校長挨拶と中学校の教育内容
「夢の実現から確かな未来につなぐ教育」を実践すると宣言された小野力校長に続き、中学校教頭の本間裕之先生は中高一貫クラスの特色について語られました。従来通りの3クラス編成は変わらず、国数英は中3時点で高校分野の先取り学習を行います。たくさんの動画で英語教育の様子が紹介されましたが、なかでもネイティブ教員によるEnglishホームルームでグループワークに取り組む授業風景が印象に残りました。
しかしながら、中学生の部活動加入率は95%に達しており、文武両立の取り組みや放課後の部活動風景が容易に想像できました。
使える英語を身につける海外留学プログラムの数々
中3全員が1か月のオーストラリア短期留学に参加する時点で驚きましたが、英国ケンブリッジ大学への語学研修は、全国26の日大付属校から選抜された精鋭のみが3週間ほど渡英できます。この語学研修に参加した高2男子の声をご紹介します。
M.K.くん
中学の3年間を通して普段の英語授業を受けているうちに、徐々に自身がついたことで英語が好きになっていました。語学研修の参加を立候補したのは、中学で培った英語力を試したかったからです。海外現地では付属校生と一緒に午後3時まで授業を受け、その後はスポーツで親睦を深めたり、街中で過ごしたりしていました。最終日は日本人主導のジャパンフェスティバルを開催し、僕たちの文化を紹介する機会がありました。
一連のプログラムを通してたくさんの反省点が出てきましたし、周囲の付属校との英語レベルに差を感じたこともあります。それでも、最後には帰国したくないほど、人生で一番の経験になりました。
今の目標は、卒業までに英検一級取得を目指しながら、自ら行動を起こして世界で活躍できる人になりたいと思っています。
受験生の皆さんは、不要な減点を避けるために字を丁寧に書くことをおすすめします。次に読書習慣をつけることです。なぜなら数学でも読解力を問われる場合が多いからです。僕の場合は第一志望に受からず、併願校として目黒日大にご縁がありましたが、勉強の教え方が上手な先生方のご指導や、好きなことにチャレンジして良いといわれた日々に救われました。中学受験は合否を心配せずに、後悔しないように全力で立ち向かってください。
新入生が乗り越えてきた中学受験ストーリー
続けて、小5の秋から説明会に参加して目黒日大を第一志望に決めていたという中1男子の声もご紹介します。
A.Y.くん
目黒日大を訪問して以来、どうしても通いたくなって友だちと競い合いながら勉強を続けてきました。社会は苦手な年号や人物名の暗記、国語は応用読解、算数は数をたくさんこなしていました。そのおかげで小6の秋以降から学力が伸び、家族や兄弟の協力もあってモチベーションを高くキープすることができました。何より、塾に通う際のお弁当が嬉しかったです。
早寝早起きで勉強習慣を身につけ、受験当日は持ち物などの最終確認だけをして早く寝るようにしました。母からは頑張ったのだから自信を持つように言われていたので、不安を感じることはありませんでした。合格発表で自分の名前を見た途端に、全身の力が抜けたのを覚えています。
目黒日大を第一志望にした理由は、先輩たちの様子がキラキラして見えたのと、自分が通学しているイメージができたことでした。塾の先生と作戦会議をしながら過去問を繰り返したり、体調管理で食事日記を付けていたりしたのが良い思い出になっています。今はダンス部と勉強の両立をしながら、オーストラリア短期留学に向けて英語を学んでいますが、オンライン英会話だけでも難しいです。それでも、数学は友だちと教え合ったり、実験授業が楽しかったり、いろんな勉強内容にとても満足しています。
受験生は「絶対にこの学校に通うんだ」と言葉に出すことが大切だと思います。言霊(ことだま)は本当にあるんですよ。
偏差値よりも過去問対策が合格への近道
説明会の最後に、広報部主任の天野正貴先生による入試結果の分析や次年度入試の概要が伝えられました。その中でも、受験生の参考にしてほしいコメントを抜粋しました。
天野先生
偏差値で学校を選ぶご家庭があるかもしれませんが、正直に言うと参考にはなりません。入試問題に取り組み、過去問で6割の正解を取るのが一番の近道です。理科・社会は幅広く勉強し、算数は計算過程を書くことで解く際の考え方を教えてください。
入試最終日となる2月4日は他校との併願が多くなるため、本校を志望するなら受験日程を検討してください。中学受験はあくまで通過点であり、入学後を見据えて学ぶことを心がけてほしいと思います。お子さまにかける声は「もっと頑張って」ではなく、「正解を出せたね」「よくやったね」という肯定的なものにしてください。本校には多様な生徒が通いますが、全員が前向きで一生懸命に毎日を過ごしています。先ほど生徒たちが見せたプレゼンテーションのように、常にチャレンジできる環境を提供していますので、入学できる日を楽しみにしてください。
待ちに待った学校自由見学がスタート
資料を手に取りつつ真剣な面持ちで内容を読み取る保護者もいれば、校舎の様子が気になって仕方がない小学生も来校するのが学校説明会です。自由に校内を見学できる時間が始まると、在校生がアンバサダーとなって親子と一緒に学校案内をしている姿が全校中で見られました。
エデュスタッフが気になったポイントを、スライドショー形式でたくさんご紹介します。
編集後記
キャンパスを訪れた瞬間から注目していたのが、中1をはじめとする在校生によるアンバサダーの存在です。いきいきした笑顔とともに、元気な挨拶を聞かせてくれる様子からは、学校に対する愛情や楽しくすごす毎日が想像できました。しかも校舎のほぼすべてを見てまわることができる学校説明会です。中学受験への気持ちを高めるために、目黒日大の来校イベントに参加しない手はありません!
イベント情報
イベント名 | 日時 |
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学校公開日 | 2024年8月25日(日) |
第3回学校説明会 | 2024年9月21日(土) |
第4回学校説明会 | 2024年11月2日(土) |
第5回学校説明会 | 2024年12月14日(土) |