2024年度桜丘入試、特待チャレンジ・適性検査・英検利用とは？

全5回で実施される桜丘の多様な入試、複数回受験のメリットもあり！

桜丘の入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前の計5回、入試区分として「2科4科入試」と今回ご紹介する「3年特待チャレンジ入試」、「適性検査型入試(A・B)」、「英検利用入試」があります。詳しい内容を、入試対策室主任・石田修一先生にうかがいました。

「3年特待チャレンジ入試」とはどのような入試なのでしょうか？

石田先生 入学試験に向けて頑張ってきた勉強の成果を、特待生という形で評価する入試です。特待制度には、本校で勉学や学校生活のさまざまな活動に勤しみ、自身の将来を見据えて、より一層成長していただきたいという想いが込められています。S特待にて合格した受験生全員、入学金・施設費・授業料が3年間全額免除され、A特待にて合格した受験生全員、授業料が3年間半額免除されます。問題レベルとしては、通常の2科4科型の問題より発展的な問題の割合が高くなります。3年間続く特待制度なので、より高いレベルで頑張りたい受験生にチャレンジしていただきたいと思います。

「適性検査型入試(A・B)」の特徴を詳しく教えてください。

石田先生 公立中高一貫校の受検勉強の成果を活かしていただくために導入している入試です。本入試では、一般合格からS特待まですべてを判定します。問題形式は入試日によって異なり、2月1日は「白鷗型」、2月2日は「白鷗型」・「小石川型」から選択できます。適性検査型入試では、白鷗高等学校附属中学校・小石川中等教育学校を志望する受験生が多いですが、両国高等学校附属中学校や川口市立高等学校附属中学校などの併願も多くなっています。問題に関しては、2024年度より白鷗高等学校附属中学校の適性検査Ⅰが独自作成から共同作成に変更となりましたので、桜丘の「白鷗型」も、変更に対応した形で出題をいたします。

「英検利用入試」について教えてください。

石田先生 英語が好きで、入試までに英検4級以上を取得している受験生が対象の入試です。
取得級に応じて保証点がつき、4級60点、3級70点、準2級80点、2級100点となります。当日は英語の筆記試験はなく、英検の保証点と「算数1科」の試験結果で判定します。本入試では、一般合格からB特待までの判定となります。

全部で5回の入試がありますが、複数受けることは可能でしょうか？

石田先生 本校では1回の検定料（23,000円）を納めていただくことで、5回すべての回を受験することが可能です。「2科4科型入試」の受験生は、S特待・A特待を狙える「3年特待チャレンジ入試」への挑戦をお待ちしております。

続いて、現在中学1年生の生徒2名に、受験直前期に取り組んだ勉強や、入学後の学校生活についてうかがいました。

M.S.さん（2科4科入試で入学）

所属クラブ・委員会：美術部・学級委員・生徒会会計執行委員
桜丘を受験したきっかけ：説明会で先生が話しやすかったことと、特待制度が充実していたため

T.M.さん（適性検査型入試で入学）

所属クラブ・委員会：バスケ部・保健委員
桜丘を受験したきっかけ：兄が桜丘に通っていたため

入試に向けて、12月、1月はどのような勉強をしていましたか？

M.S.さん 私は2科に絞って受験に臨みました。2月の試験まで繰り返し桜丘の過去問を解き、苦手な分野はどこなのかを知り、類似問題を解くことで試験に全力が出せるように準備をしていました。そのほか、生活のリズムをなるべく変えないようにして、当日までの体調管理に努めました。

T.M.さん 塾で取り扱っていた適性検査型の問題や、桜丘に限らず、さまざまな学校の過去問に一生懸命取り組んでいました。また試験は午前中に行われるため、夜は早く寝て、朝に勉強をしていました。そのなかでも、計算問題を欠かさずやっていました。

学校生活について教えてください。

M.S.さん 学校生活で楽しい行事は「桜華祭」です。おばけ屋敷があったり、食べ物屋さんが出店されたりするにぎやかな文化祭です。私は美術部に所属しているのですが、手作りのキーホルダーやシールを販売したり、お客さんの呼び込みをしたりと、本当に充実した2日間でした。また、勉強面では、週に1回、7限目に行われる、ゲームや遊びを通して英語を学べるアフタースクールがとても楽しいです。ネイティブの先生もとてもフレンドリーに話しかけてくださるので、英語を話すことが好きになりました。

T.M.さん 部活動では自分のクラスの友達だけでなく、ほかのクラスの人や先輩と同じ目標に向かって協力し合うことができます。休日にも部活の友達と一緒にスポーツセンターでバスケの練習をすることがあるので、仲間との絆を深めることができます。また、授業ではiPadやパソコンなどを使った授業があり、新たな発見も多く、とても楽しく学んでいます。

最後に、石田先生より受験生へのメッセージをいただきました。

石田先生 たとえば本校の算数の入試問題では、計算問題などの基礎的な内容の問題が多いため、そういった基礎的な問題をミスなく解答できるように対策をしていただくことが鍵となります。桜丘は、学業をはじめ、部活、行事などを通して、生徒一人ひとりが得意を活かして輝ける場面がたくさんありますし、学校全体で6年間の皆さんの成長を全力でサポートします。桜丘でお待ちしております！

編集後記

多くのチャレンジの機会がある桜丘の入学試験。より詳しい情報を知りたい受験生は、12月18日からオンデマンド配信で行われる「オンライン入試直前対策会」をぜひご覧ください。

入試日程