中学受験不合格のあとに残るものはある?

不合格のあとに残るものはある?

こんにちは。初めまして。4月よりインターエデュのメンバーに加わりました唐あげです。

新型コロナウイルス感染症の先行きは、まだまだ不透明ですが、新たな年度がスタートしました。昨年の4月を思い出すと、学校は休校になり、各企業の新入社員研修がオンラインで実施されるなど、新年度らしくない重苦しい雰囲気だったと思います。今年はマスク姿ではありますが、電車の中で入学式に向かう親子やリクルートスーツを着た若者の姿を見ることができて、新年度らしいフレッシュな気持ちになりました。

今回のブログはインターエデュの情報として取り扱う機会が多い中学受験について、だいぶ昔の話になりますが、私自身のことをお話しさせていただきます。

8割以上の生徒が欠席?!

私の地元は、いまも昔も小学校・中学校受験が盛んなエリアとして知られるエリアにあります。私も多くの同級生たちと一緒に、中学受験を経験しました。受験当日は8割以上の生徒が欠席し、6年生のクラスには数人しか登校していないという状況だったそうです。クラスメイトと志望校が被ることも少なくなく、友達と一緒に合格すれば喜びは倍増、逆に落ちてしまうと友達との関係がちょっと気まずくなるという様子もみられました。

私は受験の二日前に風邪の兆候が全くないままインフルエンザでもないのに突然42度の熱が出るという不運に見舞われました。なんとか試験を受けることはできたものの、受験した2校とも不合格という残念な結果に…。同じ学校を受験したクラスメイトが合格したというのを聞いて、残念な気持ちが倍増したことを覚えています。

ですが、人生というのはわからないものです。中学に入学してすぐに父親が大病を患って入院し、我が家の生活は一転しました。母親は看病にかかりっきりになり、兄と私のことは二の次、三の次…いやいや、家事やら何やらもっと手伝ってね、という状況だったので、通学に時間がかからず、お弁当もいらず、学費もあまりかからない公立中学でよかったと胸をなでおろしました。原因不明の発熱も先祖の誰かが助け舟のために出してくれたのかな?と思ったほどです。