駒込の1年生が過ごしてきた半年間の充実したキャンパスライフ

駒込中学校・高等学校
都内にたくさんある私学の中でも、仏教主義を掲げる男女共学校はわずか10校しか存在しません。なかでも340年を超える伝統を持つ駒込中学校・高等学校(以下、駒込)は、独自色の強い学校行事や情操教育を実践しています。

わずか半年でしっかり者に成長してきた駒込生たち

駒込に通い始めた中学1年生から、行事への参加や学校生活から得られた学び、部活動などで築いた人との絆などについてインタビューを実施。さらに、同席された黒木隆輝先生からもお話をうかがいました。

入学してから半年経ちましたが、思い出になった学校行事はありますか。

駒込中高の1年生男子
H.S.くん(サッカー部所属、適性検査型入試で入学)

H.S.くん みんなと心をひとつにできた体育祭が1番の思い出です。大縄跳びは練習時点で学年最下位だったのが、試合本番では声を出し合ってトップの記録を取りました。結果としては最下位だったのですが……それでも良い思い出です!

駒込中高の1年生男子
K.S.くん(バスケットボール部所属、適性検査型入試で入学)

K.S.くん 僕も同じで体育祭が楽しかったです。選手に立候補したリレーでは、両親にカッコいいところを見せられたと思います。先輩の競技を見ていたら、勝つためにやっている工夫がなんとなく伝わってきて、いろんな経験の差を感じました。

駒込中高の1年生女子
C.M.さん(演劇部所属、適性検査型入試で入学)

C.M.さん 中学演劇部に入部して初めて舞台役者としてデビューしたのが玉蘭祭(文化祭)のステージでした。台本を読み込んで一生懸命練習してきたので、当日来場してくれた両親やステージを楽しみにしてくれていたクラスメイトに褒められてとっても嬉しかったです。

駒込中高の1年生女子
R.W.さん(バドミントン部・中学生徒会所属、第一志望で入学)

R.W.さん 生徒会メンバーとして、夏休みよりも前の6月から情報収集しつつ玉蘭祭の準備を進めてきました。7月には長野県の林間学校で自然に触れあう体験をしたのも楽しかったですし、9月の玉蘭祭本番も大成功でした。駒込に通っている兄の話から学校生活の話を聞いていましたが、期待以上に充実した半年を過ごせました。

中学生になってから新しく学んだことや気づいたことはありますか。 

H.S.くん 小学校時代の授業は一人だけで勉強を進められるくらい簡単だったのに、中学に入ったら急に難しくなって驚いています。先生からきちんと要点を教わるようにしていますが、後から気になった内容をクラスメイトに聞ける積極性が身につきました。

K.S.くん 入学後に初めて仏教に触れたことで、新しい視点を得られました。自分以外の人たちとの付き合い方や社会との関係、自分自身を高めるのに必要な行動など、今まで想像していなかった考えを教えてもらい、ようやく駒込の一員になれたと実感しました。

C.M.さん 仏教の話だったら、給食の前後には天台宗の教えに基づく「食前観」「食後観」という短いお経を唱えるんです。生徒手帳に書かれているくらい大切にされている習慣です。普段の学校生活から、いろんな状況でも役立つマナーを少しずつ学んでいます。

R.W.さん 授業や行事で協力できる仲間をたくさん増やして、同じ目標を目指せる人間関係づくりが大切だと感じるようになりました。小学生だったら親や先生が何でも解決してくれましたが、これからは主体的に動かなければいけないと考えています。

中学1年生に用意されている学校行事の目的や教育目標を教えてください。

駒込中高 黒木先生
黒木隆輝先生(学年主任・数学科教諭・中学野球部顧問)

黒木先生 いろんな学校行事があるのは、生徒が自らの得意分野を見出すきっかけにしてほしいと考えているからです。そして、周囲から刺激を受けながら少しずつ学ぶ喜びを知ってもらいます。
私たち教員にとっては、仲間を引っ張り上げたり支えたりしながら成長していく過程を見守ることで、学業面以外でも評価をしたり、今後の指導方針を検討することができます。

黒木先生 仏教関連行事は月に1回ほど実施しています。お坊さんの講話を聞く、学祖の人生を「了翁会」で学ぶ、日光山研修や比叡山研修で修行体験に参加するなど、多種多様な内容があります。それらに共通する目標は「考え方を広げる」というものであり、本校が提供する独自の体験から、将来に生きる教えを身につけてもらいます。

