受験生でなくても参加できる親子参加型の来校イベントを開催
過去に開催された夏休み自由研究フェスティバルの様子と2024年度の注目イベントや新企画について、中学入試広報部の堀口博行先生からお話をうかがいました。
バラエティに富んだ体験講座の見どころや魅力を詳しく教えてください。
堀口先生
基本的には昨年と同じ講座をベースに、予約開始直前まで検討を重ねて実施に向けて動いています。毎年大事にしているのは本校独自の設備やノウハウを駆使して、他に二つとない工作に挑戦するという点です。本校は実学としての「ものつくり」を伝統としており、例えば毎年大人気のオリジナルグラスづくりでは、砂を吹きつけてすりガラス状の絵を描くサンドブラスターという特殊装置を使用します。このように、本校ならではの設備でアイデアを形にできるのが人気の秘訣です。また、線香花火づくりは、どうしたら長時間燃える玉が作れるのか、という化学的な思考や手腕が試されます。
ものつくりは完成した時点でおしまいにするのではなく、さらに新しい発見の道筋につなげたり、もっと難しいチャレンジを可能にする知識を取り入れることを本来の目的にしています。また、ここでの体験自体が自由研究の格好の材料となるでしょう。お子さん自身の体験をぜひとも後日まとめ直してみるとよいと思います。当日は各講座で資料をお配りしていますので、ご家庭でもチャレンジしてみてください。
堀口先生
2024年度は講座数をさらに増やして、多様なバリエーションを楽しんでもらおうと考えています。
しかしながら、いずれかに参加しなければいけないというわけではなく、自由に見学することもできますので、ご予約のうえ、お気軽に足をお運びください。短い時間ですが、学校説明会も実施します。
入学後の学校生活が楽しみになる部活動体験
多くの中高生にとって共通するのは「部活動に入って良かった」という声です。学校での過ごし方は人によってそれぞれ異なりますが、まず初めにどういった部活動があるのかを知っていれば、中学受験の強い動機付けになることでしょう。
当日に体験できる部活動の内容や見どころを教えてください。
堀口先生
一年を通して最も来校者が集まる日駒祭(文化祭)の縮小版というイメージを持っていただければと思います。そういった意味合いで、夏休み自由研究フェスティバルは「受験生・保護者のための文化祭」と位置付けています。
当日はすべての部活動を紹介することはできませんが、可能な限り中学生の部活動風景や展示物を見ていただき、普段の学校生活を感じ取ってもらいたいと思っています。
自由に校内を歩いていただき、講座の時間に合わせて会場に来てもらって構いません。
お手伝いで参加する在校生がたくさんいらっしゃるとお聞きしました。
堀口先生 今年度1年を通して本校のアピール活動を手伝ってくれる「バックアップチーム」を募りました。例えば、校内見学を希望される方へのナビゲーターとして寄り添ったり、誘導や受付のお手伝いをしたりします。中学生65名が自主的に参加意思を表明しました。「受験生が日駒生になったら同じように皆に優しくしてほしい」という気持ちを持って取り組んでくれていると思います。そんな生徒たちの姿にもご注目ください。
校内を散策する際に見ておくべき施設を教えてください。
堀口先生 皆さんに見ていただきたいスポットは、遠くに渋谷の高層ビル街を仰ぐ、空いっぱいで開放的な屋上庭園です。本校ではその他にもちょっとした空間に工夫を施しており、癒しになる水槽があったり、女子ラウンジを設けるなど、どこでも落ち着ける場所を用意しています。その他に、図書館ではコーヒーを飲みながら勉強できたり、地下にはダンスに向いたトレーニングスタジオがあったり、清潔感ある女子トイレなど、親子一緒に見学してほしい所がたくさんあります。
入試個別相談で押さえておきたいポイントは?
たくさんの親子が訪れる夏休み自由研究フェスティバルでは入試個別相談が行われており、お子さまの学年を問わず多くの保護者が訪れます。
入試個別相談ではどのような内容でも相談してよいのでしょうか。
堀口先生
もちろんです。遠慮せずにどんな内容でも構わないので相談してください。最近は入試要項について聞かれるのですが、中でも日程ごとの試験内容に興味を持っている方が多くなってきました。確かに、受験では入試形態の特徴をしっかり理解しておくことが大切ですよね。
本校の場合は第1回入試が肝となります。なぜなら2回目以降は合格基準点が上がっていく傾向にあるからです。本校の方針と家庭との相性を確かめる機会にもなるはずですので、ぜひご利用ください。
保護者と受験生に向けたメッセージをお願いいたします。
堀口先生
特に受験への興味がなくとも気軽に遊びに来てもらい、私学を少しでも知るきっかけにしてほしいと思います。
弟さん・妹さんのような低学年のお子さまでも一緒に体験できる講座も若干ですが用意していますし、それが難しかったとしてもお祭りの雰囲気を楽しめることでしょう。全校を挙げて、今年も皆さんの来校をお待ちしていますよ。
編集後記
夏休み自由研究フェスティバルは9月に予定されている日駒祭(文化祭)本番に向けた事前準備というよりも、むしろ日駒祭の一部として捉えた方が良いのかもしれません。ただし、人気の講座はすでに満員になっているようです。今はまだ中学受験に関心がなくても、家族みんなできっと楽しめる来校型イベントをお見逃しないよう、今からの予約をおすすめいたします。
イベント情報
イベント名 | 日時 |
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自由研究フェスティバル | 2024年7月21日(日) |
平日説明会 | 2024年8月2日(金) 10:30~ |
学校説明会 | 2024年8月24日(土) 10:00~ |
日駒祭(文化祭)内説明会・個別相談 | 2024年9月21日(土) 14:00~・22日(日) 14:00~ |