過去問に挑戦してみた感じたこと
有名中と合わせて、わが家は3校分の過去問に取り組んでいます。
さまざまな学校の過去問に触れてきたわけですが、そこで感じたことについて書こうと思います。
(1) 偏差値=難易度ではない
娘は第1志望校の過去問よりも第2志望校の過去問の方が難しいと言います。
偏差値で言うと、5ポイントほど間がありますので、難易度は結構違うように思ってしまいます。
ですが、確かに第2志望校の問題を見てみると、たとえば国語だったら、
「記述問題が多く、特に内容をまとめさせる問題に主軸が置かれていてボリュームがある」
という感じです。
第1志望校はそういう傾向ではありません。
どういう解き方をするか、どんな問題を取れる子が欲しいかという作問の意図の違いかと思います。
偏差値が高いからと言って必ずしも難しいわけではありませんし、逆も然りだなと感じました。
問題数がとても多いけどそこまで難問は出ないが、一つでも落とすと命取りになるタイプや、問題数は多くないけど難問ばかりで単純に難しいタイプ、それらのミックスタイプなど、偏差値に寄らずさまざまなタイプの過去問がありました。
なので、過去問を解くときは合格平均点に達しているかも重要ですが、最低限のボーダーラインを知るべく塾の先生に相談しつつ、あとは添削をお願いするなどして、プロの力を存分にお借りすることが大切だと感じました。闇雲に一人で不安になることだけは避けた方が良いと思います。
(2) 人気校の古い過去問は取捨選択が必要
![(2) 人気校の古い過去問は取捨選択が必要](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2021/10/en_jukublog_211104_01_03_01.jpg)
娘の志望校の中には、近年受験者数を伸ばしている学校がいくつかあります。
教科によって新しい年から解くか古い年から解くかは違いますが、古い年から解いている教科の娘の得点を見て違和感。
「え?こんなに得点できるの?」と。
最初はそれで少し安心していましたが、過去問を進めていくに連れて(新しい年に進むにつれて)また「あれ?」と思うことにぶつかりました。
得点しづらくなってきたのです。
よくよく確認すると、全体的に平均点が下がってきている。しかも年々。
その結果、娘は合格者平均点に届いてないことが目立ってきたのです。
一度塾の先生に相談したところ、「そこの学校は近年人気が出てきているから、ひと昔前の過去問は易しく、点数もとりやすかったのが、過去問自体が少しずつ難しくなり得点しづらくなっています」とのこと!
当然と言えば当然ですが、人気校は倍率が上がるだけでなく、問題自体も少しずつ難化しているようです。
あとは問題が難化していない学校でも、得点しなければ合格が厳しい、という事象もあるかもしれませんね。
なので、わが家は特に難化が進んでいるであろう教科を塾の先生に教えていただき、その教科はあまり遡りすぎないようにし、過去問を解く代わりにほかの勉強に時間を充てることにしています。
こういった取捨選択も過去問では必要になってくるように感じました。
以上がわが家の過去問の段取りや取り組んでの感想になります。
まだまだ過去問も残っているので、年内はスキマ時間を使って過去問を進めていく予定です。
とはいえ、あまり過去問の結果にこだわることなく、できなかった分野の補強にもっと力を入れなければいけないなと感じていますがなかなか実践できていません…。
2月の本番までもう100日を切っています。
焦りは禁物とは言いますが、ちょっとスピードを上げていかなければ間に合わないなという焦燥感が拭えずにいます。
とにかくやるしかないですね。
2022年組のみなさま、頑張りましょう!!!
![さくら子さん](https://inter-edu.s3.amazonaws.com/edunavi/wp-content/uploads/2021/06/127d8d43d9dc18d3aa951cd0528dfea5.jpg)
さくら子さんのプロフィール
サピックスに通う小学校6年生女の子のママ。中学受験が不要といわれる教育面で恵まれたエリアにお住まいですが、通信講座でお子さまの成長を感じ、もっと伸ばしてあげたいという思いから中学受験をすることを決めました。
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