっかりコミュニケーションが取れているんです。麴町学園女子の学習が活かせていると日々感じています。
あと、華道や茶道を体験する授業があって良かったと思います。海外の方の前で実演すると、とてもよろこんでもらえるんです。そこから交流が生まれることもありますし、日本文化について発信できるのはすばらしいことだと思います。
「みらい科」「留学」が進路選択のカギに!?
在学中の思い出を教えてください。
M.K.さん 学校外で新体操のクラブチームに、学校では新体操部に所属して、競技に打ち込む毎日でした。そんな中、体育祭でパフォーマンスをする機会があって、試合とはまったく違う感動がありました。大きな歓声が上がって、点数を気にせず自由な気持ちになれて…。とても楽しい時間でした。
競技生活を送りながら、学習をどう進めてきたか教えてください。
M.K.さん
中学生のときは本当に新体操優先の生活でした。夕方5時から夜11時まではクラブチームでの練習があったので、朝早い時間帯と就寝前が勉強の時間です。短い時間でも集中できたので、定期テストで学年1位を取ったこともあります!
高校生になってからはだんだんと進路実現に意識が向くようになりました。
最初は医療関係の進路を考えていました。「人に貢献できる仕事がしたい」と思ったのと、もともと人体にすごく興味があったんです。生徒がテーマを決めて研究活動をする「みらい科」の授業でも、味覚について調べていました。国内大学の薬学部を中心に探していたのですが、高校2年生の秋に海外大学も選択肢に入ってきました。
海外大学を選んだきっかけを教えてください。
M.K.さん 中学3年生のときにニュージーランドに3か月間にわたって留学したことが大きかったと思います。異文化交流がすごく楽しくて、海外大学に進むハードルが下がりましたね。大学について情報を集めるなかで、施設・設備がすごく充実していることにも惹かれました。
将来像が描けた高校3年生は強い!
大学進学に向けてどのようなサポートを受けましたか。
M.K.さん 麴町学園女子はUPAA(海外協定大学推薦制度)に加盟していて、IELTSのスコアや学校の成績で加盟大学に受験できる仕組みになっています。ですから、第一志望校の対策の中心は英語でした。スピーキングは学校のiLoungeという英会話用のスペースでネイティブの先生といつも練習していました。
受験シーズンの思い出を教えてください。
M.K.さん 学校で友達とワイワイしながら勉強できました。生徒同士で影響し合ったことがたくさんあったと思います。麴町学園女子では大学訪問やみらい科の授業を通して、将来像をハッキリと描けている生徒が多いので、私も元気をもらえた気がします。
大学で力を入れていきたいことを教えてください。
M.K.さん
私が履修する生化学は、生物学と化学を組み合わせた学問領域です。食品の製造に研究成果が活かされていて、身近なものを挙げると、大豆肉もその一つ。肉に近い味と食感を再現するために、生化学で得られた知見が応用されています。
世界では人口増に伴い、食糧不足に直面しようとしている地域が広がっています。私の目標は、その状況を解決する食品を生み出すこと。たくさんの課題と向き合わなくてはならないし、慣れない環境で苦労することもあると思います。でも、麴町学園女子で伸ばしてきた英語力、新体操で培った意志の強さを武器にして研究に取り組んでいきたいです。
「なんとなく大学受験」をしないための進路指導
最後に、麴町学園女子の進路指導の方針についてうかがいます。
進路実現に関する学校の長所を教えてください。
花形先生 大学との連携に力を入れているため、早い時期に大学訪問をして、進路について考えるきっかけが得られます。大学受験に「なんとなく」で挑むのではなく、ちゃんとやりたいことを見つけて進む生徒ばかりです。どの大学に入るかではなく、卒業後のキャリアから逆算して目標を描いているのが伝わってきます。
生徒が目標意識を持てるのはなぜでしょうか。
花形先生
みらい科の授業は大きいでしょう。将来の仕事も踏まえて、自分で決めたテーマについて調べ、最後は論文にまとめることにも挑戦します。そして、女子校ならではの意見が言いやすい環境。発言力も自己肯定感も伸ばせます。受験生の皆さんも、麴町学園女子に入学したら、6年後には全然違う自分になれるはずです。
編集後記
麴町学園女子は英語教育、大学との連携の広がりにより、近年大きな変化を見せている注目校。「もっとアクティブになりたい」という思いのあるお子さまに、ぜひ入っていただきたい学校です。
イベント日程
イベント名 | 実施日程 |
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夏の学校見学会 | 8月21日(月)~26日(土) |
学校見学会 | 9月16日(土) |
葵祭(学園祭) | 9月30日(土)・10月1日(日) |
学校見学会 | 10月7日(土) |
入試問題チャレンジ | 10月9日(月・祝) |
学校説明会 | 10月28日(土) |
学校見学会 | 11月11日(土) |
入試模擬体験 | 11月26日(日) |
入試模擬体験 | 12月10日(日) |