明法伝統のGSPが進展!2024年中学開始で加速する国際教育

明法中学・高等学校
真のグローバル教育の実現を目指すべく、13年にわたり推進してきた明法高等学校の「GSP(グローバル・スタディーズ・プログラム)」。2024年度4月からは明法中学・高等学校(以下、明法)にて、中高の一貫した教育として発展します。国公立文系クラスに所属する高校2年生の生徒2名に、GSPでの体験や学んだことをうかがいました。

グローバル人材の育成メソッドが詰まったGSP

阿部光之介さん

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英語資格:中学3年生の1月に英検2級を取得
所属クラブ・委員会:演劇同好会・明法祭実行委員長
明法を受験した理由:先生方の雰囲気が良かったから

栗城美沙さん

プロフィール画像

英語資格:中学3年生の3月に英検2級を取得
所属クラブ:軽音楽同好会
明法を受験した理由:国際教育に興味を持ったから

留学中のパフォーマンスを向上させ、留学後の英語力の伸びを加速させる事前研修

GSPでは、高校1年生の3学期に実施されるターム留学の前に、英語力を強化するプログラムが用意されています。事前研修にはどんなメリットがあるのでしょうか。研修の良かった点を生徒にうかがいました。

留学前のオリエンテーションの集合写真
週1の英検対策講座と「英語で学ぶ日本文化(計8回)」を事前研修として実施

事前研修の良かった点を教えてください。

阿部さん たとえば、「爪切り」を相手に伝えたいのに、英単語が分からないといった場面で、どう伝えるかを訓練しました。案外簡単な英語でも伝えられるのですが、なかなか思いつかなくて。留学までに自分の足りてない点を対策できました。

栗城さん 日常生活におけるさまざまなシチュエーションの英語の動画を視聴し、内容を英語で説明した学習が印象に残っています。中学校までの英語の授業は、教科の一つとして文法などを学ぶことがメインでしたが、高校に入って、実践的な英語を学ぶようになり、留学前に、英語の楽しさや英語の新たな面を見つけられて良かったです。

ターム留学での気づきや経験で生徒が大きく成長

事前研修を通して、英語力の課題や英語の新たな側面に気づいた生徒たち。ターム留学を通して発見したこと、成長したことをうかがいました。

ターム留学で印象に残っていることを教えてください。

阿部さん 留学先のカナダはさまざまな民族の方がいて、同じ英語でも伝え方が全然違うし、イントネーションが逆の人もいました。伝わりにくくても、みんな一生懸命英語で伝えようと頑張っている姿を見て、僕もためらわずに伝えてみようと思うようになりました。

栗城さん 留学を通して、英語が生活の土台にあり、英語はあくまでコミュニケーションの1つだと感じられたことが良かったです。また、留学先が多国籍国家のカナダだったことで、英語を通してさまざまな国の文化を知ることができました。

ターム留学を通して成長したと思う点を教えてください。

阿部さん 僕は自分の意見を通したいタイプだったのですが、留学後、他人の意見は自分にはない視点から出てくるものなので、できるだけ柔軟に理解した上で、行動しようという目標を掲げられるようになりました。その経験が明法祭実行委員長の活動にも活かされました。リーダーというより、まわりは自分を支えてくれる存在と認識して対等な関係を結び、違う意見を受け入れて、明法祭を作り上げました。

カナダターム留学中の学校の様子
留学先のクラスメイトも多種多様

栗城さん 以前は自分に自信がなくて、自分から行動を起こさないタイプでした。留学先では親も友達もいない、頼れる人がいないなかでトラブルも経験しました。一つひとつを乗り越えることで自信がついて、失敗を考える前にとりあえずやってみようと思うようになりました。留学後は80名という大勢の前でプレゼンをする機会がありましたが、「自信を持って人前で話せるようになった」と思えました。

生徒主体の授業「21世紀」で培われる「伝える力」と「真実を見る力」

留学先の高校での学びを継続させ、発展させるためにも作られたオリジナル教科「21世紀」。授業の内容や今後の目標をうかがいました。

「21世紀」とは?

