こんにちは。ライ太です。
我が子が通う公立小学校で、児童にタブレットが配布されました。毎日ランドセルに入れて登校し、撮影したり調べたりと活用しています。校内のコンピューター室ではPowerPointで自分のトリセツを作ったそうで、ICTは公立と私立の差が埋まってきたと感じます。
公立といっても都立や区立、市立がありますよね。今回は、都立中に関するエピソードを。
高倍率の都立中に入学
子どもの習い事を通して知り合ったAさんには、高校生の息子と小学校中学年の娘がいます。息子は都立中に入学したので、高校受験は不要。話を聞くと、息子は学校生活を楽しんでおり、Aさんも都立一貫校の教育内容に満足していました。
「勉強面のサポートがしっかりしてるよ。学業の比重が大きいから、息子は部活動との両立が大変そうだけど」と笑います。
在校生の母の感想を聞いて都立中人気に納得する私に、「でもね」とAさんは続けました。
高校を自分で選ぶという経験
「中学生になると、いろんなことに興味を持つようになるでしょう。なかには本気で打ち込めるものに出会って、よりよい環境を求めて悩む子がいるんだって。籍を置いたまま外の高校を受験することはできないから、息子の友達はすごく悩んだ挙句、挑戦を諦めたの。でも、想いが強くて学校を去る子はいるみたい。
小学生が塾に通うと、私立であろうと都立であろうと、とにかく一貫校を勧められる。高校受験にかける時間と労力を別のことに費やせるのはいいことだけど、中学生が自分の意志で高校を決めることも実はすごく貴重な経験だなって、いまはすごく思う。だから、娘は中学受験させるかどうか、本当に迷っているんだよ」
有名私立校や都立中が高校募集を止めていく中で、Aさんの言葉には考えさせられるものがありました。