樋口巧さん
東京大学 教養学部理科 一類
高校時代の所属コース:難関国立進学コース(Ⅰ類)
茂木芽生さん
国際教養大学 国際教養学部 国際教養学科
高校時代の所属コース:難関国立進学コース(Ⅰ類)
第一志望合格を見据え、学校のゼミや夏期講習を受講
現在通っている大学を目指すようになったきっかけを教えてください。
樋口さん 東京大学を意識し始めたのは高校1年生の頃です。日本最高峰の大学への憧れと、将来の可能性を広げたい思いから目指すようになりました。入学後に大学で学んでから学部を選択できる点も一つの理由でした。
茂木さん 高校1年生の秋の進路選択の際に、幅広い分野に興味があり将来につながる分野を具体的に決められなかったこと、得意なのは文系科目ですが、理系科目にも興味があることから、リベラルアーツ系の大学が自分に合っていると思いました。国際教養大学を志望校に決めたのは、高校2年生の始めです。
学校の学習サポートは利用していましたか。
樋口さん 放課後のゼミに参加していました。本番と同じ形式の問題に取り組み、分析することを通して実践的な力をつけられたと感じています。
茂木さん 世界史の朝ゼミを受け、夏期講習を多く受講していました。授業で学んだ範囲を講習で何周もすることで、知識を定着させられました。英検とTEAPのライティングやスピーキングの対策に加え、志望理由書の添削や面接試験対策を個別にしていただきました。
狭山ヶ丘の進路指導で参考になったことを教えてください。
樋口さん 中学時代から大学受験を見通して、将来の夢や目標を見つけるサポートがされていたと感じます。先生方は受験直前期まで親身に相談に乗ってくださいました。
茂木さん 地理に興味があったので地理の先生に相談したところ、「大学では日本地理が主になるため、世界の地理や文化を詳しく勉強したいなら、国際教養系の学部のほうが合っているのでは」と提案され、その言葉は特に参考になりました。
先生から受けた印象的なアドバイスとは?
先生からのアドバイスで印象に残っているものはありますか。
茂木さん どの教科においても、知識同士のつながりを覚えるように指導を受けたことです。連なりとして覚えることで、何かを忘れても、一つの取っ掛かりからほとんどすべてを思い出せるようになったと思います。
樋口さん 解法選択についてのアドバイスが特に印象に残っています。私は当時、問題を見て最初に思い浮かんだ解法を突き通そうとして、その結果、ミスやタイムロスが発生していました。少し立ち止まって最適なルートを考えることの重要性をご教示いただいたのは役立ちました。
同級生との印象的なエピソードを教えてください。
茂木さん お互いに励まし合うことで頑張ることができたと思います。推薦入試の志望理由書を書く際に自分のアイデアを同級生に話し、それに対する意見を得たり、面接や試験の対策をし合ったりできた経験は有益でした。
樋口さん 物理の問題の定性的解釈について同級生と語り合ったのが印象に残っています。学校で学んだ内容を深く理解する大きな助けになったと感じています。
受験勉強で大変だったことは何ですか。
茂木さん 推薦入試で受験するために早い時期から取りかかったので忙しく、一般的な受験勉強とは違う対策をしなければならなかったことです。先生方と相談しながら計画を立て、友達にも自分の状況を話し孤独感を減らしました。
樋口さん 勉強のやる気が出ないときが多々ありました。そのときは余裕がある場合は気分転換をし、そうでない場合は取り組みやすい教科や問題から手をつけることで机に向かい、自然と勉強するムードへ切り替えるようにしました。
大学受験の日々を今、どのように振り返りますか。
茂木さん 合格発表を見たときに、支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちがあふれてきて、全員に「ありがとう」と伝えたくなりました。受験は個人戦であり、自分がどれだけ頑張れるかが勝負ですが、そこには必ず周りの人の支えが必要であることを改めて感じました。
樋口さん 貴重な経験だったと思います。一つの目標に向けて一年以上努力することは初めてで、きっとこれからもあまりないでしょう。多くの人にお世話になった日々でもあり、受験を支えてくれたすべての人に最大限の感謝を伝えたいです。
卒業生だからこそわかる狭山ヶ丘ならではの魅力
狭山ヶ丘の思い出と言えば、何が思い浮かびますか。
樋口さん 高校の狭丘祭です。クラスメイトと協力して一つのものを作り上げ、生徒会役員として運営を担当した経験は忘れられません。
茂木さん 私も狭丘祭です。高校ではクラスの出し物が、3年間最優秀賞を受賞でき、大きな達成感を感じました。6年間所属していたバスケットボール部もいい思い出です。部員のほとんどが未経験者の状況から、試合を楽しめるまで上達することができました。
樋口さんの思い出の写真
狭山ヶ丘の魅力は何だと思いますか。
樋口さん 進路指導や学習サポートなどが充実しているところです。一人ひとりの将来を思った手厚い支援が受けられることがメリットの一つだと思います。
茂木さん 的確なアドバイスを受けることができるところです。6年間を通じて同じ先生方に教わることができ、私の長所や短所、勉強スタイル、興味などをよく知っていていただきました。
狭山ヶ丘での6年間で、どんな面で成長できましたか。
樋口さん 特に社会性の成長が大きいです。コミュニケーション能力や協調性が養われました。部活動や学校行事では、リーダーシップを発揮する機会もあり、チームで目標を達成する喜びを経験しました。
茂木さん 一番成長したのは、自分自身をより知れたことです。中学の3年間では毎日生活の記録ノートをつけ、自分の生活パターンを知り、考査ごとに計画や振り返りをしたことで、どうすれば自分のモチベーションを保ちながら勉強を進められるかを知ることができました。高校では、友達との関わりを通じて自分の内面も理解し、大学や将来へのビジョンを持つことができました。
茂木さんの思い出の写真
狭山ヶ丘を目指す受験生にメッセージをお願いします。
樋口さん 学園生活は、皆さんにとって新しい冒険の始まりです。多くのことを学び、経験し、成長する素晴らしい時間が待っています。皆さんの成功をお祈りしています。
茂木さん 狭山ヶ丘では、先生方が一人ひとりをよく見てくださり、個々のニーズに合ったきめ細やかな指導をしていただけます。探究的な活動と大学受験の両方を並行して学ぶことができる点も楽しめるはずです。
編集後記
2人から伝わってきたのは狭山ヶ丘の面倒見のよさ。朝や放課後にゼミを開いて学力向上を後押しし、樋口さんの言葉を借りれば「一人ひとりの将来を思った手厚い支援」を行っています。茂木さんも「先生方が一人ひとりをよく見てくださり、個々のニーズに合ったきめ細やかな指導をしていただいた」と話していました。各々に目の届く環境が確かな進学実績につながっているのでしょう。
イベント紹介
卒業生2人がおすすめする狭丘祭(文化祭)が9月に行われます。
イベント名 | 実施日時 | 備考 |
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付属中学校 オープンスクール | 8月24日(土)10:00~12:30 | 完全予約制 |
狭丘祭(文化祭)① | 9月7日(土)11:00~15:00(最終入場14:30) | 【予約不要】高校3年生による模擬店など、さまざまな展示があります。 |
狭丘祭(文化祭)② | 9月8日(日)9:30~15:00(最終入場14:00) | |
付属中学校 第2回学校説明会 | 9月8日(日)10:00~11:30 | 狭丘祭(文化祭)と同時開催 |
付属中学校 第3回学校説明会 | 10月5日(土)14:00~15:30 |