発信型の英語力や問題解決力といったスキルを身につけるためにオールイングリッシュ、ゼミ形式で行われる授業。SDGsの17のゴールのなかから探究したいテーマを選んで調査。山梨学院大学国際リベラルアーツ学部(iCLA)の学生に意見をうかがいディスカッションする機会もある。

21世紀の授業で講師に話しかけるAさん
気軽に英語で講師に話しかけていた阿部さん

「21世紀」で取り組んでいるテーマと、調査を通して感じたことを教えてください。

阿部さん 栗城さんと同じグループで「日本の緑被率」を調査しています。今住んでいる地域は緑が多いですが、都心に行くと緑が少なく疑問に思ったことがきっかけです。英語の情報を調べて、英語で原稿をまとめることに苦労しました。

栗城さん 調査するうちに、都心でも屋上緑化や芝を増やす取り組みがあることを知り、身近なところで環境問題への取り組みが進んでいることに気づきました。

21世紀授業のグループワークの様子
21世紀の授業はグループワークが多め
21世紀の授業で話し合う生徒たち
ICTを駆使している点も「21世紀」の特徴
21世紀の授業で講師とディスカッションをしている生徒
オールイングリッシュ授業のためスピーキング力が鍛えられる
21世紀の授業で担当の講師にアドバイスをもらう生徒
アドバイスもすべて英語。ヒアリング力も伸びる

「21世紀」を通して、取り組んでみたいと思ったことを教えてください。

阿部さん 英語を架け橋として、自分の世界を広げるために英語をもっと知りたいと思いました。また、調査するなかで、おかしい情報や嘘の情報もあったので、さまざまな角度から物事を見られるように、自分の中の視点を最大限に増やしていきたいと思いました。

21世紀の授業でクラスメイトと調査内容を確認するKさん
クラスメイトと相談しながら調査を進める栗城さん

栗城さん 英語を通して国際理解を深めていきたいですし、国際問題にも取り組めるように英語の力を伸ばしていきたいと思いました。

いよいよ2024年度スタート!中学校の「GSP foundation」とは?

魅力的なプログラムが満載のGSPが、2024年度からは中学校にて開始されます。どのような内容になるのか、教頭の早川哲生先生にうかがいました。

早川先生 2024年度からは、高校のプログラムであるGSPの基礎版「GSP foundation」を中学に設けます。中学1年生次は、従来からあるサイエンスGEとGSPの入門を1年間学び、中学2年生から高校1年生でどちらかのプログラムを選んで深く学んでいきます。「GSP foundation」では、高校1年生でのターム留学に向けて、毎週の講座以外にも、校内で外国人の先生と英会話を楽しむ「English Shower Camp」や、「東京Global gateway」での研修、英語村での宿泊研修も計画しています。

受験生へのメッセージ

中学から先を見据えた深い学びの機会がある明法。意欲に満ちた学校生活が期待できそうですね。
最後に、生徒2名からいただいた受験生へのメッセージをお伝えします。

阿部さん 明法では、好きな楽器を選びオーケストラをやる「器楽授業」があり、その授業に魅力を感じて入学しました。音楽好きにはたまらない環境ですし、先生との距離も近く、分からないことなどを気軽に聞ける雰囲気があるので、ぜひ明法に来てください!

栗城さん 自分の目標に向かって一生懸命勉強に取り組める環境が魅力の学校です。学びが深められるようなコースやカリキュラムも充実しています。価値観を広げて、大きく成長したいと思う人にはぴったりの学校だと思います。

編集後記

GSPは高等学校の3年間でも、大きく成長できるプログラムだと感じました。中学からの履修が始まれば、さらなる成長が期待できることでしょう。まだ明法を訪問したことがない、初回の方限定の直前学校説明会もありますので、興味を持たれた方はぜひ参加してみてください!

中学校イベント日程

イベント名 実施日時
入試体験会(小6生限定)・入試傾向説明会 2023年12月24日(日) 9:00~
適性検査型入試体験会(小6生限定)入試傾向説明会 2024年1月13日(土) 14:30~
直前学校説明会(初回の方限定) 2024年1月27日(土) 10:00~

高等学校イベント日程

イベント名 実施日時
推薦入試・一般入試併願優遇等の相談 2023年12月16日(土)14:00~終日
2023年12月23日(土)10:30~終日
2024年1月6日(土)14:00~