毎年9月に校内で実施する彼岸会の様子
日光山研修では写経を体験します
日光山研修では写経を体験します

受験生の頃(1年前)と比べて、中学生になってから気持ちの変化はありますか。

H.S.くん 小学校や学習塾は歩いて通っていましたが、駒込に入学してからは一人だけで電車に乗って移動できるようになりました。生活範囲が大きく広がったので、部活動以外の物事にも興味が広がってきました。
校内ではみんなと話し合う機会がとても多いのですが、いろんな考えを聞いていると心の中の世界が少しひろがってくるような感覚があります。

K.S.くん 両親から言われるよりも先に自習計画をしっかりと立てるようになりました。バスケットボール部の練習時間と勉強時間を両立させるのが目標です。
僕よりも成績が良い友だちはライバルだと思っていて、いつか追い越すまでコツコツ勉強を続けてきます。部活動でもライバルがいるので、時間の使い方をとっても大切にしています。

C.M.さん 読書が趣味なのですが、蔵書数が45,000冊もある図書館のおかげで、外国の物語や専門書など、これまで興味がなかった本を読むようになりました。
人間関係ではそれほど積極的ではないタイプですが、演劇部の先輩たちにはきちんとした言葉を選ぶように心がけています。

R.W.さん 受験時は模試の結果が良くなかったら「やる気」を無くして復習を放棄していましたが、今になって予習・復習をしていたらよかったな……と反省することがあります。何事も諦めずに取り組んでいたら、いつか得意になっているかもしれないと思えるようになったのが成長した証かもしれません。

中1 STEAM特別講座ではプログラミングに挑戦
中1 STEAM特別講座ではプログラミングに挑戦!
仲間との協働から自分だけの「得意」が見つかります
仲間との協働から自分だけの「得意」が見つかります

中学受験生にとびっきりの応援メッセージをお願いします。

H.S.くん 受験はとにかく大変でしたが、入学してからはもっと勉強が続きます。せめて、新しい環境で楽しく過ごす中学校生活を夢見て頑張りましょう。

K.S.くん 模試の結果に一喜一憂したり、周囲のプレッシャーから押しつぶされそうになったりすることがあるでしょう。それを乗り越えた先にこそ、中学受験に挑戦した理由が見えてくるはずですよ。

C.M.さん 努力の分だけ結果が返ってくるのが勉強の面白さです。学んだことは中学生の授業で役に立つので、自信を持って勉強を続けましょう。

R.W.さん 受験にチャレンジする人たちはみんながライバルであり、同時に仲間でもあることを知っています。どんな苦労をしても自分で学校を選べる喜びが受験の醍醐味です。私たちがみんなを応援しています!

黒木先生 本校の先生方はフレンドリーでありながらメリハリを付けた指導を心がけていますので、悩みがあったら抱え込まずに頼ってください。多様な生徒が過ごす環境の中で、すくすくと成長できますよ。

編集後記

今回は駒込の独自性を言及するために仏教要素のご紹介が多くなりましたが、プログラミング入試やSTEAM教育といった私学ならではの先進性が目立つ学校です。右肩上がりの大学合格実績と同じくらい注目すべき要素としてチェックしておくことをおすすめいたします。

イベント情報

イベント名 日時 備考
第6回 中学校説明会 2024年11月16日(土) 14:00~15:30 校長挨拶・教育内容について
過去問解説(私立型・適性検査型)
個別相談会 2024年11月17日(日) 9:00~15:00  
個別相談会 2024年11月24日(日) 13:00~15:00  
個別相談会 2024年11月30日(土) 9:00~15:00  
個別相談会 2024年12月7日(土) 9:00~11:00  
第7回 中学校説明会 2024年12月22日(日) ①10:00~11:30・②14:00~15:30 校長挨拶・教育内容について
① 過去問体験&解説(私立型)
② 過去問体験&解説
(選択)適性検査型/プログラミング入試体験/自己表現入試体験
第8回 中学校説明会 2025年1月19日(日) 10:00~11:30 校長挨拶・教育内容について
合格力UP入試トライアル~これをやれば10点UP~
(保護者の方には傾向と対策をお伝えします)