全国を目指す!日大明誠の魅力的なクラブ活動

日本大学明誠高等学校
クラブ活動を目標に高校を選ぶ受験生も多いのではないでしょうか。日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)には運動部・文化部(同好会含む)あわせて28のクラブがあります。今年4月にはダンス部が全国優勝。大躍進を見せるダンス部員に学校生活とダンスの日々についてインタビューしました。

創部11年。ダンス部が初めての全国優勝!

2013年に創部されたダンス部。現在は1年生から3年生総勢85名が在籍しています。
活動は月曜日から土曜日の放課後。毎日の練習では全体的な基礎練習を行った後、学年ごとのグループに分かれて演目の練習をします。
同部はこれまでに東京オリンピックやプロ野球、Jリーグ、Bリーグなどプロスポーツのイベントでもパフォーマンスを行うほか、テレビやネット番組、CMなど多くのメディアに出演。
2019年からは毎年全国大会に出場し、準優勝や3位などを複数回受賞してきました。この4月には高校ダンス部の頂点を決める「マイナビ HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION(通称:ハイダン)」において、2年生選抜チーム「Prink」がスモール部門で6位(東日本予選では優勝)、3年生全員で編成した「Realize」がラージ部門(大編成部門)において同部初の全国優勝を果たしました。

ハイダン2024での3年生演技
ハイダン2024での3年生チーム「Realize」の演技「グランドエスケープ」
ハイダン2024での2年生選抜チーム演技
ハイダンでも大健闘!2年生選抜チーム「Prink」の演技
ハイダン全国優勝の表彰式
優勝した3年生チーム「Realize」表彰式

動きの緩急、ストーリー性のある日大明誠のダンス

今回はお話を聞くのは、3年生の山口陽莉(ひまり)さん、2年生の河尻夏空(そら)さん。河尻さんは今年度より同部部長に就任しました。

全国大会では素晴らしい結果でしたね。

山口さん 全国1位を取るために練習してきましたが、私たちにとって最初の全国大会で達成できるとは思わず、1週間後になってようやく「優勝したんだ」という実感が沸きました。また私は衣装も担当したのですが、衣装のビジュアル点も高く評価されてとても嬉しかったです。

山口陽莉さん
山口さんは普通コース在籍。家から近いことも日大明誠進学のきっかけ。ダンスを始めた当初は分からないことも多く、先輩や仲間を観察して真似をすることから始めたとのこと

河尻さん 今回の2年生チームは学年選抜の編成のため、そのほかのメンバーの思いを背負って出場するので、プレッシャーに押しつぶされそうになったこともありましたが、逆にそれが力になったように思います。私は全国大会前にケガをしてしまい、当日は応援に回ったのですが、どこの学校よりも感情を込めて踊っていて感動しました。

河尻夏空さん
河尻さんは特別進学コース在籍。憧れのダンサーはダンス部コーチで同校卒業生の土方琉伊氏。「憧れであり、神です!」と話してくれました

日大明誠ダンス部の特徴を教えてください。

山口さん 私たちは演目それぞれのストーリー性・テーマ性を大事にしています。ストーリーがあることで私たちも感情をしっかり入れ、一体感のあるダンスが演じられますし、見ている方の感動を引き出せるようなダンスができていると思います。

河尻さん 「ヌキ」と言われる動作の分かりやすさだと思います。私たちの演目には激しい動作のあと一気に力を抜いて表現する動作が多く、その緩急の付け方はどの高校にも負けていないと思います。

お二人がダンス部に入ったきっかけはなんでしょうか。

山口さん 中学までテニス部でした。頑張って続けたものの、あまり成績を残せなかったんです。そこで高校に入ったら強い部活に入りたい、みんなと同じ方向に向かって頑張れるクラブに入りたいと思っていました。もともと中学3年生までクラシックバレエを習っていたので、これまでの経験を活かせると思いダンス部に入りました。

河尻さん 私は小学2年生からチアダンスを習っていたので、高校もダンス部がある高校に入りたいと思い、日大明誠を受験してダンス部に入りました。

仲間とのコミュニケーションを大切に次の目標は大会二連覇!

