セブ島で英語に全力集中できる1週間
武蔵野は東京都北区の共学校。「アクティブ入試」という小学校時代にがんばったことや習い事のPRで勝負できる入試があるなど、勉強以外のことにも打ち込んできたお子さまにもピッタリの私立校です。今回は海外体験・日々の英語学習にスポットを当てます。
まずご紹介するのは「セブ島集中語学研修」。夏休み中の1週間、フィリピンの語学学校でマンツーマンレッスン、グループワークそれぞれの形式で英語学習に専念できる内容となっています。こちらについて、高校3年生の澤井優奈さんにお聞きしました。
研修期間はどんな生活でしたか。
澤井さん 朝から夕方まで英語のレッスンがあり、晩御飯のあとは自習と、英語に打ち込めた1週間でした。それでも「楽しい!」と思いながら取り組めました。だんだんと英語がハッキリと聞き取れるようになってくるんです。レッスンの合間に現地の講師と自然に雑談もできました。
ほかの生徒の皆さんはどのような様子でしたか。
澤井さん 希望者制で約20名の生徒が参加していたのですが、みんなモチベーションが高かったです。海外で初めて出会った講師と話すのは緊張する部分もありますが、仲間がいるから安心できました。
普段の授業より難しいと思った場面はどこですか。
澤井さん 日本語のサポートがなく、英語しか使えないところです。講師と話すときに沈黙が続いてしまうと、気まずい空気になってしまうので、そうならないように一生懸命でした。もともと英語4技能の中でも、話すのは苦手なほうだったので、今回の研修はチャレンジだったと思います。
研修を終えて、ご自身に変化はありましたか。
澤井さん 授業でネイティブの先生の話が前よりも分かるようになりました! 英語だけの環境に身を置いて、ライティングとスピーキングの力をもっと伸ばすべきだと分かり、学習の方針も定まりました。
ニュージーランド3か月留学は異文化に触れる旅
続いて全生徒が参加するニュージーランド3か月留学についてうかがいます。
こちらは中学校3年間の英語学習の集大成と位置付けられるイベント。中学3年生全員が3か月という長期間にわたるホームステイを経験します。伸びるのは英語力だけではないようです! 高校2年生の河上瑠惟くんにうかがいました。
ニュージーランド3か月留学で印象に残ったことを教えてください。
河上くん 年配のご夫婦のご家庭に受け入れていただいて、丁寧にコミュニケーションを取ってくれたことです。こちらがなかなか英語で話されたことを理解できないでいると、筆談してくれたのがありがたかったです。留学の前半は英語がしっかり聞き取れなかったので、すごく助かりました。
現地で通った学校はいかがでしたか。
河上くん 生徒が積極的に話しかけに来てくれて、温かい雰囲気でした。ランチタイム以外にも長い休み時間があって、そこで生徒同士で遊んだりして交流できました。体育の時間、裸足でスポーツをしたのも新鮮でした。団体競技のとき、仲間意識も生まれました。
帰国するときのエピソードを教えてください。
河上くん 別れるときに、通っていた学校の校長、ホームステイ先の方からハグされたんです。日本ではあまりこういうことはしないので、最後まで海外の文化を感じる旅でした。
留学を経験して、ご自身が変化したことを教えてください。
河上くん 日本で海外の方に道を聞かれたとき、しっかりと道案内できました。話すことも聞くことも自然にできるようになっていました。
英検取得へのモチベーションが高い武蔵野の生徒たち
続いてお二人に普段の英語学習についてもうかがいます。
英検資格取得のためにどんなサポートを受けてきましたか。
澤井さん 朝学習の時間に単語を勉強して、小テストが行われるという流れがあるので、一歩一歩合格に向けて進むことができます。面接の練習、英作文の添削だって毎日対応してくれます。
河上くん すごく手厚い指導で、合格できるようにしてくれます。英検を受ける生徒全員を集めた勉強会でやる気が上がります。
英検に取り組むモチベーションを教えてください。
澤井さん
実際に大学受験で英語の面接試験があって、勉強してよかったと思いました!
入学してからも留学に参加できるかに英検の取得級が関わってくるので、中高時代に勉強するのはプラスになると思います。私も伸び悩んだ時期はありますが、具体的なアドバイスを先生からもらえて乗り越えられました。
河上くん 進路について考えると、さらに上の級に挑戦していこうという気持ちになります。大学受験でみなし得点が入るケース、面接でアピールできるケースがあるので、重要だと思います。将来の世の中を考えてみても、外国から来た人と一緒に仕事をすることもあるでしょう。そんな時代が来たときに活躍できる自分でありたいです。
海外体験は成長のきっかけに!
英語科の泉澤誠先生から武蔵野の生徒がどう英語力を伸ばしていくかについてうかがいました。
海外体験を経て生徒はどのような成長を遂げますか。
泉澤先生 日本国内の学習では、読む・書く技能に偏ってしまうケースがありますが、海外に行くと音声に関する技能が特に伸びます。セブ島集中語学研修は短い期間ですが、生徒の学習に対する意識を大きく変えるようです。「ただ行くだけ」ではなく、自分の課題を見つけて帰ってくるので、意味のある体験になっています。ニュージーランド3か月留学はかなり長い期間、異国の地で生活するため、英語力だけでなく人間的な成長も遂げられます。
武蔵野の英語教育の長所を教えてください。
泉澤先生 英検取得サポートなどの日々の学習指導に力を入れていますが、その中で「できた」という実感を得ることができます。英語に苦手意識をお持ちのお子さまも、武蔵野なら楽しく勉強できるでしょう。少しずつ英検の級数を上げていくなかで、自信を身につけてほしいです。そして、もう一つご注目いただきたいのが週10時間のカリキュラム。ネイティブの先生とのコミュニケーションをメインにした授業「LTE(Learn Through English)」で日常的に英語のシャワーを浴びることができますよ!
武蔵野の英語教育の成果を教えてください。
泉澤先生 高校3年生の90%以上が英検3級以上を取得していて、成績上位者の所属するコース「特進ステージ」では約半分が2級を取得しています。英検の運営団体から受検者や合格者が多く優秀団体として表彰されたこともあるほどの実績です。大学受験で活用している生徒も多数います。
中学受験生に向けてメッセージをお願いします。
泉澤先生 武蔵野はチャレンジするモチベーションが次々に生まれる学校です。丁寧に学習を一歩ずつ進めていきましょう。小さな成功体験を積み重ねていくうちに、やりたいことも新しく見つかるでしょう!
編集後記
英語は大学受験の要となる教科。コツコツと実力を伸ばしていくことが進路実現に直結します。学習への意識を高めつつ、6年後には今とまったく違う自分へ! 武蔵野ならそんな大成長が期待できます。