新コース制導入で大きく広がる可能性！「Super Advanced（SA）コース」

国公立受験にも対応できるコースの新設

新コース制導入プロジェクトメンバーであり、入試広報部部長の宮窪克也教頭に、2コース・3クラス制の詳細をうかがいました。

新コース「SAコース」が導入された背景や目的について教えてください。

宮窪教頭 本校生徒の高校卒業後の進路は、「外部大学進学」と「家政大学進学」という2本の柱で成り立っていますが、近年では外部大学受験にチャレンジする生徒が増加しています。特に国公立大学進学を希望する生徒が以前より増加したことを受け、国公立受験に対応できるカリキュラム作成が急務となっていました。より幅広いニーズに応え、希望進路を実現できる学校体制を整える目的で新コースを設置することとなりました。

「CLコース」の「CAクラス」「TKUクラス」の特徴について教えてください。

宮窪教頭 「CAクラス」は、従来の「特進（E） CLASS 」の流れを汲んだ、一般選抜・総合選抜・公募推薦（指定校推薦を除く）を希望する生徒向けのクラスです。主に、私立大学を希望する生徒が選択することを想定しています。豊富な「共通選択科目」の中から、自分の希望進路に合わせて選択することで、より集中的・効率的に学習計画が立てられるよう配慮しています。

一方「TKUクラス」は、従来の「進学（i）CLASS」の流れを汲んだ、東京家政大学への内部進学を希望する生徒向けのクラスです。大学進学後に必要となる基礎学力養成を前提としつつ、附属校ならではの「高大連携」の機会を活用し、進路決定への判断材料を得ることができます。高校3年次では豊富な「共通選択科目」の中から各自が必要とする科目を自由に選択することができるカリキュラムとなっています。

※TKU・・・Tokyo Kasei Universityの略

東京家政大附属女子の学び

カリキュラムの特徴

各コースのカリキュラムの特徴を教えてください。

宮窪教頭 全ての教科を段階的・体系的なカリキュラムで学んでいきます。「SAコース」では、高校1年次に徹底的に5教科の基礎学力の養成を行い、共通テストに対応できる能力を身につけます。そして高校2年次に、文系は「数学Ⅱ・B」、理系は「理科専門2科目」を必修とし、難関国公立2次試験に向けての意識を醸成。高校3年次には、4つの選択肢の中から、生徒の希望に合わせてカリキュラムを選択し、志望校合格に向けて勉強していきます。

CLコースの「CAクラス」では、1・2年次に培った基礎学力を更に発展させるべく、3年次には選択科目群の中から科目を選ぶことで、自分なりのカリキュラムをデザインできるのが特徴です。文系は「英語・国語・地歴公民科」、理系は「英語・数学・理科」の中から3～5科目を選択することができます。

「TKUクラス」では、1・2年次に培った基礎学力を土台として、3年次には選択科目群の中から3～5科目を選択します。特に家庭科の選択科目が充実しており、家政大学との交流授業を始めとする「高大連携」をとる上で、重要なプラットホームとなっています。

各コースの想定する進学先を教えてください。

宮窪教頭 「SAコース」では、関東圏の国公立大学（偏差値55.0～70.0）や早慶上智（偏差値65.0～72.5）、「CAクラス」では、GMARCH（偏差値55.0～65.0）や成成明武（52.5～57.5）、日東駒専（50.0～57.5）、「TKUクラス」では東京家政大学への進学を想定しています。

新たにコース制が導入されたことにより、入試要項に変更はありますか。

宮窪教頭 中学受験では、名称の変更はありますが、入試要項に大きな変更はありません。入試においては、Advancedクラス志望者の中からStandardクラスへのスライド合格判定を実施している点に留意いただければと思います。

入学後は、協働・探究・体験（創作）を重視した学びで、主体的に学ぶ力と創造性を養う教育方針にもとづき、Advancedクラス、Standardクラスともに高校でのコース・クラス選択にスムーズにつながるカリキュラムで学んでいきます。中学2・3年進級時には、生徒の希望と成績によりAdvancedクラス、Standardクラス間の移動が可能です。また、高校進学時には、SAコースとCLコースから自身のコースを選択します。高校2年進級時に、生徒の希望と成績によりCLコースからSAコースへの移動が可能です。

勉強を頑張る受験生へメッセージ

貴校を検討している受験生へメッセージをお願いします。

宮窪教頭 東京家政大学板橋キャンパスは、幼稚園・中学校・高校・大学・大学院が集う総合学園です。中高と大学がワンキャンパスにある利点を最大限に活かし、最新の大学施設・設備の利用だけでなく、探究学習で大学教授の授業を受けたり、大学の模擬授業を受講したりすることができるなど、大学が有するさまざまな教育資源を活用した中高大連携を実践しています。

本校の学校説明会やオープンスクールにお越しいただき、大学附属校ならではの活気に満ちた学園生活の様子をぜひ体験してください。心よりお待ちしています。

編集後記

「SAコース」の新設により、国公立大学や早慶上智といった難関大学合格に向けた勉強に励む環境が整った東京家政大附属女子。もともと大学附属校として人気の高さを見せていましたが、今回の新コースの導入によりますます人気が高まりそうです。興味を持たれた方はぜひ、これから開催される説明会やオープンスクールに足を運んで、東京家政大附属女子の教育・文化に触れてみてください。

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