ダンスを続ける中で大切にしていることはありますか。

山口さん 仲間とのコミュニケーションです。私はあまり自分から話す方ではなかったので、1年生のときはうまくコミュニケーションがとれず、またチーム自体もまとまりがなくて…。しかし活動していく中で、積極的に話すようにした結果、どんどん周りも変わってきて、コミュニケーションを取っていく大切さに気づくことができました。

河尻さん まずは自分がダンスを楽しむこと。自分が一番楽しんでいることが一緒に活動するメンバーが楽しむことにもつながると思います。もう一つは、やはりケガをしないこと。自分ができる範囲を見定め、無理なく行動することもダンスでは大事なことだと学びました。

ダンス部練習の様子(室内)
ダンス部練習風景。新校舎が完成し練習環境も充実
ダンス部練習の様子(屋外)
人数が多いので屋外でも練習。写真は2年生選抜チーム

ダンス部に入ってここは成長できたなと思うところはありますか。

山口さん 私は柔軟な考え方ができる方ではなかったのですが、活動していく中で臨機応変に対応できるようになりました。苦手だった友人との会話も今は変に意識することなくできていると思うし、友人の言葉からとても刺激を受けています。

河尻さん 何かに集中することが苦手だったのですがダンスだけは別で、普段の集中力も増したと思います。また人をまとめるという経験がこれまでなかったのですが、部長になり、人との関わり方、部員それぞれの特性に合わせた伝え方など深いところまで考えられるようになったと思います。

今後の目標を教えてください。

河尻さん ダンス部としては日本一の連覇が目標です。もうすぐ夏の大会もあるので、ここでも優勝したいです。個人的には勉強と部活の両立です。特進コースは授業スピードが速いので、時期によってはどちらか集中しないといけない状況もあるので、うまくバランスを取ってやっていきたいです。

山口さん 私も同じく連覇です。そして、私自身がグループの中で“武器”になれるくらいダンススキルを磨きたい。そうなることで全体の底上げになるのではと思っています。
またこれからは大学受験についても考えないといけない時期になりました。今回衣装係を担当したことや、もともと手芸が好きだったので、服飾関連について興味を持ちました。今後もさらに服飾関連について学びたいと思っています。

女子サッカーや軽音楽部も注目!日大明誠のクラブ活動

同校の広報担当およびダンス部顧問でもある小泉宏太先生にもお話をうかがいました。

全国優勝を果たした3年生の活躍についてご感想をお願いします。

小泉先生 2年次にはなかなか思うような実績が出ず、チームの育成にも苦労することがありました。ただ、どんな状況でも気持ちを切らさず、諦めずにやってきたことが全国大会優勝につながったと思います。何か大きな出来事があって変化をしたというより、小さなことを一つひとつ積み重ねていった先に全国大会優勝があったという感覚です。

貴校ではダンス部以外にも活躍しているクラブが多いですね。

小泉先生 今年度サッカー部は県大会優勝、野球部は県大会準優勝、ほかにもハンドボール部が県大会第3位で関東大会に進出しております。
また軽音楽部、自然科学部も全国大会に出場しています。そのほかにも、特徴的な部として、お菓子作りなどを行っている家庭科部、大学でのサッカー経験者の女性教諭が顧問をしている女子サッカー部があります。

競技会でロボットを操作する自然科学部生徒
ロボコン競技会に出場した自然科学部
練習する女子サッカー部
練習する女子サッカー部

クラブ活動に興味を持っている受験生へのメッセージをお願いします。

小泉先生 日大明誠は生徒の挑戦を後押しする学校です。どの部活動でもみなさんの「やりたい」に応えるサポートをしています。ぜひ一度学校を訪れて、実際の活動の様子を見てみてください!

編集後記

同校のダンス部は文化祭などの学校イベントのほか、毎年12月には八王子のJ:COMホール八王子で単独公演も開催しており、観覧チケットが即完するほどの大人気公演です。そのほかのクラブも充実した環境で活動しています。同校のクラブ活動にもぜひ注目してください。

イベント紹介

イベント名 開催日時 備考
第1回オープンスクール 7月28日(日)9:30〜 電車での来校は下記の時間推奨。
上野原駅より学校直通バスに接続(片道240円)。
※電車の推奨時間 上野原駅着8:37、9:02
第2回オープンスクール 8月3日(土)9:30〜
第3回オープンスクール 8月24日(土)9:30〜
入試説明会(八王子) 9月12日(木)19:00〜 会場:J:COMホール八王子
オンライン入試説明会 9月28日(土)13:00〜  
第1回入試説明会 10月12日(土)9:30〜 電車での来校は下記の時間推奨。
上野原駅より学校直通バスに接続(片道240円)。
※電車の推奨時間 上野原駅着8:37、9:02