大きな達成感を得られた櫻高祭の文化祭実行委員たち
2024年の櫻高祭に文化祭実行委員として関わった3名に、詳しくお話をうかがいました。
高校最後の櫻高祭を終えて、まずは率直な感想を教えてください。
S.K.くん 1年生のときはコロナで制限がありましたし、去年の秋から1年弱かけて準備を進めてきたこともあって、一般公開として約6000人もの方たちに足を運んでいただき本当にうれしかったです。
N.A.さん 準備期間も櫻高祭の当日も重い責任感を感じていましたが、来場者はもちろん、仲間たちからも「楽しかった」という声が聞こえてきて「文化祭実行委員をやって良かったな」と心から感じました。
T.R.くん 自分は文化祭実行委員長として、2日間のイベントを通して多くの人の笑顔を見ることができて、大きな達成感を得ることができました。将来はライブや音楽フェスに関わる仕事をしたいので、とても貴重な経験が積めたと思っています。
今回のテーマは「Dive !! 仲間とならどこまでも」というものでした。
S.K.くん 1年生から3年生までの文化祭実行委員からアイデアを募って、最終的に文化祭実行委員長の案が採用されました。
N.A.さん みんなが持ち寄った中でも「Dive !! 仲間とならどこまでも」はとても良いと思いました。ほとんど満場一致だった気がします。
T.R.くん 「Dive !!」には海に飛び込むようなイメージを込めました。この櫻高祭を通じて改めて団結力を強めて、仲間たちと一緒にまだ見ぬ未来へ大胆に進んでいけたらという思いがあったんです。
それぞれ、文化祭実行委員としてはどのような役割を担ったのですか。
S.K.くん 私は主にステージ発表の運営に携わりました。日本大学文理学部の百周年記念館で行われるもので、チアリーディング部やバトントワラー部、吹奏楽部や演劇部が櫻高祭を彩ってくれました。当日は舞台袖にいたのですが、「これが高校生活最後の発表になる人もいるのか」と思うと、私自身の文化祭実行委員の集大成でもある気がして胸に込み上げるものがありました。
N.A.さん 私は2年生のときから引き続き、校門に飾る看板を作ったり、校内を装飾したりする校内アートを担当しました。2年生のときにやりたいようにやらせてもらったので、今年は後輩の声を積極的に取り入れました。誰かをサポートする役割もやりがいがあるんだなと実感できたのは良かったと思っています。
T.R.くん 先ほどもお伝えしたとおり、私は文化祭実行委員長として委員会をまとめることに力を入れ、企画の精査などにも関わりました。イベントでいうと、2年生のときに自分が主体となって手探りをしながら復活させた「ZEPP SAKURA」が盛り上がったのが感慨深かったです。「ZEPP SAKURA」はバンドの演奏やダンスの発表の場で、より発展するといいなと考えています。
櫻高祭の運営に携わったからこそ促された成長とは?
続いて、櫻高祭によってどのような成長が促されたのか、振り返っていただきました。
最上級生として意識したことはありますか。
S.K.くん 後輩に気を使わせないように、お互いに意見を言い合える関係性を大切にしていました。各々の意見のいい部分を合わせるような感覚で、前向きな話し合いができていたと思います。
N.A.さん 私も同じです。ノウハウを受け継いでほしいという思いもあって、しっかりとコミュニケーションをとるように心がけていました。準備以外の部分でもいい関係を意識し、後輩の意見を尊重することもできました。
T.R.くん 櫻高祭をより良い行事にしたかったので、誰かの発言を決して否定しないことを意識していました。実際に意見が活発になることで自分にとっても刺激になりましたし、それぞれの担当するイベントや役割が充実したものになったと感じています。
櫻高祭に文化祭実行委員として関わって成長した部分を教えてください。
S.K.くん 相手の意見に耳を傾けるコミュニケーション力が伸びたと思っています。それから、企画を考える力やそのアイデアを伝える力もついたと実感しています。実際、2年生のときにスタンプラリーという企画を立ち上げ、3年生になってより充実させることができました。
N.A.さん 人に任せることを覚えました。私は何でも自分でやろうとする傾向があるのですが、それだとどうしても仕事が回りません。「やりたい!」と思っている人を信頼して、みんなで取り組むことで物事の完成度が高まることを知れたのは大きな成長だと感じています
T.R.くん 私は全体を見守る立場だったので、課題を発見する力と、そうした問題に柔軟に対応する力がついたと思います。2日目に雨が降った際、外で食品を販売するのを急遽校内での実施に変えたり、屋根がない通路にテントシートを張ったり、リーダーとして状況に応じて対応することができました。
受験生やその保護者に伝えたい日大櫻丘の魅力
最後に、受験生やその保護者に向けて、日大櫻丘の魅力を語っていただきました。
S.K.くん 日本大学文理学部に併設された高校なので、文理学部の充実した図書館や広い自習スペースを使える点は特色だと思います。勉強にとても集中できる環境が整っているうえ、わからない部分があれば休み時間や放課後に先生方が手厚く教えてくださいます。櫻高祭を含め行事の規模も大きいので、3年間の高校生活を楽しめるはずです。
N.A.さん 日本大学の「自主創造」という教育理念に影響されているのか、一人ひとりがまじめで、何事にも全力を尽くす校風が気に入っています。部活も勉強も楽しみながら頑張る周囲の友人からは当然刺激を受けます。日本大学の付属校でありながら、他大学への進学もしっかりサポートしていただける点も大きな魅力だと感じています。
T.R.くん 生徒会や文化祭実行委員会が学校の運営に大きく関わっているように自由度が高いので、必然的に自分の言動に責任を持つようになって、人間として成長できると思います。櫻高祭をはじめ、自分たちで学ぶ環境を自分たちで作っていける部分が日大櫻丘の特長であり、自主性が育まれる3年間を過ごすことができると思います。
編集後記
取材を通し、櫻高祭は日本大学の教育理念である「自主創造」が凝縮された祭典だと感じました。3名がこのイベントを通じて育んだコミュニケーション力、企画を考える力やそのアイデアを伝える力、あるいは人に任せる姿勢、課題を発見する力と、そうした問題に柔軟に対応する力は、社会でも重宝されるもの。高校生のうちに主体性を持って一つの行事を切り盛りし、「社会人力」を養えた経験はかけがえのないものと言えるでしょう。
イベント紹介
説明会も授業公開も、スリッパなどの上履きと下足袋が必要です。
イベント名 | 日時 |
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第1回入試学校説明会【要予約】 | 2024年10月12日(土) |
授業公開【要予約】 | 2024年11月2日(土) 8:40~11:30 |
第2回入試学校説明会【要予約】 | 2024年11月9日(土) |
第3回入試学校説明会【要予約】 | 2024年11月30日(土) |