自分の人生の主人公は自分!「セルフリーダーシップ」を育む教育とは?

共立女子第二中学校高等学校
自分の人生を主体的に生きる力、「セルフリーダーシップ」の育成を教育目標に掲げる共立女子第二中学校高等学校(以下、共立女子第二)。今回は、共立女子第二の卒業生で大学1年生の3名に、学校生活を通して得た学びや、今の進路に繋がった体験をうかがいました。母校愛があふれる受験生への応援メッセージもぜひご覧ください。

自分の強みを生かして周りと協働する力を養う教育

お話をうかがった卒業生

S.H.さん:法政大学経済学部1年

進学先を選んだ理由:経済を学びたかったから
将来の夢:自分の経験したこと、興味のあることを何かの形に残すこと

Tさん:共立女子大学1年

進学先を選んだ理由:充実した施設、立地の良さ、オープンキャンパスでの雰囲気が気に入ったから
将来の夢:看護師

M.C.さん:東京薬科大学 1年

進学先を選んだ理由:薬剤師になりたいから
将来の夢:薬剤師

進路指導部主任の萩原有紀先生に、「セルフリーダーシップ」についてご説明いただきました。

萩原先生 共立女子学園全体で「リーダーシップの共立」を教育目標に掲げています。「リーダーシップ」とは統率型のものを意味しているのではなく、生徒それぞれが自分の持ち味、強みを発揮して周りと協働して課題に取り組む姿を「セルフリーダーシップ」としています。

日々の学校生活で育まれる「セルフリーダーシップ」

卒業生はどういった体験を通して、「セルフリーダーシップ」を身につけたのでしょうか。

「セルフリーダーシップ」にまつわる体験談をお聞かせください。

S.H.さん 6年間サッカー部に所属していました。高校2年生のときに部長となり、同級生と協力しながら、練習内容を決めたり、試合の準備を行いました。先輩が卒業して、受け身で過ごしてきたことを思い知り、組織を回すことの大変さを学びました。その体験から、責任感や自発的に動くことの大切さに気づきました。

Tさん 吹奏楽部員として6年間活動して、自分の演奏が部全体の演奏に影響することを実感し、一つひとつの曲に責任を持って練習することの大切さを学びました。白亜祭(文化祭)実行委員を務めたとき、裏方であっても自分の仕事をしっかりとこなすことで、白亜祭の成功に繋がると分かり、どんな物事にも真剣に取り組むことの意味を知ることができました。

白亜祭(文化祭)で演奏を披露する吹奏楽部
白亜祭(文化祭)で演奏を披露する吹奏楽部

M.C.さん 「探究学習」と「PRチーム」での活動を通して「セルフリーダーシップ」を学べたと思います。この2つの活動だけでなく、学校生活では、何度も「やめたい」と思うような壁にぶつかりました。しかし、諦めずに考え続ければおのずと壁は乗り越えられるものだと気づきました。与えられたものに取り組むだけでは、学びは得られません。自分で道を切り開く力である「セルフリーダーシップ」は、共立女子第二での何気ない日常を通して身につけられるものだと感じました。

目指す進路を早い段階から具体的にする「針路プログラム」

共立女子第二には、「セルフリーダーシップ」をもとに、将来に向けて主体的にキャリアを選択できる力を育成する、「針路プログラム」が用意されています。プログラムの方針を萩原先生にうかがいました。

「針路プログラム」の授業の様子
「針路プログラム」の授業。学年ごとに目標を設定し、プログラムを段階的に実践

萩原先生 自分の人生の舵を握るのは自分であることを強調したく、「針路」という漢字を用いています。生徒が自分の「針路」を選択するために、「自分を知ること」、「学問を知ること」、「社会を知ること」を重視しています。その3つを実践するために、「学習・進学支援」と「キャリア構築支援」の2つの側面からさまざまなプログラムを実施しています。

卒業生に「針路プログラム」を通して、卒業後の進路に繋がった体験をうかがいました。

「針路プログラム」で印象に残っていることを教えてください。

S.H.さん 共立女子第二は、早い段階から大学受験を意識するような機会があります。先生に進路を相談するなかで、中学2年生のときにオープンキャンパスにも行きました。高校では、先輩から大学受験体験を聞く機会もありました。推薦などのさまざまな入試があることや、受験校の選び方、受験勉強について教えてもらったことで、受験の選択肢が広がりました。

高校2年生を対象にした進路講演会
10月実施:進路講演会(高校2年生対象)

Tさん 学外での体験で看護に興味を持ち、学校で行われた大学説明会での話を聞いてさらに関心を持ちました。また、学校には看護体験の案内も多く、実際に参加したことで、大学への学びや看護師の仕事についてイメージを深めることができました。

共立女子大学・短大大学説明会
7月実施:共立女子大学・短大大学説明会(高校2年生対象)

M.C.さん 高校2年生の時の外部大学個別相談会は、今までは漠然とした夢でしかなかった薬剤師になりたいという思いを後押ししてくれました。相談会に参加して、自分が何に興味を持っているのか、どんなことをこれから研究したいのかを具体的に考える機会となりました。

在学中も卒業後も温かく迎えてくれる学校!

共立女子第二での思い出を胸に、新たな歩みを始めた卒業生の3名。最後に、母校への想いとともに、受験生への温かい応援メッセージをいただきました。

S.H.さん 共立女子第二の魅力は、人と人との距離が近いことです。温厚な友達や先生が多くて、人の温かみを感じられる中高時代を過ごせました。また、私は尊敬できる先輩に巡り会えて、その先輩から多くのことを学びました。卒業した今でも、共立女子第二で出会った人との関係が続いています。中高という多感な時期、自分を作り上げる時期に共立女子第二に通えたことを感謝しています。受験生の皆さんにも、素敵な学校との出会いがあることを願っています。

共立女子第二の卒業式
卒業生を代表して登壇したS.H.さん

Tさん 共立女子第二らしい温かな雰囲気は、良い友人関係を作ることに適していると感じます。卒業した今も定期的に会う友人ができました。また、共立女子第二での学びが今も役に立っていることを実感しています。受験勉強は身体的にも精神的にも大変なところがありますが、入学後に得られるものは本当に価値あるものです。ぜひ最後まで諦めず、合格に向けて頑張ってください!

共立女子第二のバラ園
春に見事な花を咲かせるバラ園。生徒たちの憩いの場

共立女子第二では、大切な仲間、親身な先生方と共に充実した学校生活を送ることができます。そして自然が豊かで、都内とは思えないのびのびと過ごせる環境があり、自分がやりたいと思ったことに挑戦できる素敵な学校です。卒業後も友人たちと連絡を取っていて、それぞれ別の進路に進んでも、母校という大切な存在が私たちを繫いでくれています。在学中も卒業後も私たちを温かく迎え、時には厳しく励まし、応援してくれる学校です。ぜひ皆さんも共立女子第二の輪に入りませんか?

共立女子第二のキャンパス内に2か所もある竹林
キャンパス内に2か所もある竹林。野外研究部では毎年春にタケノコ堀りを行う

編集後記

共立女子第二のキャンパスに入ると柔らかい雰囲気を感じます。張り詰めたような空気はなく、のびのびと過ごせるからこそ、自分らしさを見つけ、将来に繋げることができるのだと思いました。ぜひ学校説明会でその雰囲気を体験してみてください。

イベント日程

イベント名 日時
中学校入試説明会 2024年1月6日(土)10:00~11:30
理科体験授業3 2024年1月13日(土)14:00~15:30
新小学6年生以下対象、春の中学校説明会+入試報告会 2024年3月23日(土)14:00~15:30