初めまして。
今月より塾ママブログに参加させていただく「ぺぺこ」です。わりと教育熱心に3人(中3女子、小5・小1男子)の子育てをしています。
こちらのブログでは、現在、公立中高一貫校の受検に向けて塾通いをしている小5の長男の話題を中心に、私立中受験を経験した長女の話も振り返り(織り交ぜ)ながら、と思っています。どうぞよろしくお願いします。
約3年前、娘の中学受験が終わったとき、長男は小2、次男は年少さん。それまでの3年間は、日々、姉の塾生活に追われ、家庭内のスケジュールが塾中心に進められていたため、何かと振り回されてきた弟たちでした。正直、我慢をさせることが多かったです(いい意味で我慢強くもなったとも思いますが…)。
そして、娘は第一希望の学校にご縁をいただき、中学校生活が充実していたので、息子たちにも私立中学受験を考えないことはありませんでした。
しかし、長男は幼稚園の頃から「サッカー」「ピアノ」「英語」を継続していて、どれも楽しく、大好きな習い事なので、それらをやめて(犠牲にして)まで「塾通い」を本人も希望していませんでした(小3当時)。
長男の性格は、好奇心旺盛で、友達も多く、人と争うことが好きではなく、リーダーシップを取ることが得意。
学校では、自宅学習で多少の先取りをしているため、授業中も積極的に発言し、通知表も割とよかったのです(副教科については残念なのですが)。
そこで、「もしかしたら、長男は公立中高一貫校受検と相性がいいのかもしれない」と考え始めた私と夫。長男の性格なども踏まえながら、以下のことを話し合いました。
長男が公立中高一貫校を目指すメリット
(1) 娘が経験した私立受験で、4教科詰め込みカリキュラムに多少の違和感を覚えていた(約30年前の私の中学受験時代から難易度は上がり、過酷になっているものの学び方のベースが変わっていないように感じた)。また、塾が忙しすぎるあまり、ほかの学びや経験の機会が少なすぎた。
(2) 暗記が弱点だった娘は、受験終了後、大して身についていないことが分かった。
(3) 問題解決力、思考力、判断力、発想力が求められるこれからの時代。都立中の適性検査問題を見て、それらの力を身につける訓練ができるのではないかと考えた。
(4) 適性検査で必須の「記述力」を鍛えることにより、論理的思考が身につけられる。また、今後、高校での推薦入試で、また大学受験などでも小論文を書く機会はある。そのときに、得意教科にすることができるのではないか。
(5) 勉強習慣を身につけることは、中学以降で絶対に活きてくる。勉強することは、無駄にはならない。
(6) 公立中高一貫校受検は、合格倍率が非常に高いため、結果は無情にも報われないかもしれない。しかし、結果的に、「彼にとっての財産となる学びの時間」となるので、ゴール(絶対目標)を「合格」としない。
そして、当時、小4の長男に「都立中受検という道があること」「メリット、デメリット」を伝えました。
すると、長男は二つ返事で「挑戦してみたい!」との回答。
しかし、軽い気持ちで受検勉強を始めても続かない可能性がある上に、親が「勉強しなさい!」と言わなくてもいい「環境づくり」、「意識づくり」が必要だと考えました。これも娘の受験時の反省から。
そして、約半年間、チャレンジ(見究め)期間として、長男にいくつかの課題を出しました。
・今までの習い事を続けながら、通信教育教材をやりきること(勉強習慣を身につけること)
・地元の公立中学、公立中高一貫校というのはどういうところかを知ること(自分ゴトとして捉えること)
・英検3級を取得すること(目標に向かって努力すること)
・自分の言葉で、なぜ都立中受検を挑戦したいのかを言えるようにすること(主体的に取り組むこと)
・塾に行きたいと思ったタイミングで、自分から父親にお願いをすること(自発的にスタートすること)
そして、課題をなんとかこなし、晴れて、新5年(小4)の冬期講習から塾に通うことになりました。
そこから、現在10か月。習い事を一つも辞めることなく、公立中高一貫校合格にむけて、通塾中です。
こんな風にして、多少、親主導で戦略的(?)に始めた中学受検ですが、今のところ、子どもの個性に合った選択をできているかな?と思っています。
しかし、倍率の高い公立受検ゆえ、6年生になったら合格が欲しくて私がピリピリしてしまうのではないかな、という不安もあります。
そんなリアルな塾ママの様子もこれからお伝えていきます。
ぺぺこさんのプロフィール
中3女子、小5男子・小1男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、5年生の男の子は公立中高一貫校を目指して通塾しています。