男の子が将来、生きづらさを感じないために、過ちを犯さないために、今できること(3ページ目)

「有害な男らしさ」を息子たちが身に着けないために

ヒヤっとさせられる話ですが、先に述べたように「女みたいキモ―!」という発言は受け流してはいけないですし、次男が緑茶によくやる「尻たたき」も幼児のやんちゃとしてスルーしてもいけないと思うのです。長男が次男の体中にチューをするという行動も…。
書くだけでげんなりしますが、何度でも言い聞かせていこうと思います。

ちなみに、ここで言われる「有害な男らしさ」とは、

1980年代にアメリカの心理学者が提唱した言葉で、社会の中で「男らしさ」として当然視、称賛され、男性が無自覚のうちにそうなるように仕向けられる特性の中に、暴力や性差別的な言動につながったり、自分自身を大切にできなくさせたりする有害な性質が埋め込まれている、という指摘

と著書で説明しています。

もし女の子が息子たちのような行動をしていたら厳しく注意すると思います。しかし、「男子のそういう行動ってまあかわいいじゃない」と笑ってやり過ごしてしまっていたら、「男だからやってもいいことだ」と学んでしまうかもしれない。その結果、自分の欲求を他者の身体にぶつけてもいいものだと学んでしまうかもしれない…。そんな危険性もあるということです。

息子たちが成長段階において「それはいけないことだ」と自覚していけるだけ、社会にジェンダーの意識が根付いているかと言うと、緑茶は疑問に思います。やはり社会からの影響が圧倒的に強いので、踏ん張っていこうと思います。

「ジェンダー平等社会」を実現するためにも。