日本大学・外部大学進学の卒業生が語る日大明誠の3年間

日本大学明誠高等学校
首都圏にある日本大学付属校として人気の高い日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)。多くの生徒は内部推薦を利用して日本大学に進学しますが、自らの夢を実現するため、あえて外部大学への進学を志す生徒もいます。今後の人生に向けたスタートラインとなる大事な大学進学。卒業生たちはどのような目標をもって進学先を選択したのでしょうか。日本大学、外部大学に進学した卒業生を取材しました。

目指すは歯科医師。自身を成長させた生徒会での3年間

日大明誠の2023年度日本大学(以下、日大)進学率は70.3%。国内有数の多くの学部を有する同大学に、歯科医師を目指し、歯学部へ進学した卒業生にお話をうかがいました。

梶浦大暉さん(2023年卒業)

プロフィール画像

生徒会で活躍。中学時代の成績を考慮し、日本大学の付属校でもあることや、父親からの勧めもあって日大明誠を受験。目標は地域の方に愛される歯科医師。

日大明誠で身につけた行動力と実行力

日大明誠での3年間の思い出をお聞かせください。

梶浦さん 高校入学と同時にコロナ禍でのスタートでした。
僕は1年から生徒会に所属し、多くの先生方と生徒会の皆で作り上げた3年間の学校行事すべてが良い思い出です。明誠での学校生活をいかにより良ものにしていくか、いつもそれを念頭に活動していました。実現が困難なものでも果敢に学校側と交渉し、常に全力で改善や改革を試みていました。

発表する梶浦さんの写真
生徒会執行部として発表する梶浦さん(同校ホームページより)

日大明誠での教えや体験が今に活かされていると思うことはありますか。

梶浦さん 生徒会活動を通して「自分で考えて、それを形にする」、行動力と実行力を身につけることができました。大学では、自ら考えて行動しなければならない機会が多く、この能力はとても役に立っています。

歯科医師を目指されているとか。そのきっかけは?

梶浦さん 母が歯科衛生士で歯科医院に勤務しています。定期検診のため母の職場を訪れたことが歯科医師を目指すきっかけになりました。見慣れない器具や雰囲気、そして医療従事者として仕事をする母の姿は、とても誇らしく、何よりも格好良かったことを今でも覚えています。いつか僕も歯科医師として母親と働きたいと思うようになりました。

勉強方法を自分で見つけ出し日々アップデート

内部推薦に向けて、日頃の勉強で心がけたことを教えてください。

ジュースを持つ梶浦さんの写真
生徒会では校内にある自動販売機に入れるジュースの種類を決めたことも

梶浦さん 入学時は、勉強習慣どころか勉強の仕方も分からず、とりあえず出された課題だけはしっかりと取り組もうと決め、一心不乱に頑張りました。
1年経つと自分なりの学習のスタイルができていました。特に、分からないことは放置せず分かるまで先生に聞いたことが良かったと思います。効率の良い勉強方法は、自分自身で日々アップデートしていきました。また日大明誠のカリキュラムをしっかりこなすことで、自ずと自分が目指す希望の進路へ進むことができたと思います。

日大のオープンスクールにも行かれたそうですね。そのときのご感想をお聞かせください。

梶浦さん 初めて歯学部を訪問した際は、夢のステージに立ったような不思議な感覚を覚えました。今まで、頑張ってきたことが大成するのではないかという高揚感と、歯科医師への資格をもう少しで取得できるのだと感じ、自分自身への励みにもなりました。

日大明誠の魅力をどのように感じていますか。

梶浦さん 今思えば、明誠への入学こそ人生の大きな転機となりました。通学は往復4時間。よく通ったなと思いますが、その価値が十二分にあった高校です。自主性を重んじる校風は僕の人生を豊かにしてくれました。
また、学習面においても大学の進学テストに対する対策が確立しており、どんな質問でも先生方が快く教えてくださり感謝しています。

日大明誠には幅広い選択肢があります。皆さんも将来の選択肢を広げるために、実りある高校生活を送ってください。

憧れの職場で看護師になりたい!他大学進学を叶えた日々の勉強

看護の道へ進むため、東海大学医学部看護学科に公募推薦で進学した卒業生にもお話をうかがいました。

松原楓華さん(2022年卒業)

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部活動が熱心で、勉強合宿や講習会等が充実していているため、勉強と部活の両立ができそうだと思い日大明誠に進学。在学時は硬式テニス部に所属。将来の目標は頼られる看護師。

部活や行事で培ったコミュニケーション力

日大明誠での思い出をお聞かせください。

松原さん 11月に行われる文化祭では、クラスメイトと協力しながらクラス企画の出し物を準備したことを通して、一層仲が深まった思い出があります。普段関わりのなかった学校内外の人と交流ができたことも良い思い出です。
また他の高校と比べると、一クラスあたりの人数は少ないほうだと思います。そのため先生に質問や相談がしやすい環境だったと思います。

日大明誠での教えや経験が今に活かされていると思うことはありますか?

松原さん 行事や部活動で多くの人と関わる機会がたくさんありました。その過程で得られたコミュニケーション能力は、今在籍している看護学科でも患者さんとのコミュニケーションや他職種との連携が重要なので、そういった部分で活かされていると感じます。

他大学受験に挑む仲間と励まし合いながら臨んだ大学受験

松原さんが進学した看護学部ではどのようなことを学ぶのでしょうか。

松原さん 看護の学びはもちろんですが、それに加えて総合大学の強みとして一般教養等も学ぶことができます。また、海外研修も充実しており国際看護についても学べます。

進路を決めたのはきっかけは?

松原さん 現在通っている大学の付属病院が地元にあり、そこに就職することは以前からの夢でした。

受験時期、辛かったことはどのように乗り越えましたか。

松原さん 受験勉強に向けて辛いことがあったときは、友人と話すことで元気をもらえました。また、共に他大学受験に挑む仲間としてもお互いを励まし合えて、とても支えになっていたと感じました。やはり辛い時期であればなおのこと、友人や先生とコミュニケーションを取ることが大事だと思いました。

高校時代の松原さんの写真
在学時の松原さん(写真左)

進路サポートで印象に残ったアドバイスはありましたか。

松原さん 進路や目標に悩んだら、自分が将来なりたい職業や夢を志したときのことを思い出して初心に返ってみること。という言葉は支えになっていました。

改めて、日大明誠だからこその良さを教えてください。

松原さん 勉強も部活も行事もすべて、全力で取り組めるところが日大明誠の強みです。行事はクラスの仲が深まるだけでなく、他クラスや他学年との交流もあり普段とは違う雰囲気の学校を楽しめると思います。

編集後記

同校では2年生になると全員日本大学を訪問し、希望進路の学部を見学します。梶浦さんは、「自分が目指しているものを実際に肌で感じるというのは、とても大事だと思うので是非行って欲しい」とのこと。大学進学を考える上で実際にキャンパスを訪れ、体感することで将来への進路を自分ごとに捉える機会となるようです。

奇しくも同じ医療の道に進む梶浦さんと松原さん。同校での学校生活は将来に向けての大切なベースとなったことでしょう。

イベント紹介

イベント名 日時 備考
キャンパスツアー 2024年11月17日(日) 9:30〜 電車での来校は下記の時間推奨。
上野原駅より学校直通バスに接続(片道240円)。
※電車の推奨時間 上野原駅着8:37、9:02
第3回入試説明会 2024年12月7日(土) 9:30〜